テクネチウムとは
2:DJ-Technetiumの愛称。詳しくは個別記事を参照。
テクネチウム(Technetium)とは、世界最初の人工放射性元素である。
また、周期表上で安定同位体を持たず、すべてが放射性同位体となっている最初の元素である。
概要
- 原子番号は、43、元素記号は、“Tc”、分類は、遷移金属、人工。
- ギリシャ語の「人工の(technikos)」に由来する。
- 発見:1937年、加速器(サイクロトロン、cyclotron)内部で重陽子(水素の原子核)が衝突したモリブデン製の偏向板を分析し、その存在を確認した。
- 天然にも一部の恒星やウラン鉱石の中に極微量存在しており、天然テクネチウムが発見されてから、新元素として認められた。テクネチウムの最長の半減期は420万年(98Tc)と短いため、恒星誕生後に内部で核反応により他の元素と共に作られた事が分かった。
- 利用例:骨イメージング剤、腫瘍診断剤の放射線診断薬、血流測定剤など
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