テスラコイル(Tesla Coil)とは、高周波、高電圧を発生させることのできる共振型変圧器である。
概要
蛍光灯の開発や交流発電機の発明で知られるニコラ・テスラによって発明された。
大まかに解説すると、本体は2つのコイルで構成されており、これらを共振させることによって高周波、高電圧を発生させることができる。その際、すさまじい稲妻を放電する。
海外ではその稲妻を利用したパフォーマンスが以前から知られており、映画『ターミネーター2』の有名な『未来のロボットが現代に転送されてくるシーン』の放電でテスラコイルが使われているとかいないとか・・・
詳しく知りたい方は某wikiを参照してくだされ。
関連動画
テスラコイルの応用
テスラコイルは、放電する際に同時に音も発生するが、この音を制御することによって音階を作り出すことができる。
MIDI出力による制御も可能で、やろうと思えばギターやシンセサイザーによるテスラコイルとの共演も可能である。
エレキギターによる制御
日本のプロミュージシャンによる使用例では、平沢進が2008年以降のライブで、ステージ上にテスラコイルを設置し楽器としてテスラコイルを使用している。
その他
テスラコイルは共振する際、電磁波を発生させるので、機械や電子機器などを故障させてしまう恐れがある。
使用する際はまわりに機械を置かないようにするか、テスラコイルを囲むように金網を設置する必要がある(電磁波はその波長より小さな穴を通り抜けられない。電子レンジのガラス窓のメッシュも同じ原理)。あとバカスカ放電しまくるとオゾンが発生してとても臭くなるのでご利用は計画的に。
余談だが、上記の平沢進のライブの1日目では、テスラコイルを使用する楽曲のイントロで制御していたパソコンがフリーズしてしまい、数分間ライブが中断された(電磁波の影響なのかは不明)。
関連項目
- 7
- 0pt