この記事では2012年6月29日よりアメリカで公開された映画・テッド(原題、Ted)について解説する。
ストーリー(富田耕生の声で想像しながらお読みください)
友達のいなかった少年は、唯一の話し相手であるテディ・ベアと一緒に暮らしていた。
少年は、「このテディ・ベアにも心があればいいのに」と願った。すると奇跡が起きた。
なんと少年のテディ・ベアに命が宿り、人間のように喋り、歩くようになったのだ!
こうして少年は生涯の親友を得て、幸せに暮らすようになった。
それから数十年。少年ジョン・ベネットと、テディ・ベアのテッドは35歳になっていた。
35歳になったテッドは………………。
朝っぱらからクスリをキメ
夜は多数の女を家に連れ込み
毎日のように酒に溺れて暮らすだけの
テッド「詰め物が足りなくてうまく概要がかけないよ」
ぬいぐるみに命が宿って、そのまま大人になったらどうなるだろう?という斬新なコンセプトで作られた映画。アメリカらしい下品なシーン、過激なセリフの言い回し、子供向けっぽいのに肝心のテッドが俗欲の塊、などなど破天荒な内容となっていることが特徴。配給は3年前にミニオンを輩出した「怪盗グルー」シリーズのユニバーサル・ピクチャーズ、原作、監督はテッドの声も担当するセス・マクファーレン。こんな変態テディベア映画にミニオンぶち込まれなくてホント良かったよ
日本では2013年1月18日に上陸・公開を開始。スクリーンは少なめだがその斜め上にも程があるコンセプトに惹かれた者達が結構たくさん見に行っている模様でなんと日本で42億円ものヒットを記録。2018年現在、R-15作品で国内興行収入20億円を突破しているのはコレと「デッドプール」くらいなものである。そして世界中での大ヒットを受け続編「テッド2」が制作、2015年に公開された。概要を同記事を参照。
なお、映倫によってR-15指定されているので、良い子は見ちゃダメ!・・・と思っていたらなんとフジテレビでPG-12指定になるよう編集された「大人になるまで待てない!バージョン」がまさかの金曜のゴールデンタイムで放送された。ちなみに日本語版のテッドの吹き替えは有吉弘行がやっているが、声優初挑戦であることをあまり強調されていない。
テッド「おい、俺と雷兄弟とその愉快な仲間達を紹介してやるよ」
テッド(声・セス・マクファーレン 吹き替え・有吉弘行)
自堕落・ヤク中・アル中・セックス中毒という可愛らしい要素がないマダオなテディベア、このままじゃいけないということでスーパーに就職する。B級映画ファンで「フラッシュ・ゴードン」が大のお気に入り。胸を押すと釘宮病にかかりそうな声で「大ちゅき」と発する機能が備えられている。雷嫌い。
ジョン・ベネット(マーク・ウォールバーグ 吹き替え・咲野俊介)
レンタカー店に勤務する35歳の男性。気は悪くないが自堕落で優柔不断で決して「野郎オブクラッシャー」しないし、トランスフォーマーと逃避行もしない。テッドに「くまモンが良かった」というぐらいブチ切れたこともあるが深い友情を持っている。
ローリー(ミラ・キュニス 吹き替え・斎藤恵理)
ジョンの恋人。広告会社に勤務するキャリアウーマンで才色兼備な女性。職場の上司・レックスから言い寄られている。
テッドに幼少期から憧れ、テッドを自分のものにしようとするヤンホモ。(が、後のテイラー・ロートナーとなる息子ロバートがいる)腰をクネクネさせるダンスが得意。
テッドのスーパーの同僚でテッドと交際するギャル女、テッドのテクに溺れる。
「フラッシュ・ゴードン」の主演俳優でテッドとジョンの憧れ。コカイン大好き。ジョンとローリーの結婚式で神父やった後、ダメな方のスーパーマンとルームシェアしたようだ。
ナレーション(パトリック・スチュワート 吹き替え・富田耕生)
やたらはっちゃけたナレーションをエピローグとプロローグに入れる。
テッド「ウンチの下に関連動画がある」
テッド「おい、ジョン、関連商品があるぞ!」
ジョン「こうなるとわかってたらお前なんかよりくまモンの関連項目が良かった!」
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