テディとは、アニメ『PUI PUI モルカー』に登場するキャラクターである。
概要
とにかく何でもよく食べ、よく動く。おてんばで怖気知らず。とんでもない行動をするトラブルメーカーで、周りからは恐れられている。
公式サイトより
今作のメインとなるモルカーの一台。こげ茶色の体に赤色のタイヤが付いている。他のモルカーよりも体毛がモコモコしており、くせっ毛のようになっているのが特徴。「とんでもない行動をするトラブルメーカー」と紹介されている通り、何をしでかすか分からないキャラクターである。本人の紹介文の「おてんば」や、シロモの紹介文の「テディを姉御のように慕う」という表記から、どうやら女の子の模様。
メイン登場回は4話、6話、8話。4話では、ドライバーがポイ捨てしたゴミを食べてしまうところから始まる。食べる前にゴミの臭いを嗅いでおり、食べ物と勘違いしてしまったのかもしれない。ここで何をとち狂ったのか、面白がったドライバーはテディの進む方向にゴミを捨てまくる。テディはゴミを食べ尽くし、あろうことか道端に不法投棄されていた大量のゴミまでも食べてしまう。しかし、食べ過ぎた結果ゴミが車内に溢れかえり、テディはお腹を壊してしまった。モルカー用トイレに駆け込んだテディは、ゴミと共にドライバーを外へ排泄するのであった。一番のゴミは人間でした。
6話では、シロモと共にゾンビの大群から逃走。建物の中に立てこもったかと思えば、ガトリングガンにトゲ付きプレートという世紀末じみた装備を付けて登場し、ゾンビらを返り討ちにした。その後、ハンバーガーモルカーから落下したハンバーガーを見つけてお腹を空かせ、トマトに食らいついている。シロモがゾンビになっていることに気がつくと逃げるが、その際シロモが食べていたレタスをちゃっかり奪っている。ちなみに、シロモはテディを姉御のように慕っており、6話でその様子を垣間見ることができる。
8話では、謎の組織に囚われたトレジャーモルカーを救出するため、チョコとともにスカウター的なものを装備してヘリから降下し組織のビルに潜入。ダクト的なところからスカウター的なものでトレジャーモルカーを発見し、組織の人間を追い払ってトレジャーモルカーを救出した。しかし脱出時、迎えのヘリがメカシャークに撃墜され、そのままメカシャークに追われることに。メカシャークのビームに道路を破壊されて某金田のバイク的に停車したところを、地中から飛び出してきたメカシャークに吹き飛ばされ、空中で食べられそうになる。しかしそこでメカシャークの口めがけてお尻から爆弾を投射。テディの体内はどうなってるんだ? 見事にメカシャークを撃墜することに成功した。その後、メカシャークの背びれの残骸を頭に載せて煙の中から姿を現したため、トレジャーモルカーを怯えさせてしまったが、テディの無事を確認した2匹は大喜びしていた。なお潜入から脱出まで常に先頭を務めていたが、メカシャークに襲われた際はわざわざ最後尾に着くなど一行の安全をしっかり考えていることが伺える。
それ以外の回にも登場している。
1話では渋滞に巻き込まれており、シロモ、チョコの前に並んでいる。
3話では、レストランの駐車場でチョコの隣に停車しており、他の面々ともどもアビーの車内の猫に怯えたのち、アビーたちと共に店内に突撃した。ゾンビの群れやビームを放つメカシャークよりも猫の方が怖いらしい。
5話ではプイプイレーシングに参加。加速アイテムのブーストにんじんを食べて1位になるも、速すぎてコントロールが効かず、コーナーを曲がれず壁に激突してしまった。最後のシーンでは画面の右端で野菜をむしゃむしゃしている。
9話ではDJモルカーのプレイでテンションが上がったのか、ブレイクダンスを披露してゾンビシロモらを吹き飛ばし、そのまま雪玉になって転がりカップルを盛大に跳ね飛ばす。跳ねられたカップルは車道の真ん中に飛ばされ凍結路面ダンスに巻き込まれた。
10話では木の上から下りられなくなった猫をポテトやパトモルカー、救急モルカーらを見上げていたところ、天使の力を得たアビーが落下した猫を救出し、アビーを皆とともに讃えていた。
テディという名前は「テディモルモット」から来ている。特徴の縮れた毛はテディのデザインにも反映されている。
6話で装備しているガトリングガンは、コトブキヤの「ウェポンユニット20 ガトリングガン」と思われる。
ヘキサギア公式Twitterアカウントは、模型で6話のテディを再現した画像をツイートした。
2期のDRIVING SCHOOLでは飛んできたミサイルを受け止めるもビルが倒れ免停になり教習所へ、ナゾメシを疑問を持たずに食べたり、サメを助けたりしつつ最後はちゃんと道路を走れるモルカーになった模様。寝ている時の寝相は最悪で、車中泊をすればドライバーは無事では済まないだろう。
ドライバー
モルカー柄のTシャツを着た若い男性。面白がってテディにゴミを食べさせまくった結果、ゴミが車内に溢れかえり、最後はトイレで排出されるという因果応報な末路を迎えている。このようなマナーの悪さ・無神経さからネット上では畜生という蔑称で呼ばれることもしばしばであった。
が、6話や8話でテディのモルカーとは思えぬ暴れっぷり、マイペースっぷりが放映されると、「良くも悪くも図太い神経の人間でなければテディの飼い主は務まらないのでは」と、一転して名コンビとして評価する者も出てきている。(なおそういう人でも畜生呼びは変わらない模様)
2期のDRIVING SCHOOLでも怖がりのモルカーをめちゃくちゃな運転で操りドヤ顔をきめ鬼教官に怒られていた。なお例によって鬼教官ともども排出されてしまった。
演じた高橋博海は、東北新社に所属するデザイナー・プランナー。監督の見里氏と同じく、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科の出身。
余談
2021年2月3日、モルカーの新商品「ぶるぶるず ぬいぐるみマスコット Vol.1」の発売が発表された。にんじんやレタスを引っ張ると、モルカーがブルブルと震える商品となっている。ラインナップはポテト、シロモ、テディの3種類。
しかし、テディとセットになっていたのはまさかのゴミ。ポテトやシロモが野菜とセットになっているのと比べると、なんだか不憫な感じになってしまった。その後、「テディにも野菜を食べさせてあげてほしい」という声が公式に届いたのか、テディには着せ替えひっぱりパーツとして「ブーストにんじん」が付属することになった。よかったね。
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設定イラスト
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https://twitter.com/molcar_anime/status/1360423453321433089
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関連項目
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