みんな大好きテルミット
概要
テルミット(サーマイト)とはアルミニウム粉末と他の金属の酸化物の粉末を混合したものである。
テルミットに着火を行うとアルミニウムと金属酸化物の間で激しい酸化還元反応が起き、その結果還元された金属と酸化アルミニウムが生成する。この反応をテルミット反応・テルミット法と言う。
また、この反応は膨大な熱の発生を伴うもので、たとえば酸化鉄との反応では約3000℃もの高温になる。
反応の結果出来た金属単体と酸化アルミニウムはそのあまりの高温のために液体になっているため、この反応は主に溶接や冶金に利用されている。
そのほか、テルミット反応の利用法は以下のようなものが挙げられる。
- 液体窒素を一気に気化させる
- フランス車を爆破する
- プロパンガスを爆破する
- 耐火金庫を開けてみる(中身がどうなるかって?知らねーよw)
- でっかい氷を水素と酸素にまで分解して爆発を起こしてみる
- チタン(タイタニウム)に喧嘩を売ってみる
- ローストターキーを美味しく作る
- カップ麺を作るお湯を沸かす
- 除霊
あと焼夷弾なんかにも使われていたらしいよ。
また、サーメイトとはサーマイト(=テルミット)反応を利用した焼夷弾の一種のことである。なんとややこしいことか。もしサーメイトを食らうと高熱の金属の滴が皮膚にへばりつき、永続的に人体を焼き続け骨まで達する。テルミット反応による加熱なので、水をかけてもほぼ無駄。頭にひっつこうものなら脳みそが沸騰して頭がパーンである。
関連項目
関連動画
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