テレビ塔とは、テレビジョン放送の電波を発信するために建てられた塔のことである。
ただし日本において単に「テレビ塔」と言った場合、名古屋テレビ塔かさっぽろテレビ塔のどちらかを指すことが多い。当記事ではこの2つの塔について解説する。
概要
中部電力 MIRAI TOWER(名古屋テレビ塔)
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名古屋テレビ塔は、名古屋市を代表する繁華街「栄」から南北に伸びる久屋大通公園に、1954年(昭和29年)に建てられた。竣工当時は東洋一の高さを誇る建築物であった。
外見上の特徴は銀色の塗装。栄地区に建つ建造物のなかでもひときわ強い存在感を放つ名古屋テレビ塔は、名古屋市のランドマーク的な存在となっている。目立つためか、フィクションの世界ではよく破壊の対象にされる。
なお、2011年(平成23年)テレビ放送の地デジ移行に伴い、電波塔としての役目を一時停止した。その翌年にはスマートフォン向けのマルチメディア放送送信設備が設置され、再び電波塔としての役割を与えられている。
2021年5月1日からは中部電力とのネーミングライツ締結により、上記の名称が3年間用いられる。
2022年12月、国の重要文化財に指定された。鉄塔としては日本初の例となる。
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さっぽろテレビ塔
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さっぽろテレビ塔は1956年(昭和31年)に塔体が完成し電波の発信を開始、翌年に展望台が完成し観光施設としての稼動を開始した。
所在地の大通公園は道路の中央分離帯を兼ねる細長い公園であり、また周辺地域が全国でも有数の繁華街となっているなど、立地条件が名古屋テレビ塔と非常に似通っている。また、設計も同じ人物が担当している。
外見上の特徴は、四面に取り付けられたデジタル時計。名古屋テレビ塔と同じく札幌市のランドマークとして親しまれ、観光客を多く集めている人気スポットのひとつである。フィクションの世界ではやはり破壊の対象にされやすい。
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