テレビ(TV)とは、テレビジョン(Television)の略であり、以下の意味で使われる。
- テレビ放送・テレビ番組
- テレビ受像機。テレビセット
- テレビ局・テレビ放送局
- テレビ番組制作会社
- ニコニコ動画のマスコットキャラクター・アイコンキャラクター(
)
→ 「ニコニコテレビ君」「ニコニコテレビちゃん」の記事を参照
概要
本来「テレビ」とは、「テレビジョン」の略語である。テレビジョンとは、映像・画像・音声・動画など視覚や聴覚で確認できる内容を離れた場所に電気信号で届ける方式の事を指す。
昨今の日本では「テレビ」と言えば「テレビ放送」「テレビ受像機」などの省略語として浸透している。(例:テレビを見る→テレビ番組を見る。 テレビを買う→テレビ受像機を買う)
テレビ放送
テレビ放送は、いろいろな映像や音声を届けてくれる情報媒体として世界各国で放送されている。
日本で「テレビを見る」と言うときは、一般的にNHKと民放キー局および系列局の地上波放送を見ることを意味する。多くは1950年代に開局した。2011年にはデジタル放送(地デジ)に移行した。
その内容は真面目なニュース番組から、お茶の間に笑顔を届けるお笑い番組まで様々。
長らく娯楽情報媒体の王者として君臨していたが、2000年代以降はインターネットにその地位を奪われがちである。しかし、世界規模で考えればその利用者の数はかなり多く、今後もまだまだテレビ放送は終わることは無いだろう。
テレビ受像機
テレビ受像機とは、テレビ放送受信チューナー・ディスプレイ(画像表示機)・スピーカーのセット、もしくはそれらを内蔵した一体型の機器の事。
- ブラウン管(CRT)テレビ
- ガラス製のブラウン管(CRT:Cathode Ray Tube)を使って映像を表示する「元祖テレビ」である。完全に電源を切って待機電力を消費しない状態で、電源を入れると、音が出てもブラウン管が暖まる迄画面が登場しないアナログ機器らしい振る舞いを見せる。シャドーマスク方式・トリニトロン方式・ダイヤモンドトロン方式が良く認知されている。動画共有サイトのYoutubeのTubeはこのCRT:Carhode Ray TubeのTubeに由来する。
- 初期のタイプは白黒のブラウン管を使用していた。詳しくはこちらの記事を参照。→白黒テレビ
- プラズマテレビ
- 3D立体視対応製品がある。三洋が50型PDP試作品を発表しているが、裸眼3D立体視対応製品は2011年現在未登場である。[1]画質優先向け。42型から103型のPanasonic、日立製品がある。
- 液晶テレビ
- 携帯電話、携帯ゲーム機等の携帯情報機器及びパソコンのディスプレイでお馴染みの液晶パネルを使う画質・省エネの両方を追求したテレビ。眼鏡が必要な3D立体視対応製品の他に東芝から裸眼3D立体視対応製品が登場した。数多くのメーカーが多種多様な製品を製造販売をしている。
- レーザーテレビ
- 三菱電機製3D立体視対応75型がある。[2]
- プロジェクター
- 映画館の様に部屋を暗くして画像をスクリーンに投影する映写機。多くの場合パソコン用ディスプレイ同様、TVチューナー・スピーカーを内蔵しない単機能製品である。大画面映像を味わうホームシアター向け。リビングや自室で気軽に見るバラエティ番組やニュースを手早く見る、ながら視聴・作業用BGV(background video)・情報チェックには不向きである。
- リアプロジェクションテレビ
- 欧米市場で普及しているコストパフォーマンスが良く奥行きが比較的長いテレビ。現在国内では殆ど流通・販売をしていない。
- 有機ELテレビ
- 携帯電話・携帯情報機器・携帯ゲーム機のディスプレイとして使われる省電力高画質を旨とする有機ELディスプレイのテレビ版。厚さ3mmのSony製11型が嘗て販売されていた。[3]
- HMD
- Head Mount Display(ヘッドマウントディスプレイ)の略称。液晶ディスプレイを内部に組み込んだゴーグル状の機器を眼鏡の様に頭部に着用する。眼前に大画面を再現出来るが、画質的に難点が有り、長らく国内メーカー製品が途絶えていた。2011年1月にInternational CESに参考展示、2月に銀座Sonyビルで、Sonyが有機ELディスプレイを使った3D立体視対応の試作品を発表した。[4]
関連動画
関連商品
- 1080p Full HD対応は必要か?
- アップコンバート(アップスケーリング)は必要か?
- 液晶テレビ・プラズマテレビ・レーザーテレビ・プロジェクターの何れを選ぶか?
- 液晶テレビなら2倍速・4倍速駆動液晶パネル搭載機を選ぶべき?
- 3D立体視機能は必要か?
- 部屋の大きさに合わせて設置可能な外寸内のテレビを決める。
第一に1080p Full HD対応、第二に480i,480pのSD映像や1080i HD, 720p HD映像を1080p Full HD映像に高画質化する機能であるアップコンバート(アップスケーリング)機能を優先させて大画面テレビを選ぶ事をお勧めする。今時の大画面テレビで1080p Full HD対応で無いものは少数派だろうが、大手メーカー製品でないもの、中古での購入を考慮して第一の選択条件に挙げた。
BD(Blu-ray Disc)やデジタルテレビ放送は1080i HDや720p HDのコンテンツが多い上に、Xbox360,PS3の家庭用HDゲームも1080p Full HDではない、720p HDのゲームタイトルが多い。また、480i,480pのSD映像のDVD-Video、携帯電話・携帯情報機器等の内蔵カメラで撮影したHDではない映像、Xbox,Wii,PS2,PSP[5]等のHDに対応しないゲーム機、VHS(S-VHS,W-VHS,D-VHSを含む),Betamax(Hi-Band Beta,ED Betaを含む),VHD,8mm Video(Hi8を含む),DV(Mini DV)等HDではない映像資産を視聴する際にアップコンバート(アップスケーリング)機能は何かと重宝する。
激しい動きの伴うアニメ・映画・ゲームでの残像は困ると言う時は2倍速[6]・4倍速駆動の液晶パネルを採用した液晶テレビ、もしく残像に強いプラズマテレビやレーザーテレビに選択肢は決まる。
3D立体視対応機能は予算の余裕がある場合に。3D立体視テレビは現在立体視専用眼鏡の必要ない56型「裸眼3D立体視テレビ」が開発済みであり、何れは3D裸眼立体視型のテレビが主流になる可能性が高い。[7]
最新の付加価値技術である3D立体視機能は多機能高性能上級モデル、即ち高額な「全機能入りモデル」に搭載される。「一番いいのを頼む」と最新の全機能入りモデルを賄える消費者は裸眼3D立体視大画面テレビが登場すれば、即新型モデルに買い換えるだろう。故にこの記事を参照する意味は薄いと言える。
関連項目
脚注
- *三洋、メガネなしで立体画像が見える50型 PDPディスプレイを開発 | ネット | マイコミジャーナル
- *三菱レーザーテレビ LASERVUE
- *現在は製造中止。XEL-1 | 有機ELテレビ | ソニー
- *ソニー、有機EL 3Dヘッドマウントディスプレイを展示 -AV Watch
- *携帯ゲーム機であるが、テレビに接続して音声・画像をテレビで視聴可能である。
- *現行の国産大画面液晶テレビではほぼ標準装備の機能である。
- *CEATEC JAPAN 2010:東芝、裸眼立体視に対応した「グラスレス3Dレグザ」を発表 - ITmedia +D LifeStyle
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