テンプル騎士団とは、中世ヨーロッパで活躍したカトリックの騎士修道会である。日本語では「神殿騎士団」や「聖堂騎士団」などとも呼ばれる。
概要
厳格な階級組織であり、赤い十字の入った白いマントを鎧の上から着用する制服で知られる。
正式名称は「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち」だが、基本的にテンプル騎士団、またはテンプラーと呼ばれ、現在もテンプル騎士団の名で通っている。
1119年頃、聖地巡礼者を保護する目的でフランスの騎士であるユーグ・ドゥ・パイヤンとクレルヴォーのベルナルドゥスによって、本部をエルサレムに置くことで設立された。
テンプル騎士団は当時最も恐れられた戦闘部隊であり、聖地での闘争の支援を行うことで力を増していった。一方、2万人近くいた団員のほとんどは金融関連の仕事に携わっており、小切手を発明するなど初期の銀行制度の基本を確立した。
十字軍が失敗するとテンプル騎士団への支持は衰えはじめ、その存在を疎ましく思っていたフィリップ4世も関与した、冒涜と偶像崇拝の、恐らくは虚偽の告発がなされ、拷問を伴う自白が相次いだことで教皇クレメンス5世によって1312年に解散させられた。
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