ディスフィロアとは、MHFに登場するモンスターである。熾凍龍の別名を持つ古龍種。
概要
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MHF-G2(2013/9/25)に実装。
生き物が住むことができないといわれる最果ての地に生息しており、背が白く腹部が赤色、一部青色の部分もあるという独特なカラーリングが特徴。
シャンティエンを討伐したことで大型探査船が最果ての地にたどり着き、発見された。
運営に「G級最強モンスター」、「真のラスボス」と言わしめる非常に強力なモンスターでありシャンティエンを表のラスボスとすればディスフィロアは裏ボス。
存在の情報秘匿のためか登場前のディスフィロアに関する情報はMHF-G2のPVと一部の運営レポート以外一切公開されておらず、あたかも「名前を呼んではいけないあの人」のような扱いを受けていた。
ただ時間が経つに連れてチーターの暗躍によってアイコンや装備にとどまらず、モーションやBGMまで流出してしまったので、公開前からディスフィロアの存在を知っている人はそこそこいたようだ。
灼熱の炎と極寒の冷気を体に宿すという古龍種の中でも一際異質な能力を持ち、その力はどちらも凄まじい規模を誇る。驚くべき事はその2つの力を切り替えを行わずに同時に制御することが可能である点。
似たような性質を持つアルバトリオンとは違い、
シャンティエンの天翔属性やレビディオラの雷極属性と同様に熾凍属性という形で同時に扱えるという点から、
巨大な氷壁でハンターを囲い込んだ後に氷壁を熱線で溶かして爆発を起こして攻撃する、
炎を纏った爪で薙ぎ払った直後に地面を凍結させる、
熱気と冷気を融合させた光線を吐き出す等、派手さが極まったモンスターとなっている。
シャンティエンと同じく、「極限征伐戦」にて登場する。
これにより、繰り返し討伐する度にレベルが上がり、攻撃力や耐久面が上昇して新たな技が追加されて行く。ただしシャンティエンとは違い(シャンティエンもアップデートによる弱体化を受ける前は十分強かったが)、Lv1から非常に強力なので注意が必要である。
更にMHF-G5.1においてその先である至天征伐戦のトップバッターを飾った。
装備
MHF-Gの真の最強モンスターとあるとおり武器防具ともに非常に強力なものが作れる。
武器は狩猟笛、ガンランス、太刀、弓の四種類が存在しており、火・氷・龍の三種類の属性が混ざった熾凍属性がつく。どの武器も非常に強力な攻撃性能を持っているため、他のモンスターの武器はすべてこのディス武器に潰されてしまったとも言われていた。
防具は剣士は刀匠、ガンナーは扇射、共通で三界の守りと一閃がつく異常な性能っぷり。
切れ味レベル+1がついていることが当たり前のMHFでは剣士防具より一般的にガンナー防具を精錬して運用することが多く、全盛期は秘伝非秘伝問わずこれ作っておけばOKといわれたほどの需要があった。
両方とも当時のG級装備の頂点ともいえるが、ディスフィロア自体もG級最強モンスターといわれる実力の持ち主なので、G級昇級後すべてをすっ飛ばしてディスフィロアに挑む・・・なんてことはできない。
極限征伐戦
第4回極限征伐戦(2013/9/25)より登場。
クエスト名は「命息吹かぬ煉獄に遺る熾火」。フィールドは最果ての地。
開幕はムービー中に使用する旋回→氷ブレス→体当たりの先制攻撃から始まるため気を抜いているとそのまま4乙。
時計回りに低空旋回しつつ周囲に氷をばら撒き(当たると小ダメ+怯む)、更に進行方向にメテオも落とす。
そして氷ブレスを地面に着弾させ巨大な氷の柱を作った後、自ら体当たりして叩き割る。
体当たりは本体以外に衝撃波にも判定があり、翼を大きく広げているので思ったよりも当たり判定が広い。
おまけに離れていないと当たらないが遠距離でも氷の柱が複数発生する。
序盤はおとなしいシャンティエンと異なり、
各種古龍種のモーションをベースに吹雪を纏った熱線を吐くなど、
火と氷の混ざった強力な攻撃を繰り出してくるほか、強烈な冷気と氷柱を多数発生させてくる。
そして、HPが50%になるとムービーと共に常時怒りの覚醒状態になる。
この際に冷気を放出し、その影響で最果ての地を覆う雲が消え、
紅く染まった星空と月という禍々しさを感じさせる環境に変貌する。
覚醒状態の開幕確定行動として、
高く浮上し足元に超巨大な氷の柱、その後周囲にも中型のものを発生させ、
さらに一拍置いて、ハンターの頭上にピンポイントでメテオを降らせたかと思うと足元に氷柱を発生させ追撃してくる。
流石にシャンティエンのように打ち上げコンボにはならないが、適当にダイブすると被弾してしまう。
氷柱もメテオも発生前に足元に氷が隆起したり光ったりするので予測は可能。
極限征伐戦なので当然レベルが上がると使用技が追加され、Lv500で全開放となる。
口元に炎尻尾に氷の力を蓄えてのプレスや前方を凍結させてからの薙ぎ払いビーム、
円状に氷の柱を隆起させての旋回ブレス、生成した氷塊にビームを当てて反射させる広範囲攻撃など、
いずれもド派手かつ手強いものとなる。
Lv500で開放される最大技はシャンティエンの天翔コンボ同様に己の属性をフルに使ったものであり、
前方に火炎竜巻、後方に氷雪竜巻を発生させた後、
2種類の竜巻をぶつかり合わせて熾凍竜巻にするというもの。
そして覚醒状態を攻略し討伐に成功するとムービーが流れるのだが、
なんとディスフィロアは自身を凍結させ立ったまま力尽きる。
モンスター中でも異彩を放つ立ち往生という最期は最強の古龍種に相応しい威厳を感じさせる。
従来の古龍種にあったハメに関しては徹底的に対策されており、
頭を下げる機会が非常に限られている上に頭ダウン時間はルコディオラやレビディオラ並みの上、
怯み耐性も非常に高いので頭ハメは不可能。
更に麻痺時間5秒、スタン8秒とシャンティエンより短く、麻痺耐性は非常に高い上に更にLvで上昇する。
毒も2分で960と、ディスの体力を鑑みればそこまでダメージが通るわけではないが、
超超高レベルや後述の至天征伐戦では防御率の関係(毒は防御率を無視する)で選択肢に挙がることもある。
防御力は★7クエスト同様、-900が基本となっており更にレベル上昇で減算される。
ただし、後述の通り低レベルから強力な分なのかシャンティエンと違い減算ペースは緩やかであり、
どちらかと言えば防御減算よりも追加される高威力の各種モーションの方が危険と言える。
前述の通りクエスト開始時・覚醒・討伐時の計3回でムービーが流れるが、トータル時間は短め。
シャンティエンとは違い途中で特殊なギミックがなく、
ゴリ押しの効きやすいガチ戦を要求されるということもあってか、
極限征伐戦の回転効率ではミラボレアス2種とシャンティエンの間に位置している。
流石にG級の真のラスボスであるということ、
シャンティエンと違って極限征伐戦の2番手(=征伐戦に慣れている前提)だからなのか、Lv1からほぼ全力の攻撃力を持つ。
高防御装備を持ってしても耐えられない大技を前半から使用してくるので真根性スキル等発動させて対処したいが、
シャンティエンに比べて小技が多くその攻撃間隔は非常に短いため、
防御を捨てて真根性に完全に依存する装備だと小技の連続攻撃でやられてしまう可能性が非常に高くなる。
高レベルとなると氷のダメージも上がるので、防御が元から低い装備だとそれだけで致命傷を負うこともあり、
防御力自体も重要な要素となる。
至天征伐戦
真のラスボスがMHF-G5.1(2014/8/20)にて新イベント「至天征伐戦」を引っさげて舞い戻った。
クエスト名は「紅月廻り蘇る魂鎖の熾火」。
至天征伐戦は極限征伐戦Lv9999+αの高難易度クエスト。
実際のLv表記も9999固定であり防御減算と状態異常耐性もLv9999の補正を受けるが、
ステータスは専用のもので内部的な全体防御率は0.10(極限征伐戦Lv9999は0.109...)となっているほか、
クエスト時間は20分で撃退も無い。
参加にG級武器をLv50に強化したことがあるという条件がある(G9までは加えて至天チケットの消費が必要であった)。
天廊の番人と同様に最前線ハンターに向けての腕試しコンテンツであり、
クリアしないと作成できない武具が存在しないという点も同じ。
倒せるかどうかで差が出ない腕試し故にモンスターの強さも手加減抜きであり、
元気のみなもと効果(狩コのものも)、狩コのダメージ増加及びレジェンドラスタが撤退しない効果、
支援効果など極限征伐戦用の特殊効果は無効となり、
秘伝開眼奥義、超越秘技は使用不可能とあらゆる救済要素が無効化される。
序盤は普通のLv9999ディスフィロア(行動で言えばLv500↑)であるが、
覚醒状態への以降が極限征伐戦個体よりも早くなっており、
そこからはエネルギーを放出した後に炎と氷の竜巻を自身の周囲に生成する、
自分を守る氷の壁を作ってからナパーム弾でエリア全体に高速スリップダメージを起こし焼き払う、
といった新技を使ってくる。
これらを掻い潜り戦闘を続けていくと討伐ムービーが流れ出し見事討伐成功!
・・・なワケがなく、
ファンファーレもない静寂の中立ち往生したディスフィロアが内部から光を放ち始めたかと思うと、
身体の氷を炎で溶かし、砕いたあと周囲に炎の巨大竜巻を発生させ、
さらに左右に氷の竜巻を発生、それを用いて氷塔を生成して即倒し、倒れる氷塔を頭で砕いて破片を飛ばし、
最後に最初に発生した炎の竜巻を纏い、熾凍属性の力で体を染め上げる。
離れていれば全く当たらないが、
「倒した!」と勘違いして接近するともれなく巻き込まれるので凍りついたら離れて態勢を整えるのが吉。
以後死をも乗り越えた第2覚醒状態となるが、この時点で残りHP約50%でありここからが本番。
旋回氷ブレス等で周囲広範囲に生成されるタイプの氷塊が炎を纏うようになるほか、
自身の周囲にエネルギーを発生させ白い影には巨大な氷塊が降り注ぎ、赤い影には突発的に炎の竜巻が発生する熾凍エネルギー放出、
飛び上がって火ブレスを発射、着弾させて火属性エネルギーを放出し、着地してエネルギーを壁のような形に変えつつ周囲に配置し、軽く飛び上がったあとに氷の竜巻も発生させ、回転させて周囲を攻撃する熾凍ウォール、
氷塊を前方と左右3箇所に生成、その後前方に飛びかかって氷塊を破壊しつつ反転、左右の氷塊にそれぞれビームを撃ち込んで反射させるダブルミラービーム、
と限界を超えた熾凍属性で苛烈な攻撃を繰り出してくる。
この段階の攻撃にも耐えて残り体力を削り切れば、
ディスフィロアは完全に力尽きて倒れ今度こそ討伐成功となる。
同じ至天征伐戦でもUNKNOWN戦においてフレーム回避が中心であったのに対して、
ディスフィロアの攻撃への対処は位置取りや移動が重要となっている。
前述の通り専用の武具は存在しないが、
討伐に成功すると「至天の鍵」、更に10分以内に討伐できれば「至天の鎖」というシジル素材を入手可能。
ちなみに第1回至天征伐戦の戦況であるが、
各種条件が既に提示されG5から万全の準備をし火力もスキルも強烈に鍛えこんだG級ハンターが多数居るという状況で、
実装二日目の8/21時点の討伐成功率は20%、翌日でも30%、そして6日目になっても47.02%と半分にも届いていなかった。
真のラスボスの面目躍如と言えるだろう。
余談
ディスフィロアは生物が住めない魔境の地に生息することや、生物とは思えないレベルの荒業をやってのけること、生態設定が公開されていないことから、初期設定では異世界からやってきたモンスターだったのでは?と考える人が居り、
G3で発売されたディスフィロアの図鑑ではミラボレアスやアルバトリオンのようなちょっとした解説も無く、ギアノスと同じようにとってつけたような文章となっているのも不自然さを感じさせていたことなど、
今まで出てきたMHFモンスター以上の異色さを醸し出していた。
実際、異世界からモンスターがやってきて、元々いたF産モンスターとそれが対峙する・・・というPVを公表する予定だったが、「守るとこは守れ」と上層部から警鐘をならされ、PVを作り直すために緊急会議になったという逸話がある。外からはモンハンじゃないなどと言われることもあったMHFだが基本はやはりMH~MH2のミラボレアスやドス古龍のレベルに準拠しているということだろう。
2014年にフロンティア通信で発表された人気モンスターランキングではUNKNOWN、ドラギュロスに次ぐ3位。
極征個体至天個体共にその2匹同様、初見ハンターを絶望させる派手さ、実際の手強さ、それでいて対処や攻略の芽が残されていること、ストレス要素の少なさなどが評価されている。
関連動画
関連項目
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