ディルク・カイト(Dirk Kuijt, 1980年7月22日 - )とは、オランダのサッカー選手である。オランダ・エールディヴィジのフェイエノールト所属。ポジションはFW、MF。
概要
1998年にオランダ・エールディヴィジのユトレヒトでプロとしてのキャリアをスタート。2002-03シーズンにはリーグ戦8位に終わったユトレヒトの中で20得点を叩き出し、クラブをKNVBカップ優勝に導いた。
2003年にフェイエノールトへ移籍。加入直後から得点を量産し、2004-05シーズンには29得点を挙げて得点王に輝いた。フェイエノールトには3年間在籍し、101試合71得点を記録した。
2006年にイングランド・プレミアリーグのリヴァプールへ移籍。加入1年目の2006-07シーズンには12得点を挙げる活躍を見せレギュラーの座を掴んだ。2007-08シーズンの中盤戦からウィングへコンバートされ、以降豊富な運動量と持ち前の献身性を発揮しチームを前線から牽引。2011-12シーズンにはフットボールリーグカップで優勝しリヴァプールでの初タイトルを獲得した。
2012年にトルコ・スュペル・リグのフェネルバフチェへ移籍。フェネルバフチェでは自身のキャリアの中で最もタイトルに恵まれた時期を過ごし、3年間で計3つのタイトルを獲得した。
代表
2004年にオランダ代表デビュー。以降長きに渡り代表に定着し、2006 FIFAワールドカップ、2010 FIFAワールドカップ、2014 FIFAワールドカップ、EURO2008、EURO2012などの主要大会に出場。2014年の代表引退までに104試合24得点を記録している。
カイトの献身性は代表でも発揮され、2014 FIFAワールドカップではチーム最年長でありながらも右SBでプレーし、オランダの3位入賞に貢献した。
個人成績
シーズン | 国 | クラブ | リーグ | 試合 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
1998-99 | ユトレヒト | エールディヴィジ | 28 | 5 | |
1999-00 | ユトレヒト | エールディヴィジ | 32 | 6 | |
2000-01 | ユトレヒト | エールディヴィジ | 32 | 13 | |
2001-02 | ユトレヒト | エールディヴィジ | 34 | 7 | |
2002-03 | ユトレヒト | エールディヴィジ | 34 | 20 | |
2003-04 | フェイエノールト | エールディヴィジ | 34 | 20 | |
2004-05 | フェイエノールト | エールディヴィジ | 34 | 29 | |
2005-06 | フェイエノールト | エールディヴィジ | 33 | 22 | |
2006-07 | リヴァプール | プレミアリーグ | 34 | 12 | |
2007-08 | リヴァプール | プレミアリーグ | 32 | 3 | |
2008-09 | リヴァプール | プレミアリーグ | 38 | 12 | |
2009-10 | リヴァプール | プレミアリーグ | 37 | 9 | |
2010-11 | リヴァプール | プレミアリーグ | 33 | 13 | |
2011-12 | リヴァプール | プレミアリーグ | 34 | 2 | |
2012-13 | フェネルバフチェ | スュペル・リグ | 31 | 8 | |
2013-14 | フェネルバフチェ | スュペル・リグ | 32 | 10 | |
2014-15 | フェネルバフチェ | スュペル・リグ | 32 | 8 | |
2015-16 | フェイエノールト | エールディヴィジ | - | - |
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関連項目
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