デジフラッシュ(Digi Flash)は、ベルコが開発・製造したパチスロ機。当頁では、これをベースにした改良機の「ファイナル711」についても解説する。
シリーズ遍歴
デジフラッシュ
2004年発売。シンプルな造形で、リール横には3桁の大型7セグメントディスプレイが搭載されている。スーパービンゴ等と同じく、デジタルに同じ数字が3つ揃えばボーナス確定という単純明快な演出が特徴。
それとは裏腹に、かなり荒波な出玉挙動を見せ、ビッグボーナス1G連の確率が50%もあったことからヒキ次第では大量のメダルを一気に吐き出す時もあれば、逆に物凄い勢いで大量のメダルを吸い込んでしまうというある意味恐ろしい機種であった(それでも◯リオン△ッド等よりはだいぶマシである)。
特徴
- Aタイプのストック機。ボーナスフラグストック数はビッグボーナス・レギュラーボーナス共に最大255個。
- ビッグボーナス時は押し順ナビゲーションに従うだけで毎回必ず711枚獲得可能。
もしナビゲーションに従ったにもかかわらず小役ゲーム純ハズレ等で711枚獲得出来なかった場合は… - 大都技研の吉宗等と同じく、1G連機能搭載。放出条件を満たすとボーナス終了後にファンファーレが鳴り完全告知される。
- ボーナス中、BGMが無音になったり、リールのバックライトが赤色になった場合は1G連確定である。
- ボーナス告知時、7セグ表示が奇数表示の場合はビッグボーナス、偶数表示の場合はレギュラーボーナス確定である。
- 初当たり時のボーナス比率はビッグ4:レギュラー6である。
- 1G連当選時に放出されるボーナスは必ずビッグボーナスである。
- 吉宗等とは異なり1G連のリミッターは存在しない(吉宗は最大5連荘まで)。
- 天井は存在しない(仮天井は存在するが、このゲーム数まで回せば必ず放出される確約形の天井は存在しない)。
- 設定変更時、20%の確率で引き戻しモードに移行する。
ボルテージ7
通常時に0枚役が揃い筐体右側のデジタルが外れた場合に突入することがある。
正確には、周期抽選スルー直後に発生する。
0枚役が7回揃うまで行われるチャンスゾーンで、ボーナス放出確率が通常時よりも高くなる。
小役・内部ボーナス確率
通常時
役名 | 確率 |
ビッグボーナス | 1/170.6 全設定共通 |
レギュラーボーナス | 1/256 全設定共通 |
ベル(9枚役) | 1/10.39 |
チェリー | 1/74.81 |
揃うリプレイ | 1/7.3 |
ボーナス中
役名 | 確率 |
ベル(15枚役) | 1/1 |
純ハズレ | 1/16384 |
JACハズレ |
機械割
設定 | 機械割 |
1 | 94% |
2 | 97% |
3 | 100% |
4 | 104% |
5 | 108% |
6 | 113% |
内部モード・移行条件
内部モードには以下の4種類が存在する。
- 通常
殆どの場合このモードに滞在。自力解除確率は非常に低いのでチェリー・周期を待つ状態となる。 - 引き戻し
自力解除確率が格段にアップ。 - 即連
更に自力解除が格段にアップ。 - 1G連
ボーナスが必ず1ゲームで即連。ここからどこまでビッグボーナスの連荘出来るかはヒキ次第。
移行条件
ビッグボーナス放出時 | レギュラーボーナス放出時 | |
通常へ | 41.25% | 75% |
引き戻しへ | 11% | 6.67% |
即連へ | 2.75% | 1.67% |
1G連へ | 45% | 16.67% |
また、設定変更時にもモード移行がある。
設定変更時 | |
通常へ | 80% |
引き戻しへ | 20% |
即連へ | なし |
1G連へ |
ボーナス放出条件
以下の条件で放出される。
チェリー解除
設定 | 確率 |
1 | 1/35 |
2 | 1/33.9 |
3 | 1/32 |
4 | 1/29.9 |
5 | 1/26.5 |
6 | 1/24.5 |
内部周期抽選
指定された周期ゲーム数消化で放出抽選が行われる。小役成立時はカウンターが進まないので、指定されたハズレ回数成立での周期抽選である。
周期平均ゲーム数は以下の点を踏まえると約98ゲーム、実質的な平均到達ゲームは約160ゲームである。
また、周期抽選スルー回数が10回目おきに対し放出確率が向上する。平均到達ゲーム数は約1400ゲーム。
周期ゲーム数 | 周期放出確率 | ||
ハズレ回数 | 振り分け率 | 設定 | 放出確率 (下段カッコ内は スルー10回目おき) |
1 | 4.88% | 1 | 1/7.6 (1/2.36) |
12 | 3.97% | 2 | 1/7 (1/2.32) |
20 | 3 | 1/6.55 (1/2.28) |
|
27 | 4 | 1/5.95 (1/2.23) |
|
35 | 2.9% | 5 | 1/5.5 (1/2.19) |
42 | 6 | 1/4.9 (1/2.12) |
|
50 | |||
57 | 1.98% | ||
65 | |||
72 | |||
80 | |||
87 | |||
95 | |||
102 | 3.97% | ||
110 | |||
118 | |||
125 | 4.88% | ||
133 | |||
140 | 40.95% |
毎ゲーム自力解除
残り周期抽選ゲームカウントが2以上の場合、毎ゲーム自力解除抽選がある。設定差は無い。
滞在モード | 確率 |
通常 | 1/32768 |
引き戻し | 1/150 |
即連 | 1/15 |
ファイナル711
2005年発売。型式名称は「ベル2」。デジフラッシュの改良機で、打ち方はデジフラッシュと全く変わらない。
改良点の最大の特徴は、筐体右側の7セグメントディスプレイが常時表示されるようになり、同社のさるかに711(ベル3)等と同じく、前回ボルテージ7(周期抽選)終了後からの経過ゲーム数カウンターが表示されるようになった。
2006年に「デカデジ」という名称で再発売された。
関連動画
関連商品
関連項目
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