DEADPOOL(デッドプール)とは、アメリカのMARVEL COMICS出版のX-MENシリーズに登場する傭兵であり、ヒーロー?である。初出はヴィランだったかもしれないけど、取り敢えず今はヒーローということにしておこう!俺ちゃんとの約束だよ!
カプコンの「MARVEL vs. CAPCOM 3」でほぼ原作まんまでプレイヤーキャラクターとして登場。
映画「ウルヴァリン X-MEN ZERO」にも登場するが、こちらは他の映画版X-MEN同様、完全にオリジナルキャラ化してしまっている。
だがしかし、待望の単独実写映画『DEADPOOL(デッドプール)』として2016年2月8日に全米公開!
同年6月1日に日本にも来ちゃうぞ!そして10月5日、DVD&ブルーレイ発売!1人100枚買って!
(R-15指定だ!お子ちゃまはあっち向いてホイ!)
(ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ第27話「禁断のヒーロー登場?」にも登場!DVD借りて見てネ!
…ところで、あっちの方のMCUとかいうのに俺ちゃんは出ないの…?)
2018年5月18日には実写映画続編『DEADPOOL2』が公開。前作に引き続きR-15指定された。日本では6月1日公開となった。同年12月12日にはPG-13指定に修正された『Once Upon a Deadpool(原題)』がアメリカで公開された。修正版と言いつつ、新規撮影シーンが入っていたりする。
2022年9月27日にデッドプールを演じるライアン・レイノルズが、実写映画第3弾『デッドプール3』は2024年9月6日公開予定と発表した。さらに、同作ではヒュー・ジャックマンのウルヴァリンが復帰する。2024年2月12日に『デッドプール3』改め、『デッドプール&ウルヴァリン』の予告ムービーが公開された。公開日は2024年7月26日。日本では7月24日に先行公開された。詳細は『デッドプール&ウルヴァリン』の記事参照。
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https://twitter.com/MarvelStudios_J/status/1756858756905009343
いよいよ俺ちゃんも天下のディズニーに参戦だぜ!苦戦中のMCUを救っちゃうぞ!
概要
本名はウェイド・ウィルソン。ネジの外れまくった頭と優れた戦闘技術、驚異的な治癒能力(ヒーリング・ファクター)の持ち主。
ウルヴァリンと同じくカナダの超人兵士計画であるウェポンX計画の被験者で、彼の場合は末期の肺ガンを治癒するために自ら志願している。だがその研究施設は非人道的な実験で醜悪なミュータントを作り出し、そいつらに殺し合いをさせた挙句、誰が最初に死ぬかという賭け(デッドプール・ゲーム)をして楽しむというマジキチ施設であった。
ウェイドはウルヴァリン由来のヒーリング・ファクターを植え付けられたことで死を免れたが、代わりに全身がガン細胞と化し、到底見られない風貌になってしまった。施設から逃げのびた彼は常にマスクを被り、実験施設の蔑称から取った「デッドプール」を名乗るようになる。変態仮面とかいうな。どのぐらい気にしているかというと、マスクを被らなければ電話にも出ないほど。人前で自分からマスク取ってた?知らんなぁ。
殺されても死なない醜い身体となった彼は人間として生きる実感を失い、少しでも多くの刺激を求めて常に危険の中に身を置くようになる。やがて精神も病んでいき、自分の死をはじめ、何事も真面目に捉えない性格になっていった。ちなみに、当初はまともだったけど顔面が崩れたせいでおかしくなったとする説と、元々小学生の時に自分の学校に放火するような基地外だったとする説があり、判然としない。多分本人も覚えていない。
戦闘中ですら下品でくだらないジョークをマシンガントークで繰り出し、ノリで危険の中に飛び込んで大怪我をするのがパターン。スパイダーマンも同じく戦闘中にジョークを言うがこちらはそのジョークさえも武器に戦っており、デッドプールは本当にやかましいだけ、という点で異なる。女子供にも容赦しないシリアス路線のX-MENシリーズにおいては貴重なコメディリリーフである。
だが、性格はともかく戦闘能力は非常に高く、ハンドガンやサブマシンガンなどの銃器を器用に使いこなし、ナイフや格闘術に長け、さらには何故か日本刀や手裏剣に至るあらゆるものを使って相手に暴行を加える。MVC3においてライフゲージで対戦相手を殴るシーンは、彼を知る者に爆笑をもたらし、知らない人を唖然とさせたと思われる。傭兵なのに刀だのサイだのヌンチャクだのの扱いに長けているのは変に思えるが、アメコミの傭兵って大体そんなもん。
身体能力はウルヴァリンと同程度であり、車を持ち上げるような力はないが、銃火器や刀を振るうには充分な力を持っている。ウルヴァリンから移植されたヒーリング・ファクターに加えて、サノスから「絶対に死なない呪い」を掛けられており、実際絶対死なない。頭吹き飛ばされても一ヶ月で元通りになるほどだが、これより上がいるというからMarvel世界は恐ろしい。
瞬間移動装置をベルトに装着しており短距離のワープも可能だが、肝心な時にバッテリーを忘れたり、ケーブルのテレポートに引っ張られたりと、あまり役に立たない。
最近になってヒーリング・ファクターと引き換えに顔面が元のハンサム顔に戻った。おかげで性格がまともになった……かどうかは怪しい。少なくとも、黄色いフキダシはそのままだった。
で、片手の指がなくなったりタスクマスターに訓練を受けたけど結局殴りあったりといった紆余曲折の末、以前から何度かやり合っていたブラックトム・キャシディという植物を操る能力を持つミュータントとの戦闘において、ケツにガソリンスタンドから引っ張ってきたホースを挟んで火ィ点けて火炎放射器!・・・・案の定、顔に火が乗り移って顔面は元に戻った。それにアベンジャーズvsX-MEN展開でX-MEN側のワイルドカードになるミュータントの一人だと予告されていたが別にそんなことはなかったぜおいコラMARVEL編集部どういうことよ!?
尚、AvX後に始まる予定のマーベルNOW展開において、レッドハルク、エージェント・ヴェノム、パニッシャー、エレクトラと共にヒーローチーム「サンダーボルツ」へ加入することがすでに決定している。多分、この頃にはヒーリング・ファクターも戻ってるんじゃないだろうか。
交友関係
兵士としての側面が強いケーブルとは、戦友と言って良い間柄である。出会い頭に頭を吹っ飛ばされても許すし、
ケーブルが死んだときは弔いとしてケーブルの格好をして独裁国家の軍隊に単身挑んだほど。独裁国家を倒した英雄として国民が呼び掛ける名前は、ネイサン・サマーズ……そう、デッドプールはケーブルの名前を名乗ることで、ケーブルに「独裁国家を倒した英雄」としての栄誉を与えたのである。
シビア過ぎる生き方と性格のケーブルも、本人がいなくなった後に「ありがとうデッドプール。俺はお前を尊敬しているよ」と呟いたり、ピンチのデッドプールに未来から武器を送ったりしていた。出会い頭に頭をふっ飛ばしたのも、ちょっとイカレた過激なスキンシップと考えられる。
また、スパイダーマンには一方的にちょっかいを出しており、スパイダーマン側からは煙たがられている。アパートに押し掛けられそうになって全力で拒否したり、全身タイツの上からメイド服を着たデッドプールを鑑賞させられたり、一緒にヒットモンキー(殺し屋のニホンザル。割と強い)を撃退したりする。
元々デッドプールのデザイン時、参考にしたキャラクターの一人がスパイダーマンだったのが運の尽きである(ピーターの)。
また、MARVEL世界において死を司る神デスとは、相思相愛といって良いほどラブラブ。おかげでデスに惚れているサノスにブチ切れられ、死ぬことで出会えるデスとデッドプールが顔を合わさないように、二度と死ねない呪いを掛けた。
何しろサノスは、デスの気を惹くために宇宙の生命の半数を一瞬で消滅させたのである。そこまでするほど惚れた女が、こんなワケのわからない男に靡いてたら、誰だって発狂するというものである。
しかし、呪いが掛けられた後も二人は何度か会っているらしい。サノスはこの件で泣く権利があるよね。
かと思っていたら、全く関係ないサキュバスの女王・シクラーと結婚式を挙げた。しかも結婚式には大勢のヒーローが出席し、表紙に集まったヒーローの数でギネスブックに掲載された。(マジです)
デスたんもこの件で泣く権利がある。
他にも同じ傭兵仲間であるタスクマスターとは腐れ縁に近い関係。一応、デッドプールがヒーロー、タスクマスターはヴィランに分類されるのだが、どちらも金で雇われればどこにでもホイホイついてくので、コンビを組んで戦うこともしばしばある。エージェンシーXで一緒に働いたり、ノーマン・オズボーンへの仕返しに赤タイツ着込んでダブルデッドプールになってみたり、ミクロ化してトイレに流されたり、ワケのわからないメンコを売りつけようとしたりしている。お前らホント楽しそうだな!
あと、ボブ。
第四の壁の破壊
このキャラを語る上で外せない要素。
「第四の壁」とは、舞台用語で“役者は観客側が見えない”ということの比喩。それを破壊できるということはつまり、メタ発言が許されているキャラである。
読者に話しかけたり、劇中で知りえないはずの情報を読者から仕入れていたり、自分があまりにもピンチになったときは作者や編集に直談判したこともあるなど、コメディの面では幅広く活躍できる要素を満載している。
これは各種クロスオーバー作品にも反映されており、特にMARVEL vs CAPCOM 3ではライフゲージやスパコンゲージを引っこ抜いて鈍器として振り回す、敗北時には操作ミスしたと愚痴をこぼし、勝利時にはプレイヤーに詰め寄って抗議する等、見所が多い。同作では他にもシュマゴラスがこれを認識しながら、作品の世界観を壊さないために敢えて無視していることが語られている。なんというよく出来た邪神様。
ちなみに、これらの発言・行動は劇中では「妄想による独り言」として片付けられている……それでいいのか? まぁ、彼の発言を認めたら作品の世界観が根底から覆るので仕方ないが。
また、デッドプールの他にも、ヒーローチーム史上最強、そして最も権威が無いチームGLA(Great Lakes Avengers)のメンバーの一人、スクイールガールも第四の壁を認識している。デッドプールと一緒にマーベルの単行本読んでたり。
……ちなみに彼女、サノスやマンダリンやM.O.D.O.Kなど、名だたるヴィランを数コマで倒している。
社長一年ぐらいかけたのに。
他のGLAメンバーもX-MENやファンタスティック・フォーに出てくるヒーロー、ヴィランの完全上位互換だったり、次元接続門と化した冥界の使者だったり、メタレベルの不死身であるデッドプールが驚愕する不老不死の持ち主だったりする。史上最強の名は伊達ではないのだ。威厳がないのも事実だが。
但し、これらの能力を持つからといって、デッドブールが万能の存在というわけではない。
というより、個人誌では好き勝手やるが、他のタイトルに登場する時はある程度自重するらしく、第四の壁の破壊が第四の壁の認識程度に落ち着くようだ。
ついでに言うと、デッドプールが設定レベルで何やっても死なないのは、第四の壁の破壊とは基本的に無関係である。あくまでクソゴリラの呪いのせいだから。
バリエーション
MARVELでも屈指の人気キャラであるため、スパイダーマンと同じく派生キャラが多数存在する。
*デッドプール
正史世界(アース616)のデッドプール。一番基本のデッドプールなのに、一番自重しない。顔面がもんじゃ焼きみたいになってるのにモテる。リア充爆発しろ何度もしてるっての!
後述のデッドプール達に比べて異様に死に難くなっているのは、ヒーリング・ファクターに加えてサノスの呪いを受けているところが大きい。平行世界のデッドプールがあっさり死ぬのもそのせいだろう。
*デッドマン・ウェイド
アポカリプスによる世界征服が為されたAge of Apocalypse(アース295)のデッドプール。能力的には同じようなものだが、アポカリプスによって改造されたためか精神的に安定しており、顔を隠さなくてもよくなった代わりに第四の壁の破壊もなければユーモアも持っていなかった。アポカリプス軍の一員としてX-MENを襲撃するも、多分ギャグキャラ属性がなかったせいでアース295のX-MENメンバーであるナイトクローラーに頭をもがれて火山に放り込まれるという方法であっさり殺害される。首をもがれて死ぬとは、所詮奴はデッドプールの中でも最弱
*デッドプール(アルティメット)
Ultimate Marvel(アース1610)のデッドプール。正史世界のデッドプールとはコスチュームの配色が異なり、性質としては上記のデッドマン・ウェイドに近い。元は湾岸戦争への従軍経験を持つウェイド・"ウェイディー"・ウィルソン軍曹。捕獲したミュータントをハンティングする様を実況生中継するというマジキチテレビ番組に出演する人気タレントで、サイボーグ集団リーバーズを率いる。捕まえたX-MENと、何故か一緒に捕まってしまったスパイダーマンと交戦、プロフェッサーXにバケるなどして翻弄するが、敗北。スパイダーマンに看取られて……死亡……した……
が、問題はこの後である。時系列的にはこの出来事の後となるゲーム「Spider-Man Shuttered Dimantion」にて、アース1610のスパイダーマンのステージ(このゲームは複数の並行世界のスパイダーマンを操作することになる)に登場。生き返っただけでも充分おかしい上、出てきたデッドプールは口数の多さや連発されるギャグ、明らかに第四の壁を認識していると思しき言動など、かつてのデッドプールとは似ても似つかないものとなっていた。 というか、お前絶対アース616のデッドプールがコスチューム変えただけだろ。
Dr.ドゥームやM.O.D.O.Kのせいでヒーローがみんなハルクみたいになっちゃった事件ことFall of Hulksのデッドプール。アース616のデッドプールであり、厳密には同一人物である。
しかし、アース616によく似たアース6001において、トニー・スタークをテロリストから守る、ブルース・バナーとリック・ジョーンズをガンマ線から救う、ドナルド・ブレイクを襲う土星人を全部倒す、ピーター・パーカーを放射線クモから遠ざけるなどなど、ヒーローのオリジンを尽く潰した結果、ヴィランだけ残って宇宙がヤバい状態を作った。
それがどれほど悲劇的なオリジンであっても、ヒーローのオリジンを奪うとロクなことにならないのである。その事実を証明してくれたのは、偉大な功績と言っても過言ではないかもしれないかもしれない。だろ?だろ?
アース616出身。デッドプールに惚れているヤンデレ女医が、手や脚を失うのは当たり前、時には頭すらぼろぼろ零して回るデッドプールの"部品"を冷蔵庫に集めていたのを当の本人が発見、うんざりしてゴミ袋に入れて捨てたところ、何故か全部繋がって新しいデッドプールになったというまさに狂気のデッドプール。いろいろな時期のデッドプールの部品を使っているため、コスチュームは異なるデザインの継ぎ接ぎで、両手とも右腕。能力や性格はデッドプールと同じだが、イヴィルプールにはモラルが一切なく、出会う者全てを殺して回るサイコパスとなっていた。
手始めに自分を回収に来た清掃員の男性を殺害、更に飛行機をハイジャックして乗客乗員を皆殺し、その飛行機で街中に突っ込んでたまたまそこにいたデッドプール他大惨事、最終的に子供を人質に取って立てこもるも、デッドプールによって倒される。
しかし、マスクの下の顔はウェポンXに参加する以前のウェイド・ウィルソンに戻っており、これを「ちゃんと死ねば顔が元に戻るんだ!」と解釈したデッドプールは、自分の死を渇望するようになる。
……その結果として(能力を失ったとはいえ)顔だけ元通りになって死なずに済んだ、というの都合が良過ぎやしないだろうか。
アースTRN142からやって来たデッドプール。配色が緑になっている以外はアース616のデッドプールとほぼ同じコスチュームを着ている。遭遇した直後からデッドプールと意気投合。お花畑や水族館でデートし、一緒に銀行強盗をするほど仲良くなった。デッドプールと初対面で仲良くなれるヤツがいるなんて、ちょっとした事件じゃね?
しかし、アース616のデッドプールに比べて怪我の治りが圧倒的に遅いことを問い質された結果、彼が狂気に陥ったヴィクター・フォン・ドゥーム(Dr.ドゥーム)であることが判明する(デスウィッシュ側もデッドプールがドゥームだと思ってたらしい)。その直後、後述のデスマスクに殺害される。
アースTRN127からやって来たデッドプールその二。本来のウェイド・ウィルソン。ウェポンXには参加せず、アースTRN127のリード・リチャーズの手術によって脳の腫瘍を取り除かれた結果、天才的な知能を手に入れて世界を支配するという野望を持つようになる。彼は自らデスマスクを名乗り、Dr.ドゥームと同じようなアーマーを着用するようになった。リード・リチャーズって名前のヤツは、どいつもこいつもロクなことしねえな。
デスウィッシュを追ってアース616に到来し、彼を殺害した。その後は悪魔メフィストと契約して、現世に悪魔を呼び込んだりTRN127のスパイダーマンに抱きついたりと暗躍を続けている模様。
本名スレイド・ウィルソン。MARVELではなくDCコミックスのキャラクター。つまり、スーパーマンやバットマンと同じ世界の住人。日本ではティーンタイタンズのスレイドさんと言った方がわかりやすいかもしれない。見た目から設定までパクリと言われても反論出来ないほどよく似通っており、実際デッドプールの生みの親がそれを公言している。そもそもウェイド・ウィルソンという名前も、スレイド・ウィルソンとの関連性を匂わせるために付けられたという。
問題はDCコミックスから出版された「Superman/Batman Annual Vol 1」である。同作に出てくるアース3(DCコミックスのヒーローとヴィランの立場が逆転している並行世界)のデスストロークは、見た目からして明らかにデッドプールであり、事あるごとに「俺の本当の名前はデッ(ry」「俺はデスストロークじゃなくてデッドp(ry」と名前を名乗ろうとしては妨害されていた。フキダシは黄色じゃなかった。
これは、当該作品を手掛けたライターがデッドプールのシリーズを手掛けたことに由来する一種のお遊びである。
「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」(原題:X-Men Origins: Wolverine)に登場。アース10005のウェイド・ウィルソン。演じたのはライアン・レイノルズ。二刀流を使う口数の多い傭兵という点では原作に近いが、実験で顔が崩れる前から陽気な性格で、計画に参加する前から銃弾を刀で斬り落とすミュータントだった。
映画の後半、複数のミュータントの能力を移植された上、 口を縫い合わされた姿で登場。手の甲からアダマンチウムの刃を伸ばし、ヒーリング・ファクターのみならず、テレポートやオプティック・ブラストまで用いてウルヴァリンを追い詰めるも、最後は首を撥ねられて殺された。映画のラストでは自分の頭を掴む彼の姿が出てくるため、完全に死亡したワケではないらしい。
しかし、体毛が一切ない全裸に口を縫い合わされ、一言も喋らないで襲い掛かるフリークスめいた原作と似ても似つかない姿に、ファンからは批判が殺到。元々映画版X-MENは原作との差異が激しすぎると批判されていたが、何しろ赤タイツのデッドプールが映画のウェポンXIを惨殺するファンアートまで作られるほどの騒ぎになっている。
この批判はMARVELにも届いていたらしく、MVC3でデッドプールを操作してウルヴァリンに勝利すると、「ウルヴァリン負かすのにオプティック・ブラストなんかいらねぇ!」と叫ぶ。
余談だが、デッドプールは他にもゲーム「ULTIMATE ALLIENCE」で「俺の右に出るウルヴァリンはいねぇ!(ウルヴァリンの決め台詞「俺の右に出るヤツはいねぇ!」のパクリ)」と叫んだり、最新版ゲームトレーラーの最後に「クソッタレ、ウルヴァリン!(原文は「Suck it, Wolverine!」なので、直訳すると「しゃぶれよウルヴァリン!」か)」と言ったり、やたらウルヴァリンをディスる。
*デッドプール/ウェイド・ウィルソン(実写劇場版)(ライアン・レイノルズ/吹き替えCV:加瀬康之)
上記の関連作「X-MEN フューチャー&パスト」にてパラレルワールドワールドが大量に発生したことがきっかけで、時間軸が変わったオリジナルX-MEN・シネマティックユニバースの派生世界におけるデッドプール。こちらはコミックで散々見てきた赤タイツにヒーリングファクターとお下品な言動という、いつもの彼。オリジンも原作に沿ったものであるが、恋人のヴァネッサがミュータントではない事、ヴィランのミュータントであるフランシスへの復讐が目的だったりという設定がある。こちらの作品でもX-MENがおり、優等生コロッサスにはしつこくスーパーヒーローへの道を勧められているようだ。「続編にはケーブル出るよ!あとさ、スタン・リーの爺ちゃんどこにいるか分かったかな?」
*デッドプール(ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ)(CV:子安武人)
「日本よ、これがデッドプールだ!」ディスク・ウォーズ:デッドプールディスク・ウォーズ:アベンジャーズ第27話「禁断のヒーロー登場?」に登場。子供をメインターゲットに放送しているこの番組に登場して大丈夫か!?大丈夫なのか!?と多くのファンに危ぶまれていたが見事その予想は的中。
タイトル・アイキャッチ乗っ取りに飽きたらず、いきなり現れアベンジャーズのリーダー就任を要求したかと思うと「テレビの前のお友達が勘違いすんだろ?(カメラを掴む)」「子供の出番に尺割かねえで、もっとスーパーヒーローの出番ガンッガン押してかねえと・・・・ダメだろこの番組」など第4の壁破壊はもちろん、「この番組に出演したら日本製のカッチョイイフィギュア発売してもらえそうだし」や「地獄からの使者!デッドプール!」など制作元にもちょっかいを出し視聴者をヒヤヒヤさせた。(脚本のキング・リュウ氏のTwitterによると、「修正無しで登場させてOK」とディズニーサイドからの本気、というか半ば強要を受けてこの様にしたとの事。なお、18時台のトレンドのトップを総なめにしたのは言うまでもない)まだ未見の方は↓の関連動画から。なおリーダーになりたい理由は「モテたい」。お前既婚者だろ。うるせえ!
なおこの27話、コメント数及びマイリス登録数が(第一話を除くと)前までの話の4倍近いペースで伸びており、キング・リュウ氏のTwitterアカウントも急激にフォロワーが増えパンク寸前になったとのこと。「もし私のアカウントが消えたら間接的にデッドプールに殺されたと思って下さい」と発言している。
全米アンケート「デッドプールが一番イケメンだ」→「YES 86%」(デッドプール調べ)
キング・リュウ氏は再登場の可能性を仄めかしていたが、わずか3週間後の第30話「クリス 決断の時」に登場。ブラック・ウィドウの依頼を受けてクリスと共闘した。相変わらずフリーダムな発言を繰り返しつつも、道中でS.H.I.E.L.D.のモブ兵士を見殺しにしたことで落ち込むクリスに対し「こんなもん、ただの慣れさ」と言い放つなど、コミカルさが強調された第28話に比べ、彼の傭兵としてのハードな生き様を垣間見られるエピソードとなった。だが五分以上シリアスでいられない体質なのか、ブラック・ウィドウにちょっかいを出し過ぎてキレた彼女にヘリキャリアから叩き落とされるという、文字通りしょうもないオチがついた。
「ってわけで俺ちゃんの出番はここまで!えっ?もっと見たいって?だったらリクエストのおハガキ待ってるぜ!」
その後、公式サイトで行われた人気投票では、わずか二話の出番ながらヒーロー部門1位に輝いた。アベンジャーズを抜いたばかりか、愛しのスパイディとワンツーフィニッシュである。ちなみにウルヴァリンは7位。「だから人気急上昇するって言ったじゃん」
*デッドプール (アルティメット・スパイダーマン) (吹き替え版CV:内田岳志)
ディズニーXD、日本国内ではテレビ東京で放送している「アルティメット・スパイダーマン」に登場。アース-12041のウェイド・ウィルソン。アース-616のオリジナルの設定に準じており性格も似ているが、生まれつきのミュータントであり、一人称が「俺様」となっていて年齢が10代と若い。登場エピソードではスパイディとの正史世界に劣らない、息の合った掛け合いが見られるぞ!しかもこの世界のスパイダーマンも第4の壁を認識している設定を活用し、スパイディの壁を超えたコメントに更に割って入るという所業を見せた。「全年齢向けデップーを観たい人、まずは俺様から入ってみてくれよ!」
デッドプール・コープス
ヘッドプールを巡る冒険を終わらせたデッドプールの前に、突如現れる超人種族エターナルズ。神に等しい存在である彼等は、一連の事件を解決したデッドプールなら、宇宙の危機を救えると告げる。彼は平行世界のデッドプールをかき集めて、デッドプール軍団を結成。宇宙の未来を守るために戦うのだ!
……どう考えても声を掛ける相手が間違っているとしか思えない。ツッコミ不在、ボケのみ。協調性もなければ、真面目にやる気はもっとない。でもちゃんと事件は解決しただろ!
MARVELのご乱心ことMarvel Zombies(アース2149)のデッドプール。ゾンビ化した後に身体を失い、頭だけになって放浪していたところ、何故かアース616に転移してそちらの世界のデッドプールに拾われ、悪夢のダブルデッドプールと化す。一度は更に別の平行世界の自分の身体を手に入れたが、結局それも失い、最終的には頭にタケコプタープロペラを付けて自力で空を飛べるようになる。
見た目は完全にギャグキャラ、性格はアース616のデッドプールに近いが、神話存在すら問答無用でゾンビと化すウイルスのキャリアである。彼との出会いが、後にデッドプール・コープスが結成されるきっかけともなった。
本名ワンダ・ウィルソン。アース3010出身。マスクの後頭部から伸ばした金髪のポニーテールと、スタイル抜群のグラマラス・ボディが特徴的な、女性版デッドプール。同世界のジェネラル・アメリカ(アース3010のキャプテン・アメリカで、レディプールに斬り落とされた片腕が義手になっている)とワシントンDCで戦っていたところをデッドプール・コープスにスカウトされた。
当初はデッドプールと同じく顔面がケロイド状態だったが、敵の罠に嵌って生還したら何故か顔が元戻りに。素顔は読者の大半が予想した通りの金髪美女だった。また、前述の通り、デッドプールがフキダシの色を自分で変えられることを最初に示したデッドプールでもある。
アース10330の子供版デッドプール。マスクはそのままだが、全身タイツではなくパーカーにズボン、スニーカーというコスチュームを着ている。また、大人のデッドプールに比べて腕力が弱いためか、武器が実剣からビームセイバーの二刀流に変わっている。同世界には他にもウルヴァリンやストーム、ジーン・グレイの子供バージョンがいたりする。
平行世界のデッドプール達に誘われて、デッドプール・コープスに参加。
*ドッグプール(デッドプール・ドッグ)
アース103173の犬版デッドプール。ウェポンXではなくマスカラXという計画の実験体にされたらしく、デッドプールと違って自分からデッドプールになったわけではない。他にも同じ実験の被験体として犬版ウルヴァリンやら犬版セイバートゥースやら何やらいてもういい加減にしろよ。
実験中、殆ど拉致同然にデッドプール・コープスに参加させられたが、あまり気にしてない感じ。
他にもデッドプール・コープスには参加しなかったが、S.H.I.E.L.Dのエージェントとなっていたメイジャー・ウェイド・ウィルソン、名前は不明だが西部開拓時代でカウボーイをしていたデッドプールなどが登場している。
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