概要
海底山脈である「天皇海山列(天皇海山群)」の中に「デトロイト海山」が入っていることから発生したネタ。この山脈に属する山々は、主に天皇の名前を由来として名づけられているが、稀に「デトロイト」などの例外が入る。
他にも「ハンコック海山」や「アボット海山」、「源氏海山(光源氏)」、「ニニギ海山(ニニギノミコト)」、「神功海山(神功皇后)」などの天皇由来ではない海山の名前があるが、デトロイトは他の天皇の中に混ざっている外来語の名であるため、地図などでも注目されやすい。
ちなみに同じように天皇の中に紛れている「ウィネベーゴ(Winnebago)海山」は、認知度が低いためかあまり取り上げられない。
- ハンコック海山
- コラハン海山
- ド・ヴースター海山
- アボット海山
- 大覚寺海山
- 桓武海山
- 雄略海山
- 後白河海山
- 後三条海山
- 鳥羽海山
- 源氏海山
- 欽明海山
- 文武海山
- 光孝海山
- 持統海山
- 応神海山
- 神功海山
- 仁徳海山
- ニニギ海山
- 後醍醐海山
- 用明海山
- 昭和海山
- 嵯峨海山
- 推古海山
- 天武海山
- 神武海山
- 斉明海山
- ウィネベーゴ海山
- 天智海山
- 舒明海山
- デトロイト海山
- 明治海山
名前の由来
デトロイトの名前は、アメリカ海軍の軽巡洋艦「デトロイト」に由来するようだ。真珠湾攻撃の際に真珠湾に係留されており、多くの作戦に従事して降伏文書調印式にも臨席している。
誰がどのような経緯で命名したのかは不明だが、既に1952年には「デトロイト海山」の名前が確認されている。その後、地球物理学者のロバート・シンクレア・ディーツが東京大学に留学した際に、デトロイト海山が含まれる海底山脈の多くの海山について、天皇の名前になぞらえて1954年に名付けた。
つまり「デトロイト海山」は先に名付けられていたために、天皇の名前にはならなかったと考えられる。
関連リンク
- Hawaiian–Emperor seamount chain - Wikipedia
- Deep Sea Drilling Project Initial Reports Volume 55(p.845-849)
- 海底山脈の「天皇海山群」、特に脈絡なく歴代天皇の名前がつけられているため異常な天皇の名前が発生してしまう件 - Togetter [トゥギャッター](2021/09/24)
関連項目
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子記事
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兄弟記事
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