デニス・シャポバロフ単語

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デニス・シャポバロフはイスラエル出身のカナダ人テニス選手である。

概要

ロシア系イスラエル人の元に生まれたが、1歳になる前にカナダに移住。テニスコーチを営む母親は元ソ連の選手だそうで、現在も彼のコーチを務めている。ジュニア時代は2016年ウィンブルドンでの優勝があり、ジュニアランキング最高2位の実績を持つ。

ツアーレベルでの初勝利はワイルドカードで出場した2016年カナダMSでの対ニック・キリオス戦。この頃には期待の若手として目を付け始めていた人もいたと思われる。しかし全世界的に有名になったのは不名誉な事故でだった。2017年デビスカップ1回戦の対イギリス戦。2勝2敗で迎えた最終ラバーに起用され、カイル・エドモンドと対戦したが、2セットダウンと追い込まれた彼はサービスブレークされた後、イライラからボールを打ち上げたところ、このボールが主審の目に直撃してしまう。試合は即時失格負けとなり、7000ドルの罰金処分を受けた。

幸いこの件の後も落ち込むことなく成長し、再びワイルドカードで出場した2017年のカナダMSではファン・マルティン・デルポトロやラファエル・ナダルを破って準決勝に進出。さらに全米オープンでも予選上がりから4回戦進出の活躍があり、2017年は51位でシーズンを終えた。もちろんこの年から始まったNEXT GEN ATPファイナルズにも出場している。2017年のTOP100では最も若い選手だった。

ネットに出ることに積極的な選手だが、これは小さい頃からコーチである母親に「行けると思ったらネットに行け」と指導された賜物らしい。また対戦した選手からは「サーブのコースが読みにくい」という評価もあるようだ。既にカナダではミロス・ラオニッチに次ぐランキングになっており、今後の活躍が最も期待される若手選手の一人である。

主な実績

• ATPランキング最高48位

関連動画

関連項目

• テニス
• アレクサンダー・ズベレフ - ロシア系移民選手仲間