デビルサマナーシリーズとは、アトラスから発売されたゲームシリーズである。
概要
世界崩壊や新生といった神話級スケールの話が展開される真女神転生シリーズとはカラーを変え、世界が表向き平穏を保つ裏側、いわゆる裏社会を舞台にして悪魔召喚士「デビルサマナー」が活躍するシリーズ。
真Iでゴトウのクーデターが失敗した世界(ICBMが落とされていない)。
似たようなカラーであるペルソナシリーズとも若干つながりがある。
作品一覧
- 真・女神転生デビルサマナー
- 主人公(男)は普通の一般市民である。
しかしある陰謀に巻き込まれ表向きは私立探偵・裏の顔はデビルサマナーの「葛葉キョウジ」として
運命を翻弄される事になる。
シリーズ伝統のヒロインにはその助手「レイ・レイホウ」がいる。
またゲーム開始時に「会社員・公務員・自営業・学生・バイト・無職」の中から職業を選択する事になる。
そんな主人公には秦野久美子という共に運命に翻弄される彼女がいる。
その彼女は高級住宅地に住む大学生、容姿端麗で学校では男子の人気も高い。
主人公が無職であってもそういった彼女を作れるという夢のような話もある。
シリーズ伝統として主人公が使用していたコンピュータが、
ハンドヘルドコンピュータからGUMP(ガンタイプコンピュータ)に変わった。 - この作品はデジタル・デビル物語 女神転生Ⅱから採用されていたマルチエンディングはなくなり、
- 多少のメッセージの違いがあるものの迎える結末は1つとなっている。
- しかしシナリオ等を担当した伊藤龍太郎氏は、
- 制作段階では実際にゲームでむかえるエンディングよりもさらに報われないバッドエンディングも考えていた。
- またこの作品を元にした実写ドラマがテレビ東京系列で放送された。
- これには当時ゲーム制作に携わっていた岡田耕始・金子一馬の両氏が
カメオ出演しているシーンがある事で話題にもなった。
また別のシリーズ、ペルソナ2(罪・罰)に登場する轟探偵はキョウジであるという説がある。 - デビルサマナー ソウルハッカーズ
- 次世代モデル都市・天海市を舞台に、その裏で暗躍する組織とハッカー集団「スプーキーズ」の戦いを描く。
主人公はグループのリーダーが偶然拾ったGUMPを使って悪魔召喚を行う。
GUMPに悪魔合体機能が搭載されたため、
邪教の館(デビルサマナーシリーズだと業魔殿)以外での悪魔合体が可能になった(ただし2神合体のみ)。
全体的に前作よりもロード時間の短縮が図られた上に、
戦闘時にはエフェクトカットをすることで更にサクサクとプレイ出来るようになった。
その他にもさまざまな改良が施された。
システム面では従来型の女神転生としての集大成といっても過言ではなく、
難易度もそれほど高くないので女神転生シリーズ初心者にはお勧めしやすい。
前作との繋がりはあるものの、ストーリー自体は独立しているので本作からプレイしても問題なく楽しめる。 - また元のセガサターン版では結末は1つであったが、
- プレイステーションに移植された際に条件を満たすと少し異なる結末へ進められるようになった。
セガサターン・プレイステーション版共にCD2枚組み。(前作は1枚)
詳しくは⇒ソウルハッカーズ - デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団
- 大正二十年の帝都(東京)が舞台。
- 帝都を守護する役目を担った十四代目葛葉ライドウの活躍を描く作品。
- 主人公は葛葉に連なる一族の青年で、彼が「十四代目葛葉ライドウ」を襲名するところから物語が始まる。
- 戦闘システムに3DACTを取り入れており、攻撃・防御・回避は全てタイミングを見極めながら行う必要がある。
- ちなみに攻撃モーションを防御でキャンセル出来るため、やりようによっては延々と攻撃し続けることも出来る。
- 同時に召喚出来る悪魔は一体で、ストックの最大数は12。
- 主人公は探偵として(学生でもあるけれども)帝都に滞在しており、
- 悪魔がらみの異変について、悪魔の力で解決しながらゲームを進めていく。
- なお、クリア後に「超・葛葉ライドウ襲名モード」が出現し、
- 敵の攻撃力・防御力が大幅に上がったスリリングなゲームが楽しめる。
- どれ位上がってるか、具体的な例を出すと、
- ゲーム序盤、チュートリアルで出現するゾンビの攻撃をまともに食らうと即死する程度、である。
- 今作では共に冒険してくれるヒロインは居ないが(ストーリー的なヒロインはいる)
- 黒猫のゴウトたんこと業斗童子(ツンデレ)が同行してくれる。
- 戦闘には参加しないものの、猫じゃらしで遊ぶと反応が非常にかわいらしい。
- 今作では悪魔を仲魔にするための方法がシリーズと異なり、
- 『弱点をついて行動不能にしてからダイ○ンばりの吸引力を持つ管で吸い込む(連打)』になっている。
- モー・ショボー(幼女)を動けなくしてから無理やり拉致する十四代目。
- そりゃ仲魔にしても信頼度0な訳だわ。
- 女神転生シリーズでは定評のあるゲームオーバー映像もしっかり用意されており
- ゲームオーバーになると(以下反転)
- 葛葉の里に輸送され、試練の間で歴代葛葉ライドウにボロクソに詰られる様を見ることが出来る
- 通称「説教部屋」
- 召喚には「管」と呼ばれる道具を利用し、これまでの同シリーズのようなコンピューターは出てこない。
- ミニゲームで麻雀をプレイできるのだが
- ・チョンボによる罰符
- ・初心者ガイドなし
- ・鳴海所長の、いともたやすく行われるえげつない国士無双(イカサマ疑惑あり)
- の所為で、大変スリリングな仕上がりになっている。
- ちなみにミニゲームの結果で金銭の増減があり、
- イカサマ国士で大負けさせられた挙句
- 「ワハハハハ 悪いなライドウ!」と陽気に語る所長に天命滅門したくなった人間は数知れない。
- 以下ネタバレを含むため反転
- 物語を通して進行する大きな事件の黒幕は「第四十代目 葛葉ライドウ」
- 20XX年、ミレニアムTOKYOのセンターに所属するテンプルナイトである。
- 彼は管理されきった世界を修正するため、全てを棄てて過去に干渉することを決めた。
- なお、この干渉には「自らの血縁者(遺伝学的に近親である必要があったため)」が必要で
- その為今作のヒロイン大道寺伽耶が巻き込まれることになった。
- つまりこのヒロインは第四十代目葛葉ライドウの血縁者である。
- ※ちなみに血縁者の可能性はアラカナ回廊の時間旅行者から聞けます。
- デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王
- 葛葉ライドウの続編。主人公は引き続き『十四代目葛葉ライドウ』。
- 前作とのデータリンクがあり、前作で戦った仲魔を引き継ぐことができる。
- (但し、引き継いでも直ぐに仲魔にはならない)
- 基本的には前作のシステムを引き継いでおり、さまざまな部分でブラッシュアップがかけられている。
- ちなみに防御キャンセルが削除され、戦闘ではうかつな行動が取れなくなった。
- 今作からは戦闘中に限り、悪魔を2体まで同時に使役できる。
- 仲魔を盾にする戦術は今作でも有効。ただしレーザーだけはかんべんな!
- 今作での舞台は槻賀多村と言う寒村と帝都の2つ。
- ストーリーに応じて二つの場所を行き来する必要がある。
- ちなみに時間軸で言えば大正二十年。
- 一年の間に色々物騒なことが起こるものである。
- なお、ミニゲームの麻雀は健在。ニートこと鳴海所長も健在。
- 無論国士無双も健在である。
- それどころか、麻雀をするために必要なサブイベントでは
- 「得意技の国士無双」とぬけぬけとぬかしてるので
- 一度コルトライジングで蜂の巣にされた方がいいのではないだろうか?
- 今作はマルチエンディングであり、行動によってライドウの属性が変わるシステムが搭載されている
- 金髪の謎の青年こと例のあの人も出ているので、つまりそういうことである。
- また、ゲームにでっかいバッタが敵として出るので、苦手な方は注意
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関連項目
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