デブ(でぶ)とは、太っている人の事。肥満体型の人の事。体重が平均より大幅に重い人間。
概要
デブとは肥満体質の人に対するやや蔑んだ意味を持つ呼称であるが、肥満は飢えに対する耐性の獲得であるため、それ自体は正常な生理活動である。
語源は日本古来の言葉で、肥満した様を表す「でっぷり」「でぶでぶ」が転訛したものという。
また、美称として「ぽっちゃり」「おたふく(おかめ)」という言葉もある。近年生まれた俗称として「リキシレディ」「コニー(小錦のような)」という形容詞もある。
英語では「Fatty」または「BBW(Big Beauty Woman)」などの呼称がある。
政治的に正しい言葉としては「horizontally challenged(水平方向にチャレンジされている)」が使われる。
丸々と太った肉体は円満に通じて観る人に安心感を与えるという。そのため、デブであることが象徴になることもある。例えば布袋様や恵比寿様は「富貴繁栄」の象徴として、肥満体を持つとされる。上述「おかめ」も元は「福々しく肥満した女性は災厄を祓う」という日本古来の伝承に基づく。熊手におかめが飾られるのもそのためである。
肥満やその弊害が病理的様態を示し始めると「メタボリックシンドローム」という病名になる。ただしこちらは本来は、高血圧症、高脂血症、糖尿病など複数の症状を合併している状態を表すが、現在では「メタボ」と略され肥満体型の代名詞のように扱われることもある。
また、性的嗜好の1ジャンルとして「デブ專」というジャンルが存在する。実際、太り方によっては美人にもなる。そして、フロイト等の著名な心理学者によれば肥満もまた「心因的な原因」が存在するという説を提唱している。
歴史
基本的に肥満は贅沢が祟って成るものなので、古代においては肥満体は豊満と富裕のシンボルであった。
そのため、豪勢を極めた人間の中にはデブである者も少なくないが、基本的にデブは家畜が肥え太る様に通じて悪徳であったため、「デブである・あった」という記述は残りにくい(特に「七つの大罪」があるキリスト教圏では)。
日本の歴史上で有名な偉人のデブは、藤原道長・徳川家康・西郷隆盛・吉田茂などであろう。
世界的な傾向
世界の子供や若者(5-19歳)の肥満が過去40年間で、1,100万人前後から10倍超の1億2,000万人に増加している。アジアを中心とする中・低所得国で増加が加速。北米と北欧、西欧などの富裕国では増加速度が一服しているものの「容認しがたい高水準」にとどまっている。
2016年時点における肥満率が、男の子の約8%、女の子の約6%に達している。1975年時点では、この割合はともに1%を下回っていた。
研究者らは、糖尿病や心臓疾患、がんなど過体重が一因の疾病リスクの高い大人世代を作らないため、家庭や学校での栄養状況改善と運動の促進を呼びかけている。
このほか、消費者が「健康な」選択をできるよう、塩分、糖分、脂肪含有量を明記した食品ラベルが必要と指摘。また、ジャンクフードの販促に対する課税や厳しい規制も検討されるべきとしている。
WTOはすでに、糖分を含む飲料の消費抑制のため20%の課税を推奨している[1] 。
ピザでも食ってろデブ
2ch界隈で使われるデブ関連用語に「ピザでも食ってろデブ」がある。そのまんまな罵倒語である。
特に肥満したイタリア人やアメリカ人が出演したり、美食に対する礼賛があるとこの書き込みがつきやすい。
そこから太っている人自体も「ピザ」と呼ばるようになっている。発祥はν速とも、ダディクールの改変コピペとも言われている。
ニコ動では
上述「デブ專」に基づいた動画や、肥満体になりやすいお国柄であるイタリア人・アメリカ人・ロシア人の肥満者が出る動画、ゲーム中にデブが出てくるシーンや単純にリアルデブが出ている動画、太った猫が出演する動画や丹なる釣り動画、デーブ動画への賛辞など、様々なジャンルの動画に本タグやコメントが使われやすい。
関連動画
デブ関連動画は多岐にわたる上に釣り動画もあるため、ぜひ自分の目で確かめてほしい。
ニコ動ではデブ專動画が多数を占める傾向にある。
関連項目
- 自然
- デーブ
- 紅の豚
- デブ
- ピザでも食ってろデブ
- デブでも食ってろピザ
- ビリーズブートキャンプ
- ラジオ体操
- カロリーメイト
- @ピザ
- かっこいいデブ
- 動けるデブ
- 動かざることデブの如し
- いつまでもデブと思うなよ
- 太っていてよくわからない
- デブ猫
- ドム
- ザメル
- ジ・O
- グランドガンダム
- ガブル
脚注
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