デミウルゴスとは、オーバーロード(小説)における登場人物で、物語序盤にナザリックの方針を決定した全ての元凶。みんな大好きデミえもん。
概要
ナザリック地下大墳墓第7階層、「溶岩」を任されている階層守護者。制作者はウルベルト・アレイン・オードル。
種族は悪魔で、悪魔らしく残忍かつ冷酷な性格をしているが、それはナザリック外の存在に対してだけであり、至高の四十一人に生み出されたもの達は大切な仲間であると考えている。防衛戦におけるNPC指揮官として設定されており、ナザリック最高峰の頭脳を持つ。同レベルの頭脳を持つアルベドがナザリックの管理・運営を行っているのに対し、彼はユグドラシル産以外でスクロール製作に使用可能な羊皮紙の発見及び量産化や偶像としての魔王の作成といった様々なことをナザリック外で行っている。守護者で尤もナザリックに貢献している人。
アインズの世界征服という冗談を真に受けたことでナザリックの基本方針を決定してしまった元凶。
彼も他の守護者の例に漏れず、アインズは自分達を凌駕する鬼謀の持ち主と信じて疑っておらず、結果中身が凡人でしかないアインズは知ったかぶりをしなければならない事態に陥っている。
アインズは彼のプランを皆の前での説明という体で聞き出し、追認しているだけなのだがアインズの言葉を更に深読みし、本人そっちのけで話を進めて更にアインズの頭を抱えさせている。
作者曰くデミえもん。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかなレベルで有能。
読者や視聴者に外見的に裏切りそうと言われているが、実際の忠誠心はナザリックでもトップクラスである。
アインズが命を掛けてある挑戦をした際には、手出し無用とされていたにも関わらず叱責やその後に命がとられる事になろうとも助力すべきとして行動を起こそうとしたほど。
階層守護者ではコキュートスと仲がよく、相談をよく持ちかけられる。また、第9階層のバーで共に飲むこともある。アインズと男の階層守護者一同とで風呂に入った際には背中を流し合ったりしていた。
意外と手先が器用で、細工品のような小物から家具の製作といった物づくりが好きという意外な一面を持っている。敬愛している主人に椅子をプレゼントしたことも。まあ椅子の材料はかなりアレだったが。
制作者であるウルベルトとたっち・みーの不仲もあり、セバスとは意見が対立することが多い。人間に関してはナザリックらしく面白い玩具と見ているが、その件でセバスと意見の違いからヒートアップすることが多い。
羊皮紙の件からある動物を好んで飼っており、両脚羊と命名した羊達を愛着を持って飼育している。
現在はよりよい品質の羊皮紙を求めて人間種と亜人種の交配実験をしたりしている。
また死んだ羊をミンチにして他の羊に喰わせたり、羊の子共を交換させて丸焼きにし、親を向かい合わせて食べさせたりと直接は描写されていないものの、悪魔に相応しい所業を行っている。
外見
人間形態は身長1.8メートルほどで、日に焼けたような肌に三つ揃えの赤のスーツを着ている。黒髪をオールバックに固め、東洋風の顔立ちに丸眼鏡、慇懃な口調も相まってインテリ然としているが、銀のプレートに覆われた6本の刺付きの尻尾が生えている。目は線目とされているが、実際は眼球はなく、宝石が嵌っている。
半悪魔形態では背中から皮膜状の翼を生やし、蛙のような顔に変化する。
完全悪魔形態は現在のところ不明。
戦闘力
種族としてインプ10Lv、アーチデヴィル5Lvなどの他、職業はカオス10Lv、シェイプシフター10Lvなど特殊なものを修めいている。それによりスキルも「支配の呪言」によるLV40以下の存在に対しての言葉の強制化や「悪魔の諸相」による部分的な悪魔形態化、「ジュデッカの凍結」による対象の時間停止といった特殊なものが多い。直接戦闘能力はあまり高くなく、LV80後半のザイトルクワエに「悪魔の諸相:豪魔の巨腕」で押し負けていた。但しこれらは人間形態時のものであり、悪魔形態時の戦力は未知数である。階層守護者の中では第三形態時においてアウラと同格の第六位、漢の浪漫最強。
関連静画
関連項目
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