おう、男と男の約束ってヤツだ
デュレンとは、『イース4』および、それの日本ファルコム制作版『イース セルセタの樹海』の登場人物である。
本項目では、『イース セルセタの樹海』における彼について言及する。
SFC・PCE・PS2版の彼を御存じの方、追記・修正をお願いします。
概要
性別:男
攻撃属性、武器:打撃、手甲……と見せかけて足技が多い。
職業:セルセタ地方の情報屋、かつて《闇》を名乗っていた一族の子孫。
記憶を失う前のアドル・クリスティンと知り合いだと名乗る、屈強な大男。かなりの修羅場をくぐっているようで、 簡易な鍵をこじあけたり、それなりな交渉術を持っていたり、とても頼れる本作の兄貴分。
アドルとは、グリゼルダ総督の『セルセタ地方の地図作成』依頼を受けた後、互いの目的――アドルは記憶を取り戻す、デュレンは報奨金目当て――のために手を組み、前人未到の樹海踏破を手伝うことになる。
また、作中でも何度か言及があるように『アドル並みのお人好し』で、詰めも甘い事を自分の短所と未だ自覚しているようである。
以下、本編のネタバレを大量に含む
当然と言えば当然だが実は、アドル・クリスティンとは物語当初から知り合いでもなんでもなく、それに加えてアドルの記憶喪失について『最初から傍観していた』ことが、フリーダとの絡みで明かされる。本当は、太陽の仮面や豹変したエルディールなどの情報を集めるべく、アドルやその協力者達を利用していただけだった。
それでいてお人好しが災いし、アドルを絶体絶命の危機から救い、アフターケアまでなんだかんだこなしている。
まぁ、肝心なところで抜けがあったり、アドルとともに馬鹿やってお約束のお約束を実践したり、本質は最初に会った時から何も変わらないのだが。
また、フリーダに片想いに近い感情を抱いていたのだが、彼女の婚約者が自分よりもはるかに優秀であった事やそれに加えたグルーダのダナンの里裏切り行為、それらを止められなかった事により、里や彼女に余計な気を遣ってしまいがちである。今も彼女になかなか逆らえないのは、そこら辺の後ろめたさが関係しているようだ。
スキル一覧
甲羅割り(消費SP10)、初期スキル
前転しながらかかと落とし。デュレンの着地点から衝撃波で攻撃する。
レベルを上げると衝撃波の範囲が広がり、さらに相手が少し浮くため、強引にエリアルをねじ込むことも出来る。
飛燕脚(消費SP10)、閃きレベル6
サマーソルトキックで相手を浮かす。元々発生が早く、レベルを上げる事でリーチやヒット数が伸びる。
顎砕拳(消費SP20)、閃きレベル8
前進しながらアッパーカット。飛燕脚と違い相手に近付きながら浮かせるため、デュレン単体でもエリアルに移行出来る。発生も(Lv2以降は)かなり速めかつ射程もあるため、当てやすい。
鳳翼脚(消費SP40)、閃きレベル14
上昇しながらの回し蹴りで、敵をエリアルしながら空高く吹き飛ばす高威力スキル。レベルアップでヒット数が増え、エフェクト・範囲も強化される。
飛び上がりながらの攻撃であるため、攻撃を回避しながら乱舞を叩きこめる。他、浮かした敵からエリアルコンボで微量ながら、スキルフィニッシュで消費したSPの半分を回収できるなど、優秀な点が多くある。
カオティックオーラ(消費SP10)、閃きレベル19
群青のオーラをまとい、与/被ダメージをクリティカル化させる。レベルを上げると時間延長(Lv×10)+Lv3で発生時に敵を吹き飛ばす衝撃波を放つ。
デュレンを玄人向けキャラ化させているスキルの一つ。使いどころを誤らなければフリーダやオズマをもぶっちぎる超火力キャラとなるが、慣れないうちは自慢の耐久力(笑)としか言いようがない鬼畜スキル。
カンリリカと組ませて敵のスタン中に発動→下記の吼竜脚を連打で、パーティアビリティのダメージ×1.1倍も手伝い、他キャラがなかなか出せない超火力を味わえる。
ワイルドシュート(消費SP20)、閃きレベル23
勢いを付けて地面を思いっきり蹴り飛ばす。発生までが若干遅く、レベルを上げるまで隙が大きいものの、上げれば回避キャンセルで隙を減らせるほどになり、また衝撃波が遠くまで伸びて多段ヒットするようになる。
スライディング(消費SP10)、閃きレベル27
文字通り。移動と回避を兼ねる、デュレンの優良スキル。レベルを上げると相手が浮き、エリアルを狙えるようになる。
アビスゲイザー(消費SP20)、閃きレベル
デュレンの貴重な飛び道具技。地面を叩いて、直進する『気』を放つ。
レベルを上げると、射程と威力が伸び、当たった敵を貫通したり吹き飛ばしたりする。
吼竜脚(消費SP40)、閃きレベル42
飛びあがって溜めを作った後、竜のオーラをまとった蹴りを放つ。デュレンの最大火力スキルにして、終盤のメインウェポン。レベルが上がると衝撃波がプラスされ、リーチも大きく伸びる。
デュレンの最大火力スキル。発生が若干遅いものの、他キャラと違い非乱舞技&ロック判定無しなので、発生してしまえば中断されない。
デスカウンター(消費SP20)、閃きレベル44
有料フラッシュガード……としか言えない技だが、少々追記する。
最初はただ殴り飛ばすだけだが、レベルを上げるごとに当て身の受付時間も延び、Lv3になると爆発が付加され、リーチも威力も伸びる。
デュレンの技で一番スタン値が高い&無敵もあるため、SPが余っているかつタイミングを見切れるようになったら、積極的に敵の攻撃に挟んでおきたい。特に、息も付かせぬ攻撃をしてくるラスボスに有用である。
EXスキル
通常版・蒼黒破砕拳
通常技の三連撃に加えて裏拳→飛燕脚と乱舞した後、全力を籠めて前方を殴り、大爆発を起こす。
飛燕脚まで移動キー入力で前に進みながら攻撃するため、位置調整も可能な技。ラストの大爆発は方向転換も可能なため、距離を誤らなければ見た目以上に殲滅範囲が広い。
強化版・蒼黒灰塵脚
前方に連続でキックを続けた後、高く飛びあがり、かかと落としから大爆発を起こす。
方向転換不可能なうえに、その場での乱舞であるため、必ず密着して使う事。まぁ、他の強化EXスキルもある程度近付かないとフルヒットしてくれないものばかりだが。
おすすめアイテム
スキルリングⅣ
鳳翼脚・吼竜脚などデュレンの主力スキルはSP消費が多い&ゲージ回収率が低めに設定されているため、少しでも多く使うためにも、これ関係は装備しておきたい。デスカウンターやスライディングの回数を増やせるのも魅力的。
決死のハチマキ・勇士のマント
上記の通り、カオティックオーラが原因で耐久力が思いのほか心もとない。それを逆利用して、攻撃力を底上げしたいところである。回復薬でごりおしするなら、勇士のマントの方が博打にならず、安定するが。
そんなこんなでここまで格好良く書いたが。
その実態は、今作の被害者枠……もとい、いじられキャラである。
作中でなぜか、事あるごとに槍玉にあげられる……改め、いじられる。
まず、下記のPVや広告、およびソフトパッケージがあるなら見てみよう。
御覧の通り、なぜかデュレンが最前列である。アドルがデュレンのすぐ後ろにいるため、何も知らない人or今作のアドルのデザインを知らない人から見れば、デュレンが主人公のように見えてしまう。
もっとも、これは最近のファルコムでも珍しいことではなく、主人公が最前列や中央でないのは空の軌跡the3rdや碧の軌跡、この度の閃の軌跡など(ほとんど軌跡ばかりだが)で、重要キャラやごり押ししているキャラ(リース・アルジェント、ランディ・オルランド)を最前列or中央に置いて、主人公はタイトルロゴや中央付近に置く、ドラマCDでは主人公センターor最前列などの処理がされているため、完全な誤解とはならないだろう。
そもそもイースのセンターor最前列は代々タイトルロゴ(クロニクルズ、イース・オリジン、フェルガナの誓い、イース7)である。……と、ちょっと苦しい言い訳を考えてみる。セルセタの電撃本なんかデュレンいないし。
次に、中の人の演じている一番有名なキャラつながりなのか、足技ばかりを覚える。手甲キャラなのに。
実際、腕よりも脚が強調されて見える基本デザインであるし、その重量を足に乗せて蹴った方が単純に殴るよりも強いのはリアルでも事実だが、上記の通り強化技のカオティックオーラを除くと拳を使うスキルが3つに対し、足技が倍の6つである。
今までの筋肉&拳キャラ枠だったドギですら拳>脚だったのに、デュレンは通常技の締めにも回し蹴り、水中での通常攻撃・溜め攻撃が両方とも手甲ではなくキック、パーソナルアクションで宝箱を開ける時わざわざ蹴って開ける、EXスキル・蒼黒破砕拳にも乱舞中に上記の回し蹴りと飛燕脚を挟む、あげく強化EXスキル・蒼黒灰塵「脚」で、上記の通り乱舞から爆☆殺まで全部キックで占めるようになる。
ハイランドで一泊した夜中、いつのまにか布団がはだけていた点も考慮するに、どうも彼は相当足癖が悪い人みたいである。その手甲は飾りか。
いや、このおかげでドギとの差別化は技も含めて出来ているのだし、蒼黒破砕拳では拳をフィニッシュに使っているから違う、のか……?そういや、似たような人がどこかにいたような……
また、パーティメンバー内でドギの代理であることや、素の性格がアドル並みのお人好し、そして何か裏のある言動+一言多い+他人に強く出られない+詰めが甘い+いじりがいがあるのが原因で、皆デュレンに(各々差は激しいが)きつく当たる。
パシリという付き合いの長いフリーダやニナ、彼の人の良さをわかった上でたまに言うアドルはともかく、口数少ないとはいえ初見から信用度・容赦0のオズマと、まるで恰好の餌でも見つけたかのようなカンリリカが、かなり直球に言ってくる。
唯一の良心(?)であるカーナすら、デュレンのボケ殺し&ツッコミ殺しだったり、よく考えてみればひどい事を言ったりする。詳細はストーリーで確かみてみろ!
一応、カンリリカやオズマも「長」や「長を補佐する者」であるが故に、裏のあるデュレンを怪しむのは仕方ないことであるし、道中で彼の背後関係や実力などを認めているため、当然ながら本気で嫌っているわけではないことを記しておく。……たぶん。
余談ながら、掛け声の一つに「俺のバンダナ!」があるのも(ネタキャラ扱い的に)色々手遅れかもしれない。
以下、彼のアイデンティティおよび名誉に特にかかわるため、伏字とする。
挙句の果てに、某所ではパーソナルアクション(とカオティックオーラを筆頭にした玄人向け過ぎる性能)が災いして、ベンチ要員安定=「宝箱の鍵」呼ばわりである。あんまりではないか。良識ある諸兄なら、必要な個所だけキャラ交換orカンリリカが入ったらベンチ送りとかするなよ!? 絶対にするなよ!?
……と言いたいところであるが、パーティメンバーに入れたところで勝手にカオティックオーラを使って気付けばライフ1になってチキンモードに入るわ、あるいはそのままあるボスに食われて死ぬわ、こちらが高火力攻撃スキルを出している時にデスカウンターやオーラを連打されたら、気持ちは解らなくもない。
関連動画
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関連項目
- ファルコム
- イース
- イース4
- イース セルセタの樹海
- セルセタの樹海
- 平田広明
- アドル・クリスティン
- ドギ
- カーナ(イース)
- オズマ(イース)
- カンリリカ
- フリーダ(イース)、グルーダ(イース)
- 俺のバンダナ
- ネタキャラ
- サンジ
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