さぁ
トイサイダー村とは、pop'n musicの廃人隔離施設である。
概要
KONAMIの音楽ゲームブランド・BEMANIシリーズの音楽ゲーム「pop'n music」において、特にずば抜けた難易度の楽曲群を指し示し、畏敬の念とともに使われる単語であり、当ゲームにおける最難レベル50の楽曲のことである。その難易度たるや「挑戦できるだけで既にトップクラスの廃人」と呼ばれるほど。
名前の由来はpop'n music 20 fantasia時点の最難関四曲のジャンル名、
"トイ"コンテンポラリー / シュレーディンガーの猫
"サイ"レント / 音楽
"ダー"ジュ / ピアノ協奏曲第1番”蠍火”
"ムラ"クモ / 少年は空を辿る
の頭二文字に由来する。
現在では上記四曲が新難易度における最高レベル楽曲に編纂されたのちに追加された同難易度楽曲の「エンジェリオン/生命の環を紡いで」「L-an!ma」「НУМЛ」「Chaos:Q」「辿る君を超えて」「o†o」「カウボーイUPPER/Blue River」「ふること(UPPER)/序」「コアダストビート(UPPER)/真超深TION」「25 o'clock the WORLD」「Popperz Chronicle」「Popperz Chronicle(UPPER)」「perditus†paradisus(UPPER)」の16曲17譜面を総称するものとなっている。
なお、この村の住人は皆総じてゴリラである。しかし、このトイサイダー村をパフェったり、S乱でクリアしたりと完全に弄んでいる、ゴリラすらやめた人種もいる。
呼称定着まで
かつてのアーケード版・pop'n music 17 THE MOVIEの時代では、ファンの間では当時唯一のアーケード最高難度レベル43(初出のレベル43楽曲のクラシック7EXはすでに降格済み)の楽曲「シュレーディンガーの猫」および事実上それを上回る難易度と話題になっていたレベル42の楽曲「音楽」が、二曲のジャンル名をつなげた「トイサイ」や「トイレント」という略称で取り扱われていた。
以降、「音楽」を含めた後のバージョンでの難易度変更も表記上では同レベルの43を冠する楽曲はどんどん増えていったが、この二曲に対する評価は変わらないままであった。
しかしpop'n music 20 Fantasiaにて「ピアノ協奏曲第1番”蠍火”」が追加。この時点以降次第に「トイサイダー難民」という呼称が目立つようになり、続いて「少年は空を辿る」という、上記三曲と同等クラスの難易度のボス曲が実装。数多くの難民を輩出したであろう楽曲たちを指した二つ名は最終的に
634 :爆音で名前が聞こえません[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 19:28:59.10
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こうなった。
その後、SunnyParkで行われた難易度再編に於いて、この4曲のみが新難易度最高のレベル50(旧難易度でのレベル44に相当)を与えられることとなった。魔境誕生の瞬間である。
追加楽曲達
2014年2月6日、pop'n music SunyParkにて「生命の環を紡いで(ジャンル名:エンジェリオン)」が実装。新難易度になってからの初レベル50の新曲、しかもエンディングとしてという非常事態に狼狽するポップンプレイヤーであったが、トイサイダー村の呼称が初めて使われてから一年半以上たってしまったこともあり、レベル50の楽曲群の呼称を「トイサイダー村」のままにするか、それともエンを加えて「トイサイダー村園」など呼称を変更するかでそれなりに意見が割れた。
しかし次バージョンのpop'n music ラピストリアにてまさかのジャンル名が廃止となる。結果として2015年夏、L-an!maが追加された際には「トイサイダー村石園(特定キャラを選択して遊ぶと相手キャラが石状のキャラになることから)」やら「トイサイダー村園!」といった斜め上の発想の呼称で呼ぶものが現れることとなる。
次作のéclaleでは、稼働間もない2015年12月10日にCS pop'n11収録曲である「Blue River(ジャンル名:カウボーイ)」がスターファクトリー解禁曲として登場。驚異の難易度を誇ったこの楽曲もEX譜面がLv50となったが、AC収録に伴い譜面が一部変更された影響で逆詐称との声が上がっていたため翌年3月のアップデートでLv49に降格。元Lv50勢の一人として、入村への案内人としての役割を務める立場となった。
うさぎと猫と少年の夢でも楽曲が追加されていったが、peaceでのUPPER楽曲実装により旧楽曲のEX譜面を更に強化したLv50の譜面も現れるようになった(現在4曲)。これもロングポップ君実装の影響か……
小ネタ
- そんな楽曲達であるが、超上級者曰くトイサイダー村内においても難易度差があるようで、L-an!ma以降を除くと、
(弱)エンジェリオン<トイコンテンポラリー≦ムラクモ<ダージュ<サイレント(強)
といった感じである。中でも上位二曲はまた更に難しく、また別にサイダーと呼ばれることも。とはいっても最易と言われるエンジェリオンすら逆詐称には程遠い難易度であるので、ぶっちゃけ一般プレーヤーには雲の上の存在に変わらないが。
- また、AC版のカウボーイEXは当初50として移植されたが、水先案内人のレッテルを貼られるほど弱体化していたことから、本気を出し(UPPER譜面が登場。中身はCS版そのままの譜面)た結果、晴れて名実ともにトイサイダー村の仲間入りした。またキャラクターのキングはポップン1から登場、トイサイダー村住人では最も古株である(しかも担当曲では、これ以外は軒並み最高レベルでもLV40に満たないという)。
- なお、レベル49でもリナシタ、24/7 Popperz、BabeL ~MODEL DD101~、西馬込交通曲がトイサイダー村に遜色ない難度を誇っている(上級攻略wikiのレーティングでも詐称扱いとなっている)といわれており、レベル50だけが別格の世界というわけでもない(あるいは、いずれレベル改正の可能性もある)。また、レベル49だが譜面がクソすぎてに癖がありすぎて、レベル50を全てフルコンしている廃人でもフルコンできない、Line Times(クラシック8EX)、I'm on fire(ヘビーメタルEX)といった楽曲もレベル50相当ではないかという意見も少なくない。
- 2019年10月現在、該当曲は14だが、住人もとい該当キャラは9人だけである。中でもMZDが4曲と最も多く、サイレントルームが2曲、あとは前述のキングとテントカント、フローラ、ハテナ、エクラ、ヒトリ、鬼-BE、ノルニルとなっている。
- ちなみにポップンと同じく長年にわたりアーケード音楽ゲームの金字塔を誇っているbeatmania IIDXでも、2015夏の連動イベント「BEMANI SUMMER DIARY 2015」におけるムラクモの実装を機に初期四曲がすべて収録されたため、「出張版トイサイダー村」みたいなものが出来上がっている。もともとダージュが弐寺の曲であることは誰も気にしない。こちらではどの曲も最上位クラスではない為、難易度まで移植とはいかなかったようである。ちなみにREFLEC BEATでもトイコン、ムラクモ、サイレントが出張済み、残りはダージュのみである。こちらではサイレントが唯一Lv12(悠久のリフレシア以降に登場したリメイク譜面は15)に位置付けられている。
- BEMANI内のメディアミックス企画「ひなビタ♪」のメンバーにして音ゲートップランカーという設定を持つ芽兎めうであるが、公式Facebookにて
「IIDXもリフレクも新しいきょくがいっぱいふえたから
みんなで楽しんだめうっ!
そのあとはポップンのトイサイダーむらのスコア詰めめうっ。」
という記述がされていたことがあった。
この時点ですでにこの略称がBEMANI公式に認定されてしまっている事が明らかとなるが、さらに続いて2015年11月26日に稼働したpop'n music éclaleの曲解禁システム、「ポップンスターメーカー」内のメダルの組み合わせで条件を満たすと発生するコンビネーションスキルに「トイサイダー村」が確認される。
発動条件は「サイレントルーム」「テントカント」「MZD」。遂にポップン公式からも公式認定である。是非ともメダルを集めてスキルを発動してみてほしい。
関連動画
関連静画
関連項目
脚注
- *本スレにおいてこれ以前のスレッドにトイサイダー村という表記が見られず、またTwitterにおける最古の登場がこの書き込みの前後であったので、初出とみなしここに貼っておく。これより古い記述を見つけたら修正を依頼したい。
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%83%88%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E6%9D%91