トゥインキー(Twinkie)とは、クリーム状のフィリングの入った金色のスポンジケーキである。
概要
70~80年代のアメコミの広告によく宣伝されていた。
決め文句は「ファッジーアイシンス!」「君はホステスのケーキにかぶりつき大きな幸せを手に入れる」
映画「ゾンビランド」に出てくるクレイジーで素敵なオッサン:仮名タラハシー(ウディ・ハレンソン)の大好物であり、お菓子屋さんに置いていないと大激怒して暴れるので、在庫は必ず残しておくこと。また、同作品に登場する「揚げトゥインキー」は実在する料理である。
アメリカ合衆国ではジャンクフードと見なされている。その扱いは、「被告の食生活を弁護に利用する」という裁判戦術として「トゥインキー・ディフェンス」という用語が存在している事からも推し量れる。
この用語は、1970年代のアメリカでサンフランシスコ市長ジョージ・マスコーニと市会議員ハーヴェイ・ミルクが、別の市会議員ダン・ホワイトによって殺害された事件の際に弁護側が行った主張が元になっている。弁護側は、「被告人は鬱病により、責任能力が乏しい状態にあったのです!それは、元々健康的な食生活を送っていた彼が、ジャンクフードを過食するほどであったことからも明らかです!」と主張したのだ。
この事件と裁判は、被害者も加害者もともに政治家だったと言う点、そしてミルクが「アメリカ合衆国初の、同性愛者をカミングアウトした上で議員に当選した人物」であったという点から、非常に注目を集めていた。そのためこの弁護側の主張も有名となった。
そして裁判中に「トゥインキー」という言葉は一度も使用されなかったにも関わらず、「ジャンクフードと言えばトゥインキーだろ」という発想から「トゥインキー・ディフェンス」という用語が定着してしまったのである。
また、「トゥインキーは腐らない」という都市伝説があり、ニコラス・ケイジ主演の映画「ゴーストライダー2」では、触れたものすべてを腐敗させるヴィラン「ブラックアウト」が、触れる食べ物がすべて腐って食べられずにいる中、トゥインキーだけは腐らなかったので食べることができたと言うシーンがある。
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関連項目
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