トウキョウトガリネズミとは、以下のことを指す。
概要
トガリネズミ目トガリネズミ科の動物で、ユーラシア大陸北部に生息するチビトガリネズミの亜種。英名は「Ezo least shrew」、学名は「Sorex minutissimus hawkeri」。名前の区切りはトウキョウ・トガリネズミであって、トウキョウト・ガリネズミではない。
頭胴長は2cm弱、尾長は3cmほどと、指先にちょこんと乗せられるくらい小さく、世界最小のほ乳類の一つとして知られている(ほかはキティブタバナコウモリ、コビトハツカネズミなど)。体重は約2gで、1円玉2枚より軽い。背中は暗褐色、腹は銀褐色の毛で覆われている。
生息域は北海道北部から東部にかけての一部地域。なぜ東京都に生息していないのに「トウキョウトガリネズミ」なのかというと、それは北海道で初めて採集されたときに「Yezo(蝦夷)」と記入すべきところを「Yedo(江戸=東京)」と誤記してしまったからである。この点では英名のほうがより正確に実態を表している。
北海道ではトガリネズミのことを「モグラ」と呼ぶこともあり、エサは昆虫やミミズ、地中にトンネルを掘って生活する、冬眠しないなど、生態に多くの類似点を持つ。ちなみに北海道に野生のモグラ(モグラ科の方)は生息していない。
寒冷な地域で小さな体を維持する必要があるため、トウキョウトガリネズミは1日に体重の2倍ものエサを摂取しなければならない。また心拍数が1,000回/分と非常に基礎代謝が高く、多くのエネルギーを必要とすることから、活動の半分以上を採餌に費やす。つまり1日でもエサを獲れなければ死ぬという非常にシビアな生活を過ごしており、寿命も1年半と短い。
亜種のためIUCNのレッドリストには掲載されていないが、日本の環境省のレッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に選定されている。
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関連項目
外部リンク
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