トガヒミコとは、漫画『僕のヒーローアカデミアの登場人物』である。
概要
『カアイイねえ、キレーだねぇ』
本名:渡我被身子(とが ひみこ) 誕生日:8月7日 年齢:17歳 身長:157cm
好きなもの:血、柘榴 性格:惚れっぽい 個性:変身
「敵(ヴィラン)連合」の紅一点。現在17歳のまさに女子高生で連合の面々の中では最年少。鋭く尖った八重歯と茶髪が特徴の少女。未成年のため名前・顔ともに報道されていないが、連続失血死事件の容疑者とされる。実質敵サイドのヒロインといえる存在。
敬語混じりだが、どこか言葉足らずな話し方が特徴的で、作中は常にセーラー服で、ミニスカートを身につけ、ベージュ色のセーターで萌え袖を作っている。髪型は両側を団子にしており、団子は付け根がハネている。冬になると連合の僅かな資金を使って「カァイイコート」を買い込むなどお洒落にも気を遣う。
と、ここまでは一見普通の女子高生だが、その実態は常軌を逸した猟奇的思考の持ち主であり、とりわけ他人の血液に対して強く執着している。彼女にとって、他人を傷つけることは攻撃手段であるのと同時に、ある種の愛情表現でもあるという。好きな人の真似をしたり、同じものを身につけたりした末、満足出来なくなりその人自身になりたくなって、そして最後は切り刻むという常軌を逸した性癖の持ち主。
思考や行動が読めず、会話もほとんど成り立たないためか、顔合わせの際には、死柄木からは「ガキ」、荼毘からは「イカレ野郎」と言われていた。一方のトガは死柄木を「弔くん」、トゥワイスを「仁くん」と呼ぶなど、連合の仲間とはかなりフランクに接している。自分らしくいられる敵連合は彼女にとって居心地が良い場所らしい。
ステインのことを「ステ様」と呼び、アイドルのように慕っている反面、「ステ様になりたい。ステ様を殺したい!」とも笑顔で宣言している。連合に入ったのもステインがきっかけだった。
装備
戦闘の際は、管の繋がれたマスクと背中のボトルにチューブが繋がれた注射器、歯のような模様の付いたネックウォーマーを装着している。加えて、武器としてナイフを持ち歩いている。腰のベルトには採取した血液を保存するための冷却機能を備えたケースが装着されており、一ヶ月以上もの保管が可能になっている。
マスタード曰く、「裏の開発者の作品で理に適っている」とのことだったが、本人はデザインが可愛くないと不満を漏らしており、あまり積極的に活用していない。
個性
個性は「変身」。血を摂取する事で、その血の持ち主に変身する個性。 直接吸う必要はなく、保管しておいた血液を飲むことでも変身可能。
摂取した血の量に応じて変身時間が変わり、コップ一杯分で一日くらい変身できる。
また服装もコピーしてしまうため、変身する際には全裸になる必要がある。
そのため変身が解けると全裸に戻ってしまう。変身解除時は本人も恥ずかしいと語っているが、好きな相手や苦楽を共にしたメンバーの前ならまだ平気なようである。
「異能解放軍編」では“個性”が強化され、変身した相手の“個性”を使用できるようになる。作中では変身した麗日お茶子の『無重力(ゼログラビティ)』を使用するも、浮かせた相手を地面に思いっきり叩き落とし虐殺するという本人が絶対やらないような残虐行為をおこなっている。
ただし、他人の“個性”を使用するのはトガの身体に大きな負担がかかるほか、「心から好意を寄せた相手」でなければ変身しても“個性”のコピーができない模様。 そのためコピー対象は現在では仲間である敵連合のメンバーかお茶子など(一方的に)気に入った相手のみとなる。
また、隠密行動に長けており、気配を消す、相手の死角に入り込み消えたように見せかける、などの謎の技術を持っている。身体能力も高く、素の戦闘力も高い。
過去
彼女の性癖は生来のものであり、ごくごく普通の家庭で育った女の子だった。ある日、血まみれのスズメに直接口をつけて吸血するなど猟奇的な行動を取っていたところを両親に目撃されてしまい、「人間じゃない子を生んでしまった」と母親から拒絶されてしまう。
最初は普通に生きようと必死に自らの性を抑え込んでいたが、やはり根底に流れる狂気を抑えることができず、中学の卒業式の日についに爆発。片思いしていたクラスメイトの斎藤くんを切りつけて重傷を負わせ、その血を啜ってしまう。
この事件をきっかけに彼女は社会に敵対する道を歩むようになり、以来、か弱い女子高生を装いながら夜の街で生き、時に気に入った相手を殺害して血を吸うという連続失血事件を起こし続けていた。
作中の動向
林間合宿襲撃の際に自分の好みにドストライクなデクと出会い、以降彼の事を追い求めるようになる。また、襲撃したお茶子と梅雨のことも気に入り、一方的に友達認定する。特に、自分と同じくデクへの想いを抱いているお茶子とは何かと因縁を持つようになる。
当初の彼女は、デクに固執し、フリーダムに活動していたが、コンビを組むことが多かったトゥワイスが殺されたことでヒーローや生きづらい社会への凄まじい怒りと憎しみを抱くようになる。その際にお茶子に遭遇し、沸き上がった疑問をぶつける。だが、お茶子はあくまでヒーローとしての立場で拒絶。悲し気な笑みと涙を浮かべ、お友達認定したお茶子との決別を決意する。
一方、このときのトガの表情はお茶子の心境にも大きな影響を与え、混とんとする情勢の中で二人の女の子の決着は避けられないものとなっていた。
トガ語録
- 『私も入れてよ!敵(ヴィラン)連合!』
- 『トガです、トガヒミコ 生きやすい世の中になってほしいものです』
- 『ステ様になりたいです、ステ様を殺したい』
- 『好きな人がいますよね?そして、その人みたくなりたいって思ってますよね?分かるんです、乙女だもん』
- 『好きな人と同じになりたいよね、当然だよねえ 同じもの身に付けちゃったりしちゃうよね』
- 『でもだんだん満足できなくなっちゃうよね その人そのものになりたくなっちゃうよね、しょうがないよねえ』
- 『恋バナ、楽しいねえ!』
- 『私も私のやりたいように、生きやすい世の中に 出来るものならしてみたいと思うのです』
- 『ステ様も好き、出久君も好き、お茶子ちゃんも好き!私はたくさん”好き”になれるといいのです』
- 『私も普通に生きるのです』
- 『ヒーローが仁君を殺したのなら、私のことも殺すんでしょうか?』
- 『うん、そうだね…』
関連動画
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関連項目
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