トッキッキとは、2009年に新潟県で開催された「トキめき新潟国体」、「トキめき新潟大会」のマスコットである。
トキめき新潟大会終了後、新潟県の宣伝課長に任命された。
爆発的な人気があり、ぬいぐるみが増産された事もあった。
キャラクター選手権2010に出場し、準優勝の成績をおさめる。
経緯
2005年8月に、県内の各企業にマスコットの試作機を発注。
8機種の試作機による各種試験が行われ、最終的に3機種に候補が絞り込まれた。
そこで県民投票を行い、有効投票数3574票のうち、1551票の支持を集めた、「トッキッキ」が選ばれる。
これをデザインしたのは、MSの外装デザインパッケージデザインや広告デザインを得意とする、有限会社 セッサである。
そして、2005年11月17日に県庁でキャラクターの発表が行われる。
が、過半数には満たなかったわけで、ちょっとしたことで結果が入れ替わった可能性は高い。
ちなみに、他の二案は、ほぼ朱鷺に準拠した、ツンデレ風の「ファルコ」、頭部が、くちばしのあるチューリップという、新潟というイメージごちゃ混ぜの「スリッピー」であった。
しかし、いずれの試作機も「朱鷺」のイメージを残してあるところが、非常に興味深い。
特徴
トッキッキの、外見上の特徴としては、ほぼ球形の、頭部を兼ねた胴体に、翼、とさか、足、しっぽ、くちばしが結合されている。
男子キャラクターの「とっぴ-」はビームサーベル炬火(聖火)をかかげ、女子キャラクターの「きっぴー」は電子戦用アンテナリボンが装着されている。
どちらかというと、とっぴーが元気が良い印象があるが、実はきっぴーが乱暴者元気がよく、くちばしで子供を威嚇したりいちゃついたり、体当たりして子供を押し倒すじゃれ合ったりといった、お茶目な事例も報告されている。
なお、顔の意匠の赤い部分は、いわゆる「ハートマーク」である。
基本的に2機で1チームを構成し、各作戦会場で行動するが、実際の国体では(より多くの会場に登場するために)分散配置されたケースも多かった。
着ぐるみ
着ぐるみは、大きく、かぶり式(量産型)とバルーン式(ニュータイプ用)と二種類に分類される。
かぶり式は、イメージと多少異なる正直「がっかりな」外見であるが、バルーン式の可愛さは異常である。
量産型の三倍は可愛い。
しかし、一体50万円ほど(ペアで100万円)と高価な事。
それに加え、パイロットは、送風機に電源を供給するため、二輪車用のバッテリーを背部に装着しつつ、時として激しいダンスを行わなければならない事から、ニュータイプでないと乗りこなせない。
(バルーン式は内部に送風機があり、空気を送り込んで全体を膨らませている。よく見ると、下部にエアインテイクが確認できる)
当初、付き添え人が居ないと自走不可能なほど乗り手を選んだバルーン式であるが、全力疾走できるほど成長したパイロットも存在する。
当初、手足を少し動かす程度だった「トッキッキによる、トッキッキダンス」も、個体によっては、かなりリアルに踊れるようになった。
が、国体が終了し、披露する場が減少すれば、自然と技量は落ちていくことになるだろう。
また、バルーン式には「バッテリー切れ」という致命的な弱点が存在する。
バッテリーが切れると、ほぼ瞬時にして戦闘形態から輸送形態(縮小状態)に切り替わってしまう。
いずれは、太陽電池や原子炉の搭載などで、解決できる問題ではある。
なお、バルーン式でないものの、柏崎市のトッキッキは、比較的イメージ通りに仕上がっている。
追記
2009年8月現在。新潟市内でトッキッキの新型が配備されたらしい。
エアインテークが確認できないが、ほぼバルーン式に準じた形態をしている。
送風機などの装備を削除し、コストダウンされたと思われる「新型」は、本格的な量産モデルかもしれない。
所属
トッキッキは、桑野大佐率いる連邦軍新潟県所属のもの、新保中佐率いるホワイトベース新潟市所属のもの、また各部隊市町村が独自に所有するものがあるようだ。
新潟市所属のものは、丸みを帯びた金平糖のようなネームプレートがつけてあり、判別しやすい。
新発田市所属のものは、とんがった金平糖のようなネームプレート。
燕市所属のものは、とくにネームプレートはつけていないようだ。
三条市も、おそらくはトッキッキを保有していると考えられている。
(トッキッキ万代橋パレード作戦の決行日に、三条市の車両が新潟市に入っていたことが確認されている)
また、県所属のマグネットコーティングされた最終量産型新しい個体には、チューリップ型のネームプレートがついているようだ。
余談であるが、トッキッキの誕生日とされる11月17日は、シャア・アズナブルの誕生日でもある。
関連項目
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