トミカとは、タカラトミーから発売されているミニカー。同社の看板商品で、ミニカー商品の代名詞でもある。
概要
1970年、当時のトミーが「日本の子供たちに国産車のミニカーを届けたい」という思いの元発売。当時はホットウィールをはじめとする外国車のミニカーや1/43スケールモデルなどが主流のため、値段も高く大きいサイズの商品が大半を占めた時代だった。
手のひらサイズで子供でも動かしやすく、ダイキャスト素材に焼き付け塗装という本格派の完成度の高さ。そして何より廉価で家族連れのユーザーにも手に入りやすい手頃な価格で、トミカは瞬く間に国産ミニカーのシェアの大部分を担う存在となる。1984年に現在の赤帯パッケージとなり、どこのホビーショップでも見つけやすい親切設計。
1976年に100車種を突破して以来、外国車や流行車など種類も増加。現在は140番体制を敷き、常に140車種ものラインナップを揃えている。累計売上台数は2010年に5億3800万台を超え、各所に展開しているトミカショップの経営、定期的に各地で開催されるトミカ博を開催、いずれの会場でも低年齢層の人気を集めている。
正規以外のシリーズあれこれ
正規シリーズ以外のラインナップも豊富で、現在も様々な商品が発売されている。
- トミカワールド
主に実際の職場を再現したシリーズ。トミカ警察、トミカ工場といった鉄板から片づけに便利なコンボイ車、日々進化を続けるパーキング施設などが名を連ねる。 - トミカシステム
タカラトミーもう一つの代名詞であるプラレールのように、自分だけの道路をパーツを用いて製作する。立体道路も種類が豊富で、場所さえあれば大規模なものも製作可能。 - トミカハイパーシリーズ
ロボットアニメに登場するような、サイバー色の濃いデザインが特徴。中には可変、合体機能がある機種も。他メディアと関わる機会も多く、特撮作品「トミカヒーロー レスキューフォース」「トミカヒーロー レスキューファイアー」の2作品、発売47年目にして初のアニメ化となる「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察」を輩出した。 - ドリームトミカ
他商品とのコラボ車などがこれにあたる。人気ゲームやアニメ、食品、ゆるキャラとのタイアップなど多種多様。 - トミカプレミアム
正規シリーズから派生した、ハイディテールコレクションモデル。より品質や細部の再現度にこだわっており、値は張るものの完成度は折り紙付き。 - トーマストミカ/トイ・ストーリートミカ
タカラトミーとは縁の深い2作品、きかんしゃトーマスとトイ・ストーリーを題材にしたシリーズ。両者ともプラレールでもお馴染みの組み合わせであり、原作を忠実に再現した作り込みが光る。
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関連コミュニティ
関連項目
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- 0pt
スマホ版URL:
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%83%88%E3%83%9F%E3%82%AB
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