トミカヒーロー レスキューフォース単語

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「トミカヒーロー レスキューフォース」とは、2008年4月5日から2009年3月28日までテレビ東京系にて毎週土曜朝8：00～8：30に放映された特撮テレビドラマである。

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概要

『魔弾戦記リュウケンドー』以来2年ぶり2作目となる松竹・テレビ愛知制作の特撮作品となる。
メインスポンサーであるタカラトミーのトミカを玩具・ベースに「トミカヒーローシリーズ」として開始した第1作目。

レスキューポリスシリーズや救急戦隊ゴーゴーファイブ等が救急活動を絡めて敵組織との戦いを描いたのに対し、
 

「俺はレスキューフォースだ。俺の使命は、こんな奴らと戦うことじゃない。
  助けを待ってる誰かをこの手で救うことだ。それが、俺の使命だ!」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　轟輝～第1話～

という台詞に集約される通り、本作は戦闘よりも人命救助を重視した新しいスタンスの作品となっている。

ターゲットを低年齢層に絞り、子役を多く起用するなど子供との絆を意識した結果、特に若い世代から好評を得た。
これを受けて冬には劇場版が公開された。ただし若干の大きいお友達からは不評の声も聞こえているが。

キャスティングでは当時WBCフライ級王者であった内藤大助が本人役でゲスト出演したことが話題になった他、
松竹が制作に関っていることからネオテーラ三幹部役の安田大サーカスなど松竹芸能の芸人が多く出演している。
また、スタッフは「リュウケンドー」から引き続き担当している者が多く、劇場版では同作の出演者がゲスト出演した。

登場人物

名前の横に☆印がある人物は次作「レスキューファイアー」にも登場していることを表す。

レスキューフォース

世界消防庁から選出された隊員たちで構成される対超災害組織。さまざまなツールやビークルを用いて救急活動を行う。作中において活動しているのは第2期のレスキューフォースであり、卒業した第1期のメンバーはそれぞれレスキューに関連した役職に就いている。

轟 輝（とどろき ひかる） / R1（R1マックス）　☆
レスキューフォースに入隊したばかりの新人メンバーで、当初は見習い扱いだったが後に正隊員となった。
感情豊かで熱くなやすいところがあるが、どんな状況でも決して諦めずに人命救助を優先する。
現場ではR2共に最前線で活動し、レスキューストライカーの専属操縦者を務めた。
レスキューセイバーが登場までは現場の大型ビークルの操縦を一手に引き受けていた。
後に初代R1だった大淵ですら成し得なかったR1マックスへのマックス着装を成功させる。
幼少期は家庭の都合上転校する事が多く、そのためかなりの悪ガキであった。
しかし親友との出会いを経て人々を救うレスキューの仕事を目指すようになる。

陣雷 響助（じんらい きょうすけ） / R2
個性的なレスキューフォースの隊員達をまとめるリーダー格。明るい好青年で、ノリのいい面もある。
現場ではR1と共に最前線で行動する。中盤から登場した大型ビークルの操縦も行なうようになる。
幼い頃はわんぱく相撲の横綱であり、パワーと熱い性格は今でも健在である。
先代R2の神谷から影響を受け、レスキューフォースを卒業した後は彼と同じく地方の消防署に勤務している。

香月 レイ（こうづき - ） / R3
SAT出身のしっかり者の女性隊員。レスキュー活動だけでなく、ネオテーラとの戦闘でも活躍する実力者。
面倒見が良く、レスキュー新聞の「アニキになってほしい隊員」アンケートで1位に選ばるほど男勝りな性格。
当初からビークルに乗ることを目指して、教習所に通っていたため、途中からビークルの操縦も可能になった。
レスキューフォースを卒業した後はレスキュー学校の講師になり、現場で知り合った親子の面倒を見ている。

白木 寿里（しらき じゅり） / R4
優しい笑顔がよく似合う天然系の女性隊員。見た目に似合わず大食いである。
医学の知識が豊富で、現場では被災者の治療を担当することが多い。
戦闘はあまり得意ではないが、本気になると「火事場のスーパーパワー（笑）」と称する力を発揮する。
祖父は武道家で、寿里の活躍に感化され、石黒の着装を妨害して寿里の祖父がR5となったことがある。
レスキューフォースを卒業した後は総司令の元で補佐官となり、いずれ新たな総司令となることを目指している。

石黒 鋭二（いしぐろ えいじ） / R5　☆
レスキューフォース隊長。部下想いで細部まで目の届く良い上官である。
現場に出る事はあまり無く、普段は作戦室から最新の情報を送ったりファイナルレスキューの承認をしている。
第1期レスキューフォースの頃はR5としてレスキュー活動を行っていて、中盤から再びR5に着装するようになる。
しかし、着装すると新人当時の無茶な熱血漢な気質が出て暴走する問題児であり、隊員を困らせることもあった。
後に着装しても熱い気持ちを抑制して活動できるようになったが、熱い性格は少なからず残りギャグ要員となった。レスキューファイアー隊長の大河リクとは同期で、友人である。

世界消防庁関連

南部 奈津乃（なんぶ なつの） / RU
世界消防庁の総司令。モニターを通じてレスキューフォースに出動を要請するのが主な役目。
世界消防大学を首席で卒業し、海外留学の後に第1期レスキューフォースのR4として活動していた。
当時は、隊員達の間のマドンナ的存在であり、この頃から「ナンシー」の愛称で親しまれるようになる。
初代R4のものに似た専用のレスキュースーツ・RU（レスキューユニバース）を着装して出場したことがある。
ルー語英語を交じりの日本語で話しており、災害現場では特に顕著に見られる。
仕事では男言葉、プライベートでは女言葉を使い分けている。総司令に就任した頃に結婚し、現在は娘もいる。

岡村 尚美（おかむら なおみ）
対アンドロイド対策部に所属する女性で、システム開発局のチーフ。
かつては石黒らと同じ第1期のレスキューフォースのR3でもあった。
R1マックスの開発やゴッドストライカー用プログラム製作に携わっていた。

神崎 律子（かんざき りつこ）　☆
技術開発局の主任。レスキュースーツのメンテナンスなどを主に行っている。
岡村と共にR1マックスの開発・強化を行った。また、彼女もレスキューの訓練を行っている。

佐伯 文治（さえき ぶんじ）　☆
世界消防庁のメカニックチーフ。レスキューフォースの全ビークルの整備を担当している整備士。
各ビークルを息子同然に扱っており、隊員たちに思わぬ助言をしたり隊長たちの過去について話してくれる。
レスキューフォースではないが「爆鎮完了!」の決め台詞を言ったことがある。
次作でも引き続きレスキューファイアーのメカニックを担当する。 

刑部 零次（おさかべ れいじ） / R0  ☆
劇場版でレスキューフォースの危機を救った人物。
R0に着装できるが、生身でもネオテーラと互角以上の戦いを見せるほどの実力を持つ。
その正体は世界消防庁の長官であり、密かにレスキューフォースを見守っていた。

ネオテーラ

地球人類の滅亡を企む組織。クライシスメーカーを始めとする超災害発生メカを使って、超災害を発生させる。ダーエンが健在だった頃は空中に浮遊する基地を本拠としていたが、首領がマーエンに代わってからは、毎回各地に点在する基地を転々とするようになった。

三幹部
やや間抜けな言動が多いが、当初のレスキューフォースでは歯が立たない程の戦闘能力を有している。
1度はレスキューフォースに倒されたがダーエンに回収されて復活を果たす。
これ以降は戦闘モードという形態に変身するようになる。また人間の姿に変身可能。
ダーエンの死亡後はマーエンに拾われ三度レスキューフォースの前に立ちふさがる。
マーエンが真の姿に戻るためのパワーを手に入れると、用済み扱いされてしまう。

　マール
　三幹部のリーダー格である指揮官タイプの女性型アンドロイド。周囲から「姫」と呼ばれることもある。
　少々ヒステリックだが三幹部で唯一マーエンを「お嬢様」と呼び、従順である。
　特定の相手を困らせるや面白いなどで事件を判断したりとどこか愉快犯的。
　自分が一度破壊されるきっかけになったR2に対して執拗に敵意を燃やしている。
　通常でも防御バリアであらゆる攻撃を通さず、武器である鞭は戦闘モードで長い紐状になる。名前の由来は丸。

　サーン
　三幹部の一人。「ネオテーラ三幹部の参謀」を自称する、知性的な科学者タイプの男性型アンドロイド。
　知能担当である割が意外とそっかしく、どこか抜けている。
　戦闘モードでは二刀流の剣を使い、身軽な動きで敵を翻弄する。語尾に「ザンス」と付ける。名前の由来は三角。

　シーカ
　三幹部の一人。「ネオテーラ三幹部の横綱」を自称する、力自慢のパワーファイタータイプの男性型アンドロイド。
　かなり単純で、お天気お姉さんやボクシング王者にはまったりなどミーハーな部分がある。
　戦闘モードでは鉄輪のような武器を使い、怪力で敵を圧倒する。語尾に「ゴンス」と付ける。名前の由来は四角。

指揮官

ダーエン / 大淵（おおぶち）
途中から登場したネオテーラの首領。金色の仮面で素顔を隠し、三幹部を「我が僕（しもべ）達」と呼ぶ。
さらに強力な超災害発生メカ「テラリセッター」を導入し、「人類のリセット」「地球を真っ平らにすること」を企む。格闘術に長けており、直接戦闘でもレスキューフォースに引けを取らない。
その正体は石黒の新人時代の先輩で、第1期レスキューフォースの隊長・大淵。
10年前のある研究所での救助活動の際、平和利用のエネルギー開発と称し新兵器の開発をしていたことを知り人類への怒りが爆発し、その瞬間にバーツに憑依されて悪意を増幅されネオテーラを結成した。
レスキューフォースでは初代R1として活躍しており、劇中でもR1に着装したこともある。名前の由来は楕円。

マーエン
ダーエンに代わって登場したネオテーラの新たなるリーダー。
ダーエンによって作られたスーパーコンピューターであり、立体映像を通して三幹部に指令を与える。
「ダーエンの娘」を自称しており、彼が被っていた金色の仮面に似た頭部を持つ1の少女の姿をしている。
ツインテールのような角があり顔は笑みを浮かべたような形になっている。
性格にも我侭で子供っぽく、「～しちゃうのダー」など語尾に「ダー」を付けて話す事が多い。
さらなる超災害発生メカ「ズッケイン」を使ってより強力な超災害「メガトンクライシス」を起こし、人類滅亡を企む。
終盤でスーパーレスキューマックスのエネルギーを取り込み、真の姿を取り戻す。名前の由来は真円。

バーツ
ネオテーラの真の総帥。6億年前に創り出された地球の監視する役割を持ったナノコンピューターの集合体。
姿を変えては人々の前に現われ、地球の危機を警告してきたが、人間が地球を滅ぼす存在と認識してしまう。
人類殲滅を目指して、大淵に憑依してネオテーラを結成させた。
感情に左右されずに物事を判断できる上、通常のコンピューターよりも優れた計算能力を持つ。
マーエンは彼がエネルギーをとり戻すまでの仮の姿である。名前の由来はバツ。

 

ドクトル・マドゥ / 真殿 麻太郎（まどの またろう）
劇場版でネオテーラに加担したマッドサイエンティスト。「～なり」という気持ち悪い口調と顔が特徴的。
かつては機械工学の分野では世界屈指の天才科学者だったが、世界超特急の開発競争に敗れてしまう。
このとき採用されたマッハトレインに対し、激しい憎しみを抱いている。
その後は落ちぶれて屋台で働いていたがネオテーラの誘われ、ドクトル・マドゥとして復讐に乗り出す。

アクスト
サーンが開発した量産型アンドロイド。三幹部の指示に従い、レスキューフォースの活動の妨害を行なう。
中盤で三幹部とともに強化され、各幹部が個別に運用するようになり、鉄棒のような武器を装備する。
マーエンやダーエンの直属の個体は通常のタイプとは若干デザインが異なる。
レスキューフォースもデータを保持しており、訓練用にバーチャル・リアリティーで使用される。

キャスト

• 轟輝 / R1（声）：猪塚健太
• 陣雷響助 / R2（声）：野口征吾
• 香月レイ / R3（声）：はるの
• 白木寿里 / R4（声）：長谷川恵美
• 石黒鋭二 / R5（声）：岩永洋昭
• ダーエン / 大淵：和田圭市
• 南部奈津乃/RU（声）：早見優
• 岡村尚美：白井小百合
• 神崎律子：渡辺奈緒子
• 佐伯文治：春海四方
• 刑部零次 / R0（声）：藤岡弘、
• ドクトル・マドゥ / 真殿麻太郎：山里亮太（南海キャンディーズ）

声の出演

• コアストライカー音声、コアストライカーマックス音声、コアセイバー音声、レスキューコマンダー音声：中山大吾
• マール：クロちゃん（安田大サーカス）
• サーン：団長安田（安田大サーカス）
• シーカ：HIRO（安田大サーカス）
• マーエン、ダークコマンダー音声：斎藤千和
• バーツ：酒井敬幸
• ナレーター：緒方文興

放映リスト

余談

劇場版用の新（？）ビークル「ゼロファイヤー」。前部分がレスキューライザーの流用なのは見ての通りだが、実は後部のコンテナも流用モノである。
その正体は「勇者特急マイトガイン」のマイトカイザー。マイトカイザーは移動用として「ドリル特急」という形態になるのだが、その際連結するコンテナ部分がゼロファイヤーに流用されているのだ。

関連動画

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関連コミュニティ

関連項目

• 特撮
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