トヨタ・ベルタとは、トヨタ自動車が2005年~2012年まで製造をしていた小型の4ドアセダンの乗用車である。
概要
車名の由来は、イタリア語で「美しい」や「美しい人」という意味から。プラッツの後継車種でもあるため二代目ヴィッツがベースとなっている。 駆動方式はプラッツと一緒でFFと4WDとなるが、エンジンはプラッツに存在をしていた1500㏄は無く、1000㏄と1300㏄が用意される。 ミッションは5速MTが廃止され、FFがCVTで4WDが電子制御式4速ATとなる。
デザインは、プラッツのチグハグだったデザインからの反省から、4ドアセダンらしい一体感があるデザインとなる。その分、最小セダンとは言うものの一回り大きくなり、そのサイズは初代クラウンよりわずかに大きく、初代プリウスに極めて近いサイズとなった。それでもトヨタ車のセダンの 中では最小サイズになるため、先代のプラッツ同様、警邏用パトカーや社用車や地方自治体の公用車として用いられる。
デビュー当初のイメージキャラクターには、女優・鈴木京香を起用している。
モデルの流れ
2008年マイナーチェンジ。フロントデザインを変更をし、全グレードのドアミラーにLED式のターンライトシグナルを標準装備化が され、1300㏄のリアシートが可倒式となる。
2012年、生産終了。後継車種はカローラアクシオ(E160型)である
国外仕様
北米向けには先代のエコー(プラッツ)のモデルチェンジ版としてヤリスセダンの名で投入されていた。ベルタとの違いは灯火類とハンドルの位置の他、日本向けには設定されていない1.5リッターや5速MTの設定があった。ヤリス(ヴィッツ)のモデルチェンジと共に5ドア版に集約されて、現在では北米向けに生産をされていない。
オセアニア向けもヤリスセダンの名称である。エンジン以外は国内仕様とおおむね似たエクステリアとなっている。ヤリス(ヴィッツ)のモデルチェンジ後もこちらは引き続き生産をされている。
東南アジア向けにはヴィオスの名で投入されている。初代に当たるソルーナや2代目のソルーナ・ヴィオスが独自のエクステリアを与えられていたのに対して、3代目となるこのモデルは一転してベルタの車体となっている。エンジンが他の地域と同じように1.5リッターとなっている。但し、フロントデザインは独自のものが採用されている。
関連動画
関連項目
- トヨタ自動車
- トヨタ・プラッツ(前身車種)
- トヨタ自動車の車種一覧
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