『トラスティベル 〜ショパンの夢〜』とは、トライクレッシェンドが開発し、バンダイナムコゲームスから2007年6月14日に発売されたXbox 360用RPGである。略称はトラスティベル、ショパン、ショパンの夢。
概要
当時RPGの少なかった2006年に発売され、初回特典DVD付きXBOX360スペシャルパックも同時に発売された。
2008年9月18日にプレイステーション3版『トラスティベル 〜ショパンの夢〜 ルプリーズ』が発売。Xbox 360版に比べて、シナリオを大幅に改善。操作可能なキャラクター、コスチュームの追加等の新要素を追加。さらにマルチエンディング採用。
XBOX360版は2008年9月18日にプラチナコレクション版が、2009年9月30日にゲームオンデマンド版(2600MSP)が発売されたが、こちらでは一切の追加要素がない単純な廉価版となっている。
ストーリー
ショパン逝去の前、彼が最後に見た夢の世界がこの物語の舞台となる。
夢の世界ではいわゆる魔法という概念が存在しているが、不治の病を患っているものが使えるようになるもので、近づくと病が感染するという迷信のため魔法を使えるものは忌み嫌われている。
魔法を使える少女ポルカがこの世界で少年アレグレットやショパンと出会い、旅を続けていくうちにとある真実へ向かっていくこととなる。
システム
戦闘はタイムシェアードコマンドバトルという時間制限とシミュレーション要素を含めた仕様のコマンドバトルとなる。
また必殺技には光の要素と影の要素があり光の当たる場所か影が差す場所かで必殺技が変わる。この仕様は敵にも適用され、日向と日陰で敵のタイプがガラリと変わるものが存在する。
音楽はバテンカイトスや黄金の太陽などを手がけた桜庭統。
また、劇中登場するショパンの楽曲はスタニスラフ・ブーニンによる演奏である。
発売後の評価
いざ発売されてみると終盤につれてとんでもない事態が発覚する。
いつ張られたのか分からない伏線と解釈も説明もないまま起こる超展開が多く、それなりの脳内補完ができないとただただ電波にしか見えないお粗末なものであり、グラフィック・システム・音楽は申し分がなく、良作になる可能性があったはずなのにシナリオ一つですべてを台無しにしてしまう始末となってしまった。
延々と登場キャラに説教されるスタッフロールなどや台詞回しにおいてもある程度ない要素を咀嚼する能力は必要かもしれない。
2008年9月18日にプレイステーション3にてトラスティベル ~ショパンの夢~ルプリーズが発売。キャラクターの追加やコスチュームの変更や電波なシナリオの修正を含めた追加シナリオが盛り込まれている。
大魔王を倒してバンザイというエンターテイメント性だけじゃなくて
プレイヤーにメッセージを伝えたかったんです。だから、哲学的な
感じになっていて、逆にそれが新鮮なんじゃないかなって思っています。
- 上記のコメントにやる夫のAAを添えて2ちゃんねるの当時のトラスティベルスレに定期的に貼られていた。
- 海外タイトルは「Etarnal Sonata」という名称であり、こちらではオリジナルフロントパネルが特典であった。
- 平野綾がヒロインとして抜擢されたことで評判を呼んだが、音声収録自体はちょうど「涼宮ハルヒの憂鬱」放送時期であり、良くも悪くも先見性はあったといえる。
- その音声収録から発売までの間が長すぎたせいか、出演していたはずの浅川悠がゲーム雑誌で自分の名前を見つけるまでその仕事を忘れてしまっていたとブログに綴っていた。
- XBOX360でゲームにかかわるダウンロードコンテンツはショパンの曲のアンロックのみ。プラチナコレクションにおいてもシナリオ追加などの要素は全く無かった。
- 当作品の完成記念イベントではなぜがゲストに桜庭和志が呼ばれた。
関連動画
Xbox 360版
PS3版
関連商品
関連項目
外部リンク
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