トリキ錬金術単語

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トリキレンキンジュツ

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トリキ錬金術とは、金を生み出す方法の一つである。

概要

トリキ・ウォータミーという人物がこの方法を開発したため、彼の名を取ってトリキの錬金術、トリキ式などと呼ばれている。

ウォータミーは、以下の手順を踏むことで多量の金を手に入れられることを発見した。

まず、生贄を選定する。オスの鶏が好ましいが、入手できない場合豚を用いても構わない。

次に祭壇の用意をする。魔法陣は縦横比2:3の長方形に、短辺の5分の3の直径を持つ円を描いたものとする。

祭壇の中心に聖火を配置する。低すぎて魔法陣を侵したり、高すぎて生贄を焦がしすぎないよう注意する。

生贄は串刺しにして、聖火の上に吊るす。

呪文を唱える。「ゴォーウ・トゥイート」

生贄を金に変えることができる。

ウォータミーの手法は当時の人々の間にあっという間に広まり、マネをしようとする人も多く現れた。しかし時の貴族であるラタッダシー・ウォークは庶民に金が溢れて立場が危うくなることを危惧し、トリキ錬金術の禁止を支配下の商人に指示した。

商人は鶏を売る場合、錬金術に使用されないよう捌いてから売ることになったためトリキ式の錬金術は急速に衰退した。

民明書房・刊『知られざる神秘の錬金術』より抜粋

というのは全くのデタラメです。

真面目な概要

2020年 10月から始まった「Go To Eat」では、オンライン経由で予約・来店をした場合に昼食時間帯は1人500円分のポイントを、夕食時間帯（15時以降）は1人1000円分のポイントを付与するというキャンペーンを行った。

居酒屋チェーンである鳥貴族の場合、ホットペッパーグルメなどの予約サイトで「座席」か「コース」の予約をし、来店すると夕食時間帯なら1000 ポイントがもらえるということになっていた。

しかし、この制度を逆手に取り「座席の予約をして来店しても1品だけ注文して帰ってしまう」という事例が相次いだ。鳥貴族は全品298円+税のため1品だけ注文すると327円となるが、ここで会計を済ませれば1000円との差額673円が客の丸儲けになってしまう。しかも利用回数の制限はないため、何度も来店すればそのたびに資産が673円ずつ増えることから、（お）金を生み出す＝錬金術に喩えられた。

付与ポイント自体は国の予算なのだが、予約サイトの手数料の問題から損をしてしまう可能性もあるために鳥貴族側は10月7日以降は「座席のみの予約はGo Toキャンペーンの対象外」として対策を講じた。またキャンペーンを担当する西村大臣も「制度設計が１００％ではなかったかもしれない。公正な制度にすることが大事だ」と記者会見で話しており、他の店でも起こりえる”錬金術”への対策をするとしている。

↓『鋼の錬金術師』エドワード・エルリック役の声優、朴璐美氏によるツイート

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 https://twitter.com/romiansaran/status/1313437068031225858

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