トリッシュ・ウナとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」の登場人物である。
CV:夏樹リオ(黄金の旋風版) / 東山奈央(EoH版)/千本木彩花(アニメ版)
あたしは知りたい!自分が何者から生まれたのかをッ!
- 生年月日:1986年4月19日生まれ(本編時点で15歳)
- 血液型:A型
- 身長:163cm
- 好きな俳優:グウィネス・パルトロー、マルチェロ・マストロヤンニ。
- 好きなファッション:ドルチェ&ガッバーナ。
- 好きな食べ物:ペリエ、すっぱい味のサラダ、カニ。
- 嫌いなもの:美しくないもの全て、昆虫、くさい男。
ストーリー途中から登場する、ジョルノやブチャラティ達の所属するギャング組織「パッショーネ」のボス・ディアボロの娘。ディアボロが組織を作り上げるよりも以前に出来た娘であるため、ディアボロも最近までトリッシュの存在自体を知らなかった。
ヘソ周りを露出したパレオのような服装と、軽くクセがついたピンク色の髪が特徴。ペリーコロと共にやって来た初登場時は白衣と眼鏡を身につけていたが。ちなみに父親と違って髪の毛にセルの体みたいな斑点模様は付いてない。
潔癖症で高飛車な性格だが、ブチャラティ達と行動を共にし、ディアボロに殺害されかけたり組織の刺客と戦ううちに高飛車な部分は段々柔和になり、芯の強い性格となっていった。
先述の事情ゆえにディアボロの正体を探ろうとする暗殺チームに「ボスの手掛かりを得るための鍵」として付け狙われてしまった事から、ペリーコロを通してブチャラティ一行の元へ身柄を引き渡された(当初はポルポがこの任務を受けるはずだったのだが、ポルポが死亡したため代わりに幹部となったブチャラティが任務を引き継いだ)。それ以降、トリッシュの身柄をボスの元へ引き渡すべくジョルノ達は暗殺チームの襲撃からトリッシュを護衛していくことになる。
やがて暗殺チームの追跡を振り切ってサン・ジョルジョ・マジョーレ島へ辿り着くも、ディアボロが自身の元へトリッシュ護衛を命じた真意は「自身に繋がるものは全て抹消(抹殺)する」というだけに過ぎなかった。その結果、引き渡しの時に実の父親であるディアボロに殺されかけてしまうが、ブチャラティとジョルノの命懸けの行動に救われる。その後は「組織の反逆者」となったブチャラティ一行と共に組織の刺客に追われながらも、自分自身のためにディアボロ率いる組織へと立ち向かうようになる。「実の父親に見捨てられ、あまつさえ命まで狙われる」という局面となれば大抵の少女(ヒロイン)は絶望に打ちひしがれるのが常だろうが、ブチャラティ達と共に戦いへ身を投じた事で吹っ切れたのか自身を取り巻く運命にすら臆するどころかその運命に戦いを挑むほどの精神の強さを手に入れ、ひいてはそれが後述のスタンド能力「スパイス・ガール」を発現する呼び水となる。その力で、一時はブチャラティ一行の危機をも救ってみせた。
先述の通り極度の潔癖症で、ストーリー終盤にレクイエムの出現によってミスタと身体が入れ替わったときは「なによこの顔この体ーーッ!!くっ、くさいッ!あたしすごくワキガ臭いわあーッ!!」 と悲鳴を上げたり、逆にトリッシュの身体になったミスタからは胸囲が少し寄せて上げられている事をカミングアウトされたりスカートのまま足をおっぴろげられそうになったり下着の中に手を入れられそうになるなど、何かと災難に見舞われた。亀の身体となったポルナレフに呼びかけられた際も「今は指に毛が生えちゃってるけど」と呟くなど、ミスタとは悉く反りが合わないさまが多くのジョジョファンに印象付けられている。
そして、「矢」とレクイエムを巡るディアボロとの最終決戦でもスタンド能力でミスタやジョルノ達と共にディアボロに一矢報いて見せたが、ディアボロにはその後いろいろと利用された挙句に殺害されてしまう。しかし直後にブチャラティが自身を犠牲にレクイエムを消滅させた事で、魂が昇天する前に本来の身体へ戻る事ができた。要するに、ブチャラティには2度も命を助けられたのだ……。
全ての決着が着いた後もミスタ、ジョルノと共に生き残り、ストーリー完結後はジョルノ達と袂を別って元の生活へ戻っていった。ミスタとは様々なやり取りがあった事から、最終的に意気投合している様が見えたが……?
PS2版ゲーム「黄金の旋風」でも登場。戦闘ではダウン中の相手をハイヒールで踏み付け追い撃ちをかけたり、スタンドの場合はノトーリアスを痛めつけたように鉄パイプで切り刻む攻撃も。またストーリー終盤では、ミスタの魂と入れ替わった結果より一層漢らしいトリッシュ(中はミスタ)が見られるのだが、逆にトリッシュの魂が入り込んだミスタはというと……お察し下さい。
第5部本編の後日談を描いた小説「恥知らずのパープルヘイズ」でも名前のみ登場。トリッシュの「本来の生活」が見られ、フーゴの本編での別れ際の台詞がまさかここで効いてくるとは思わなかったことだろう。
ズット 前カライマス・・・ アナタガ 幼イトキカラ イツモアナタノ ソバニイマシタ
- スパイス・ガール
【破壊力:A / スピード:A / 射程距離:C / 持続力:B / 精密動作性:D / 成長性:C】 - ストーリー途中から覚醒した、トリッシュのスタンド。スタンドの素質は元々あったが(フィレンツェ行き列車に乗っている時から、スタンドが見えるらしい事を匂わせる発言をしている)、サルディニア行きの飛行機がノトーリアス・B・I・Gに襲撃された際に「行動を共にする仲間を守りたい」という意志が呼応した結果、スタンド能力が開花。
- 女性らしい容姿を持ち、「エコーズAct.3」や「セックス・ピストルズ」と同様に自意識を持っているので本体たるトリッシュと会話を交わす事も可能であり、トリッシュとは親友のように振る舞っている。また血縁ゆえか、身体にはディアボロのキング・クリムゾンと同様の模様が見られる。
- どんな物でも自在に柔らかくする能力があり、その能力をもって柔らかくした物質はあらゆる物理的ダメージを受け付けなくなるため、絶対に破壊できなくなる。また、能力の範囲もゴムのように弾力を持たせるくらいから、原型を留めない程に自在に変形できるまでに柔らかくするなど調整でき、その物質は柔らかくなっても元の機能を持ち続けている。本編での出番は全体的に少ないものの、様々な場面で応用の利く(と思われる)スタンド能力。スパイス・ガールに曰く「『柔ラカイ』トイウ事ハ『ダイヤモンド』ヨリモ壊レナイ!!」との事。
第4部のサブタイトル?何ですかそれは。 - 普段はトリッシュに対して敬語で会話するものの、戦闘となると「エコーズAct.3」を彷彿させるガラの悪い口調へと変貌、本来のトリッシュと同様の攻撃的な性格になる。
- ラッシュ時の掛け声は「WAAAAAAAANNABEEEEEEEEEE(ワアアアアアアアアアアアナビィーーーーーーーーーーー)」。
- 「黄金の旋風」でもトリッシュと共にスパイス・ガールが喋るが、スタンドである事を強調するためか機械音声のごとく無機質・無感情に喋っているように映る。
あたしは見てみたいッ!あたしが出演している動画をッ!
それを知らずにログアウトするなんて、まっぴらゴメンだわッ!
サッサトコミュニティヘ入リヤガレエェェェ、コノニコ厨ガアアアァァァ
あたしも・・・乗り越えるわ・・・ あんたから受け継いだ・・・「関連項目」に、ビクついて逃げたりもしない・・・!それが邪魔なら・・・ なおさら登り切ってやる
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