トリドクレスとは、MHF-Gに登場するモンスターである。別名は照雷鳥(しょうらいちょう)。
鳥竜種 | |
トリドクレス | |
別名 | |
原種 | 照雷鳥 |
登場作品 | |
・モンスターハンターフロンティア | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
概要
MHF-G9で実装された鳥竜種モンスター。
G9アップデートはラヴィエンテ猛狂期がメインコンテンツとして押し出されているため、トリドクレスはG9アップデートの翌週である2015/11/25から狩猟が解禁された。
剛種とG級があり、G級での難易度は★7。
鉤型になっているクチバシ、体中を覆うふさふさの羽毛、ミミズクにみられる耳角、尻尾の付け根に生えている尾羽と、
フクロウやハヤブサが属している猛禽類の要素を多く持つ見た目をしている。
別名にもある通り雷属性の力を使うモンスターで、太陽光を電気に変換し攻撃手段として使用している。
逆に太陽光がないと電気を発生させることができないため、大型モンスターでは数少ない完全な昼行性とされており夜のクエストは存在しない。
猛禽類のような見た目通りかなり好戦的なモンスターで強い縄張り意識を持っており、縄張りに侵入した相手には容赦なく激しい攻撃を加える。
鳥竜種は臆病なモンスターが多く、他者に積極的に攻撃を加えていくモンスターはイャンガルルガ位だったためかなり珍しい性質を持っているといえる。
トリドクレスが人間が通る街道まで縄張りを広げたため、縄張りだということを知らずに通った人間がトリドクレスに襲われるということもあるようだ。
ヒプノックシリーズではないオリジナル鳥竜種としてはフォロクルルに続いて2体目で、イャンクックやゲリョスなどの一般的な鳥竜からは想像できないほど巨大な体をしている。
尻尾の位置からグレンゼブル骨格がベースだと推測できるが、動きで共通するのは突進ぐらいでありグレンゼブルとは全く似つかないので同じ骨格と認識するのは難しい。
元々飛竜種として作られていたがデザインがどう見ても鳥なので鳥竜種になったという経緯があるらしく、体躯や骨格が飛竜種のものなのはそのためと思われる。
始種グレアドモスに似たコンセプトが多数あり攻撃範囲がわかりやすいほか、
滑空旋回→体当たり、棘ばら撒き→ボディプレス、電撃プレス+雷球放出→大放電など、
複数の攻撃で一連のモーションになっている技が多いのも特徴的。
運営曰く剛種の強さは控えめにらしいが、独特なステップに慣れていないと手玉に取られてやられてしまうだろう。
コンボ攻撃の後には大きな隙をさらすのでそこが狙い目である。
G級では突進しながら雷球をばら撒いて炸裂させる技を使う。
始動がバックステップなので分かり易く、突進し終わった後は確定で威嚇するので、
確実に対処して反撃したいところ。
蓄電状態、非蓄電状態、G級、HCでコンボのパターンが異なるものの、
いずれも確定となっておりランダム派生が存在しないため、
MHFひいては2ベースのモンハンの基本だが典型的な「動きさえ覚えれば怖くない」モンスター。
チャージ
トリドクレスは「疾風迅雷&チャージ」がコンセプトになっているらしく、
翼を眼前に持ってくるような態勢で太陽光を浴びてチャージ(蓄電)を行い、一定時間後にスパークさせることでチャージ状態になる。
SA状態にはなっていないので怯みや麻痺・罠で止めることが可能であり、高地だと落雷で怯んでチャージ解除されることも。
蓄電の開始は体力条件などではなく気分のようで、剛種でも速攻で蓄電したり、G級でも中々蓄電してこないことがある。
とは言え特にG級は妨害が難しいため、蓄電はされるものと考えておいた方がいいが、
チャージされると肉質が軟化するので妨害自体しないというのも有り。
また電力が下がるとチャージ状態でも蓄電をすることがある。
このチャージ状態から本格的な戦闘が始まり、
独特なステップ、ステップブレス、閃光、棘飛ばし、落雷など多数の小技を組み合わせた素早いコンボ攻撃を主体にハンターを攻めてくる。
特に翼で制御して行うステップは、トリドクレス以外には類を見ない固有の行動なので、鳥竜種という先入観を持つとその鳥竜らしからぬ素早いステップに惑わされやすい。
纏雷
上述したトリドクレスのコンセプトはG級スキル「纏雷」にも表れている。
効果は特定アクションをすることで蓄電ゲージが溜まっていき、MAXになると自己強化が発動するというもの。
特定アクションとは移動、回避、攻撃でありそれぞれ以下のような特徴がある。
・移動は簡単ではあるが蓄積量はわずか
・回避は多く溜まるが攻撃の威力や武器種に関わらず一定
・攻撃はヒットした場合に蓄積され武器種、アクション、スキルなどによって蓄積量が異なる
攻撃でのチャージ量は手を休めない場合大体どの武器種でも30秒~1分でMAXになるほどの蓄積量は得られるようだ。
ちなみにボウガンの属性弾では一切ゲージが溜まらない模様。
そしてゲージをMAXにすると1分間以下の効果が発動する。
・スキル「状態異常無効」
・スキル「移動速度UP+2」
・スキル「武器捌き」
・スキル「回避距離UP」
・抜刀時移動速度UP
・攻撃時肉質を+5して計算
どれも便利な効果だが、中でも全部位に弱点特効効果を付与するのと同等である肉質+5が非常に強力。
さらに弱点特効を発動させて弱点部位を攻撃すれば重複して+10となる。
また、被弾して吹っ飛ばし以上のリアクションになった場合(味方の攻撃などでも)蓄電ゲージはリセットされてしまう。
このため、纏雷スキルを最大限活用するためには、
モンスターの攻撃に確実に対処しつつ的確に反撃するPSが必要不可欠となる。
特異個体
G級のみHC化可能。
ガスラバズラ同様に部位破壊も難しくない。
追加技は蓄電状態限定の攻撃で、
少し溜めるような動作をした後、電撃を纏った突進を行い反転して閃光を放ち、
すかさず突進して再度反転、最後に高威力の広範囲放電を行うというもの。
従来の行動である閃光発生後にサイドステップをしなかった場合この技に派生する。
気絶無効がないと非常に厄介な攻撃だが、激励ラスタなどで付いていることは多く、その場合予兆さえ分かっていれば対処は難しくない。
広範囲放電も判定は一瞬で、使用後はかなり長い隙を晒すほか、
狙ったハンターに2回突進してくるので、最初の突進では追いかける必要はない。
辿異種
ヒプノックに次ぐ2体目の鳥竜種の辿異種として2018/2/7に解禁。
トリドクレス最大の特徴は太陽光を雷属性エネルギーに変換することだが、それを行う器官である翼が大きく発達している。
フィールドは原種も現れていた高地の他に彩の滝のクエストもあるが、峡谷には出現しなくなった。なおどちらのフィールドでもエリア移動はせず、高地では天候変化が発生しない。
太陽光発電を行う両翼の異常発達によってより膨大なエネルギーを扱えるようになっており、雷電攻撃には雷属性やられ【特大】が付与されている。また、飛行能力自体も強化されているため羽ばたきによって超風圧が発生し、咆哮も超咆哮にパワーアップしている(超咆哮、超風圧、及び雷属性やられ【特大】の詳細については辿異種の項を参照)。
チャージによって帯電状態になるのは原種と同様だが、辿異種では積極的にチャージを行ってくるため基本的には帯電状態での戦闘が大半となる。このほか、棘を飛ばしてくる技では棘が帯電しており棘同士を繋ぐように電気のフィールド(怯み判定)が発生する。ちなみに、突進、滑空旋回、電撃ブレス、落雷などは使用しなくなっている技も多い。
- 既存技の変化
- 咆哮:超咆哮になっているのは先述の通りだが、加えて雷属性やられ【特大】が付いている。
- チャージ:チャージ完了時の放電が放射状に広がっていくようになっている。
- 浮上棘飛ばし→プレス:浮上時に超風圧が発生し帯電した棘は電気のフィールドを形成する。
棘同士を繋ぐ電気が円形の壁となり、超風圧で吹っ飛ぶと電気で怯んだところにプレスが直撃する。 - サイド翼撃:薙ぎ払う際に帯電した棘が飛ぶ。
- 尻尾叩きつけ:モーションは変わっていないが叩きつけた場所で少し遅れて電気が炸裂する。
また、叩きつけに被弾すると打ち上げられて炸裂によるコンボとなる。ガードの方向がやや難しいためめくられやすく、★4にもなると十分即死コンボになるため注意。 - 急上昇→プレス→大放電:急上昇時に超風圧、プレス時の雷球の通った跡に電撃。
雷球の軌跡に残る電気は判定が長い上にめくられやすい。ターゲットしたハンターを基準にして雷球の角度は固定なので位置で回避すると良い。なお大放電は原種では即死級だったが威力が下がっている。 - 突進→放電:モーションとしては特異個体の技から反転と閃光を省いたもの。
突進に当たると打ち上げられて放電とのコンボになり、尻尾叩きつけと同様★4では即死級。突進は電気を纏っていて判定が広めな代わりに動きが早いので回避は容易だが、放電はかなり範囲が広く威力も高いので打ち上げられていなくても注意。なお突進の被弾位置によっては放電の範囲外に落ちてコンボにならない場合もある。軸合わせから出してくる技なのでトリド本体を観察して備えよう。 - ステップ派生(★2~):原種が行っていたステップからいくつかの技に派生する。
★1でもステップを行うことはあるが技に派生はしない。詳細は下記の新技の項に記す。 - 2連棘飛ばし(★2~):帯電した棘と棘の間に電気のフィールドが張られている。
棘自体に当たると吹っ飛ぶのは当然だが、電気フィールドにも小ダメージと怯みの判定があり、電気は小ダメージではあるが場所によっては連続ヒットして大ダメージになる。特に棘が刺さっている地点で当たると怯みっぱなしになり★4であればこれだけで力尽きることも。なお原種と違って突進には繋げない。
- 新技
- 放電:翼を閉じて一瞬溜めてから大きく広げると同時に放電を行う。
放電時には特徴的なSEが鳴り、単発で使ってくる場合には放電後に超風圧を発生させながら飛び上がり反転して着地するほか、辿異種トリドクレスはいくつかの技の最後にこの放電を行う。 - 足踏み→放電:足踏みと共に周囲に電撃を放ち、最後に放電。
★1では足踏は1度だけだが★2では最大2回、★3以降は最大3回行ってくる(★2でも1回、★3,4でも2回以下の場合もあるが、本体の動きを見れば対処可能)。足踏み時の電撃の範囲は本体より一回り小さい程度で尻尾の先には届かないが、最後の放電は広範囲なので注意。出が早いので攻撃を欲張ると被弾しやすいほか、足踏みの回数を見誤った場合も引っかかってしまう。 - ホバリング棘飛ばし→プレス:浮上して空中から帯電した棘を飛ばし、電撃プレスでフィニッシュ。
飛行時に超風圧が発生しトリドクレスから見て右側、左側の順に大量の棘を飛ばした後、中範囲の電撃を伴うプレスをしてくる。ハンターがいる側に飛ばす棘にはピンポイントで狙ってくるものがあるので注意。また、棘は地面に刺さって残るのでこれに触れると怯んでしまい、プレスの直後は棘同士の間をこちらも怯み判定の電気が流れる。電流は大したダメージではないとはいえ難易度が上がるとそれなりに痛くなり、怯み故に複数ヒットする場合があり他の技の即死圏内まで削られる可能性がある。 - 太陽光レーザー:翼を立てる独特のポーズでレーザービームを照射し、薙ぎ払う。
辿異種トリドクレスの最大技であり主な死亡原因。太陽光を変換した高エネルギーを極太のレーザービームとして放出する技であり、怯みなしみなもと無効の超速スリップダメージ判定なので触れると保護要素を貫通されて一瞬で溶ける。構えから放出はあまり早くないが数秒後に狙ったハンターがいる方向に90度ほどゆっくりと薙ぎ払うので範囲も広く、対処を間違えると一瞬で全滅する可能性もあり非常に危険。更に放出の瞬間に閃光を放つのでスキルで対策するか回避・ガードを行わないと気絶したところにレーザーを照射されることになってしまう(激励ラスタでの対策が一般的)。
その代わりに本体の近く(正面以外)は安全なのでそこに潜り込めさえすれば大きな攻撃チャンスとなる(SA行動のため怯ませて中断させることはできない)。また、薙ぎ払いに対してグラビームなどのように横切るように回避することも不可能ではないが、判定が太くゆっくりであるため難しく失敗=死というリスクに対してリターンがないので、接近も納刀からのダイブを間に合わない状況以外はやらないほうがいい(ヘビィボウガンの爆風回避や穿龍棍のパイル回避といった無敵時間の長い回避は別)。
なお元々は難易度に関わらず触れたら即死というレベルの威力であったが、後に★1~3は威力が下方修正され★1であれば気絶状態で薙ぎ払いの途中にいても生き残れるようになっている(流石に正面で直撃した場合はBC送りとなる)。 - ステップ→レーザー(★2~):上記のレーザーをステップで回り込んでから使用してくる。
即死レーザーの真の脅威はこのステップ派生である。普通のレーザーであれば例えば目の前で技に入ったのを見てすぐ側面に回れば何の問題もなく回避できるのだが、ステップ派生となるとトリドクレスが遠ざかる上にレーザーの射程圏に入れられてしまうため、即座に接近して安全圏に入るか納刀して緊急回避を行う(もしくは他の回避手段を取る)かしなければレーザーに焼かれることになる。更に★4になると頻度が増すため常に警戒する必要がある。
ここまでの説明だと他のステップ派生とも紛らわしく不意のステップレーザーでPT壊滅ということが頻発するとも思えるが、実は軸合わせをしてからステップした場合は必ずレーザーを放ってくるという法則があるので、軸合わせの時点でこの技を警戒して動くことで被弾を大幅に抑制することができ、慣れてくれば起き攻めや地形(エリア端など)の関係で詰んでしまう場合以外はほとんど喰らわなくなるだろう。 - ステップ→2連棘飛ばし(★2~):ステップからの2連棘飛ばし。
ステップで距離が離れるので先述した電気の連続ヒットに注意。なおこちらも軸合わせなしでトリドクレスが向かって右に飛ぶと2連棘飛ばしに派生するという法則があるので察知可能。 - ステップ→放電:ステップから素早く放電。
こちらは軸合わせなしで向かって左にステップした時に使ってくる。出が早く範囲も広いがステップで遠ざかっていくため当たらないことも多い。しかしながら、他ハンター狙いのステップで接近された時に棘飛ばしだと思って悠長に構えていると当たる。慣れてくると意識せずとも棘飛ばしと見分けられるようになったりもするが、それまでは軸合わせなしでステップで接近されたら放電のタイミングで回避というのもあり。 - 急降下キック→連続放電プレス(★4):滞空からのキックで拘束し連続プレスを行ってくる。
辿異種ヒプノックも似たような技を使用してくるが、こちらは★4の攻撃力も相まってまともに食らった場合みなもと有りでもなければ即死する(連続攻撃なので根性も無意味)。キックの判定はやや広めであり、プレス時には拘束されていないハンターにも当たる広範囲放電が短い間隔で発生するため狙われたハンター以外に対してもかなり危険度が高い。
誰も拘束されなかった場合はプレスせずに隙を見せるので、攻守両面において対処することが重要。なお連続プレス後にも隙を見せるが、プレス中ロクに近づけない状態のため攻撃チャンスにはなりにくい。
- 放電:翼を閉じて一瞬溜めてから大きく広げると同時に放電を行う。
ゴリ押ししようとすると転がされるがターン制に徹することで攻守ともに安定する、という原種からあった性質が強まっている。対処の面でも判定が一瞬かつガード可能なものがほとんどで、避けにくかったり追いかけっこの原因になりやすかったりする技はオミットされている。
攻撃力は★4でも基本的な技なら十分耐えられる程度なので、危険なのはやはりステップからのレーザー、次点で尻尾叩きつけと帯電突進からのコンボとなるが、これらの攻撃は軸合わせから行ってくる(ステップレーザー、突進コンボ)、ハンターが尻尾付近にいる時に行ってくる+尻尾付近にのみ判定(尻尾叩きつけコンボ)といった特徴があるので、これらの条件に合う状況で警戒しておけば死亡率を低く抑えることができるだろう。また、怒り/非怒りや帯電/非帯電といった状態によって行動速度が変化することにも注意。
耐久面は平均的だが肉質は打と弾に対して弱点以外が硬く、非帯電状態も硬くなるが戦闘は帯電状態がメインなのであまり気にはならないだろう。
対策ではやはり雷属性やられ【特大】を無効化するための雷耐性55以上はソロでは必須(ダメージ抑制にもなるのでPTでもできるだけあったほうが良い)、超風圧も頻度が高いので無効化が強く推奨され、超咆哮は開幕や怒り以降時のみなので余裕があればで構わない。また、レーザー照射時の閃光への対策もあるとないとでは生存の難易度が変わるため、先述のように激励ラスタなどで気絶無効を付けると良い。
部位破壊は発達部位の翼のほか、頭(羽角)、尻尾(切断)があり、原種であった尾羽根の破壊はなくなっている。翼は左右別判定かつ両方壊すことで破壊完了となる。
どの部位も基本的に狙いやすく耐久値も高くはないが、辿異種トリドクレス自体の体力もそこまで高くないので適当にやっていると破壊する前に倒してしまう。
両翼の破壊に成功すると超風圧を起こせなくなり、帯電状態が解けて蓄電も不可能となる。
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