トレント・レズナー単語

24件
トレントレズナー
2.7千文字の記事
  • 0
  • 0pt
掲示板へ

トレント・レズナーとは、米国インダストリアルロックの代表格、「ナインインチイルズ」の創立者であり、代表者であり、優れた映像作家でもあり、まさに「天才」と呼ぶに相応しいミュージシャンのことである。

今なお現役で音楽活動を続けている大物アーティストである。

現在アティカスロスと組んで事実上二人で活動し「ナインインチイルズ」と名乗っている。

概要

トレント・レズナー(Trent Reznor):本名マイケル・トレント・レズナー

1965年5月17日米国ペンシルバニア州で生まれる。(2025年1月現在59歳:既婚者)

彼が5歳の時に両離婚さんがいるがそのさんとも離れ離れになり、トレントはその後方の祖に引き取られたがとても可がられて育てて貰ったそうだ。祖からピアノやらトランペットやらサックスを与えられ、幼いトレント坊やは喘息の持病もあり、ほとんど外出も出来なかったがこれらの楽器のおかげで特に退屈もせず練習に励み、当時から特にピアノに関しては恐るべき才を発揮していたという。祖が慈しみを持って育ててくれたおかげで、トレントはかなり幸せ恵まれ環境で育った。とかく悲惨な子供時代を送ってきたと言われる他のミュージャシャンの中ではかなり恵まれていた幼少期と言えるだろう。

成長するに従ってトレント少年の好みもはっきりしてきて、聴していたバンドキッス・クィーン・ピンクフロイド等であったという(トレントく「田舎で育ったからおよそ最先端とは言えない音楽ばかり聴いていた」)他にはホラー映画等を好んで観ていたという。しかしこれらがのちのトレント・レズナーの音楽的立ち位置の「核」となっていることは間違いないであろう。

83年にアレゲニーカレッジに進学。ここでは電子工学コンピューター工学音楽を学んだ。同時に独学でプログラミングも習得した。しかしトレントはこの大学を1年で中退している。「ここでは自分の学びたいものがない」との理由だったそう。大学時代に音楽活動に覚め、特にヒューマンリーグがお気に入りとなり数々のバンドに参加し、キーボードを担当したりした。しばらくしてオハイオ州に移ったトレント楽器店でバイトをやりながらまた多くのバンドに関わることになる。トレントはのちのインタビューでこの楽器店でのバイトを「マジクソだった。なんでトイレにこびりついた他のアホバンド陰毛掃除しなきゃんらねえんだという気持ちだった」と当時を振り返っている。しかしそんなアマチュアバンド活動の中でなんと映画と栄光への日々」の劇中で「プロレムズ」というバンド名でちょこっとだけ出演したりしている。・・・トレント・レズナーという人の音楽的才が陽のを見始めた時期とも言える。

そんな「クソみたいなバイト」をやりながらも彼の心の中では次第に(本格的にロックミュージシャンになりたい)という願望が芽生えてくる。そこで地元のスタジオの助手として働き始め、そのスタジオの所有者からその「未知数の才」を見出され、スタジオを貸してもらい本格的に作詞作曲に励むようになる。そしてそこで生まれた人生初の曲が「Down in It」である。(1989年発表のNINデビューアルバムPretty Hate Machineに収録される)

その後たくさんの楽曲を作り続け、自分で「ここが勝負かも」と考えたトレントは自らを「ナインインチイルズ」と名付け、10社のレコード会社にデモテープを送り、その10社全てから契約したいとの返事を貰い、最終的にTVTレコーズというレーベル契約を結ぶことになる。

その後の快進撃は「Nine Inch Nails」の大百科の項をお読みいただきたい。

トレント・レズナーという人は、非常にナイーブで傷つきやすく、とても脆い繊細すぎる性質の男である。そして同時に自分の持を守り抜き、そのためなら一切の妥協も赦さないという高潔なを持った男でもある。それはドラッグを断ち切るために「生まれて初めて屈辱的で自分のプライドや尊厳を根こそぎ奪われた」と思うほどの苦しいリハビリプログラムに耐えてクリーンになったマッチョ変した姿と、結婚をし子どもが5人いる今の精神的にも安定した健康的なトレントを見ればわかることである。過酷すぎる過去を持ち、自分を可がってくれた最おばあちゃんが亡くなった時に作った曲が「The Fragile」に収録されているが、そこでトレントは「もう疲れた・・もそっちに行っていい?」と悲しすぎることを歌っているが、そんな絶望と痛みと心に大きな傷を抱えていても彼の才は全く薄れることはなかった。というか、そういう苦痛を乗り越えたからこそその「破格の才」は一度も失われず今なおその力を発揮出来ているのだ。それはひとえにトレントが「強く生きることを選択してくれた」からに他ならない。他の才あるミュージシャンがあらゆる理由で自死を選んで亡くなった事実を考えればこれは本当にファンとしてはトレント・レズナーという一人の天才がその才を失わずに済んでいる事実に敬意と尊敬の念を持つしかないであろう。今、2025年現在元気音楽活動を続けてくれているトレントに、ファンは一生彼についていく覚悟を持つべきである。自分の才ドラッグで消滅しかかっていたのに、彼は強い意思を持って自分の足で見事に復活したのだ。その事実ファンはもっと深く考えるべきである。

自分の身に降り掛かるあらゆるダメージを最小限にとどめ、メンタルも壊さずに要領よく生きることの方が簡単だ。しかし自らの傷と痛みに死ぬまで対峙して馬鹿みたいにダメージを喰らいながら不器用必死に「生」に喰らいつく・・・そのほうがかに苦しくて難しいがそういう生き方しか出来ない人間もいるのだ。そしてそれらの「傷の痛み」を自らの才で押さえ込み、壮絶な過去を乗り越え、死ぬことより生きる選択をしたのが、まさにトレント・レズナーという心優しい一人の天才ミュージシャンなのだと思う。

(トレント・レズナーの経歴以外は編集人の個人的な感想なのであしからず)

関連動画

ありがたいことにニコ動ではNIN動画がたくさん上がっているのでここでは紹介しきれません

関連項目

Nine Inch Neils インダストリアル エレクトロニックノイズ、 アンビエント NothingRecords、How To Destroy Angels 、マリクイーン・マンディグ、 ジョニーキャッシュデヴィッド・ボウイソウルウィリアムズアメリカ合衆国アティカスロス、ヌル・コーポレーション映像クリエイター映画音楽

【スポンサーリンク】

  • 0
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

フランドール・スカーレット (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供: ゆんなの
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

トレント・レズナー

1 ななしのよっしん
2025/01/13(月) 17:53:23 ID: TLUO/DBv6v
編集コメントが毎回同じな件
👍
高評価
0
👎
低評価
0