トレヴァー・マロニー(Trevor Mallony)とは、アニメ『ストライクウィッチーズ』の登場人物。
女の子っぽい名前ぇ~とか、中村玉緒が宣伝してそう~とか、マロニーちゃん♪とか言われるが渋い声のオッサンである。
概要
ブリタニア連邦の空軍大将・戦闘機軍団司令官。兄にアイガー北壁の初登攀を達成した高名な登山家、J・マロニーがいる。モデルは英国空軍大将サー・トラフォード・リー=マロリー。
ブリタニア防空に一辺倒だった前任者ダウディング空軍大将に批判的な反攻主義者で、統合戦闘航空団構想時の強硬な態度で各方面から反発を受けていたダウディングを失脚させて戦闘機軍団司令官に就任すると、ブリタニア空軍組織を攻勢型の空軍へと組み換えた。また連合軍全体よりブリタニアの国益を優先する傾向があり、優秀なウィッチも多国籍部隊ではなく自国軍で集中運用する方策をとった。第501統合戦闘航空団<ストライクウィッチーズ>に新人のリネット・ビショップが送り込まれたのもその一環である。
そのウィッチ達についても快く思っておらず、ブリタニア空軍における反ウィッチ派の急先鋒とされる(戦争は男性がするものという意識がある可能性が示唆されている)。連合軍総司令部直属の独立部隊である501JFWに対しても、ブリタニア空軍の指揮下に入るよう圧力をかけ、さらに予算削減工作などで活動の妨害を図っていた。
その裏で、ブリタニア上層部に秘密でネウロイのコアを利用した対ネウロイ用遠隔操作式半自律型攻撃兵器「ウォーロック」を開発しており、その兵器の活躍によってウィッチに取って代わろうとしていた。宮藤芳佳の脱走未遂を機に、自ら兵を率いて<ストライクウィッチーズ>を強引に解散させ、ガリアのネウロイの巣に対しウォーロックを用いて大戦果を挙げるが、直後にウォーロックがネウロイと同化して暴走する事態を招く。さらには事態を見て駆けつけたウィッチ達に“縄で縛られて”捕まることとなった。
その後は不明だが、まず間違いなく失脚したものと考えられる。なお、ウォーロックの撃破とともにガリアの巣が消滅したことでブリタニアからガリア方面へ大規模な反攻作戦が実施されており、皮肉にも彼による攻勢型空軍への組織改編が役立った可能性がある。
関連動画
関連項目
- 0
- 0pt