はやく「キラキラ」で遊びたい…
ドゥー・ムラサメ(Deux Murasame)は、アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の登場人物。
概要
境遇・ルックス
地球・日本に本籍地を置く「アマラカマラ商会」に所属するパイロット。物語の舞台であるサイド6・イズマ・コロニーに、コロニー公社が発注した「コロニー用の空調機」を運搬してきた。
見た目は10代の子供。頭頂部で束ね、それでもなおロングヘアが垂れている、もっふもふの白髪が目を引く。しかし鼻元と目元にそばかすがある顔は、蒼白かつクマが出来ており、お世辞にも健康的とは言えない。おまけに体格も痩せぎすで、特に手足のガリガリ具合はなかなか。
私服は青格子の白いストールを首元に巻き、ノースリーブの縦リブシャツを着ている(このため華奢な体格がより強調されている)。また、何らかの呼吸マスクらしいものを装着している。
余談
- 金元寿子は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(アトラ・ミクスタ役)以来、ガンダムTVシリーズでは2役目の名有りキャラ出演。奇しくも「小柄でスレンダー」「白系の髪」というところが共通している。性格は正反対だが……。
- 第6話のホテル部屋で開けられたドゥーのスーツケースの中には、ジオン軍の野戦服っぽい服を着たサメっぽい生き物の人形が入っていた。かわいいね。
その「ニュータイプ」とやらを倒すために、
貴様ら「強化人間」を育てたのだ……
正体・人格
商会パイロットとは完全なカバーストーリー。その実は地球連邦軍のパイロットで、階級は少尉。更に『機動戦士Ζガンダム』を知る人であればその名から即座に察したであろうが、日本の「ムラサメ研究所(ムラサメ研)」で育成された人工ニュータイプ「強化人間」でもある。
「ドゥー(Deux)」はフランス語で「2番目」。元々の宇宙世紀では被検体を英語の通し番号(フォウ・ムラサメなど)で管理していたムラサメ研だが、GQ宇宙世紀ではフランス語に変わったようだ。どの道人権もくそも無い……。
「コロニー用の空調機」とは、即ちドゥーの乗機・サイコガンダムに他ならない。ドゥーはサイコへの搭乗を前提に調整されているらしく、サイコを「(自分の)本当の身体」、自身を「サイコの心臓」とまで語る。平時は超ダウナーだが、サイコに搭乗するや一転、一端の軍人モードに切り替わる。
ドゥーについて語られる内容は非常に少なく、どんな人間だったのかはほとんど知りようがない。ただドゥー本人は、強化されたことで得られた自らの能力に、誇りとも矜持ともとれる意地を持っているようだ。
──「人の造った」ニュータイプか?──
自らの意志で進化したボクらこそ、
「人の革新」にふさわしい!!
作中の活躍
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第6話にて、アマラカマラ商会の輸送船に乗ってサイド6入り。ホテルでは早速サイコスーツを羽織り、同行するゲーツを気圧していた。
続く第7話では、クラン・トゥエルブオリンピアンズとしてゲーツとMAVを組んで出動。イズマ来訪中のキシリア・ザビを暗殺するため進撃し、途中遭遇したクラン・ポメラニアンズのMAVを排除するべく躊躇なく発砲。軍警特殊部隊のザクも次々と屠り、甚大な被害を齎した。だが、赤いガンダムがゼクノヴァ現象を起こし、ドゥーの「キラキラ」はどこかに吹き飛んでしまう。
それでもなんとかキシリアまであと一歩まで迫ったドゥーだったが、そこに特命を受けたジオン軍のエグザベ・オリベが舞い降り、攻撃を阻止。更に乱入してきた「灰色の幽霊」シャリア・ブルの猛攻の前には成すすべなく、一足先に逝ったゲーツの後を追い、サイコと運命を共にすることになった。
実質2話で退場である。シイコ・スガイの再来か?
軍の駒として強化され、テロの駒として使い潰され、本物のニュータイプに手も足も出ず粛清される……。あまりにも強化人間らしい、虚しい最期であった。
余談
- 設定や行動目的などのキャラクターの属性全てが『機動戦士Ζガンダム』はおろかガンダムシリーズにおける死亡フラグを建てまくっていたことから、ガノタの間では初登場直後から生存展開が絶望視され、「何話まで生き残れるか」の予想が建てられることになった。
- 『Ζガンダム』のスピンオフではゼロ・ムラサメを始めとして複数のムラサメ研製強化人間が登場しているが、「2番目」に相当する強化人間は設定されていなかった。ドゥーはちょうど隙間を埋める存在になっている。
- 特徴的なマスクが目を引くが、「サイコにマスク」と言えば『SD戦国伝武者七人衆編』で武者斎胡を操る為、闇軍団が使用した「洗脳マスク」を連想した人もいる事だろう(SDガンダムシリーズではサイコガンダムが演者のキャラクターは基本的に味方陣営であることが多い)。強化人間は精神操作がつきものだが、もしかするとドゥーのマスクにもそのような作用があるのだろうか…?
- ドゥーの性別について、その一人称や体格から明確でなく、「ボクっ娘」なのか「男の娘」なのか放送後から議論が分かれているものの、公式からの明確な発表はない。
6話でバスク・オムがドゥーを「あの子供」としたセリフについても、プライム・ビデオにおける(名詞の男性格・女性格がある言語の)翻訳字幕は情報が伝達されていないのか言語によって女性か男性かで二分されており、明確な性別ははっきりしていない。
なんなら、作品を製作しているスタッフ関係者の内の中でも解釈が分かれている段階である。
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関連静画
関連項目
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX
- 地球連邦軍
- 強化人間
- サイコガンダム(GQ) - 乗機
- バスク・オム - 上官
- ゲーツ・キャパ - 同僚
- フォウ・ムラサメ / ロザミア・バダム / プルツー - 『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する先輩サイコ乗り強化人間たち
- レディ・アン / ドゥー・ムラサメ / トロワ・バートン / カトル・ラバーバ・ウィナー - フランス語の数字が名前の由来となっているガンダムの登場人物たち
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