ドサイドンとは、ポケットモンスターシリーズに登場するNo.464のポケモンである。「ドサイドン先生」と敬称で呼ばれることも多い。
基礎データ | |||
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名前 | ドサイドン | タイプ | じめん いわ |
英語名 | Rhyperior | 高さ | 2.4m |
分類 | ドリル | 重さ | 282.8kg |
性別比率 | ♂:50.0% | 特性 | ひらいしん |
♀:50.0% | ハードロック | ||
グループ | かいじゅう | 隠れ特性 | すてみ |
孵化歩数 | 5120歩 | グループ | 怪獣 |
世代 | 第4世代 | 努力値 | 攻撃+3 |
進化 | サイホーン → サイドン(Lv42) → ドサイドン(プロテクターを持たせて通信) |
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図鑑データ | |||
全国図鑑 | #464 | 図鑑の色 | 灰 |
ジョウト | #― | ホウエン | #178(ORAS) |
シンオウ | #188 | イッシュ | #― |
カロス | #052(コースト) | アローラ | #― |
ガラル | #266 |
図鑑説明
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール
- いわを てのひらの あなに つめて きんにくの ちからで はっしゃする。 まれに イシツブテを とばす。
- ポケットモンスタープラチナ
- きんにくを ちからを こめて しゅんかんてきに ふくらませることで てにした いしを ふんしゅつできる。
- ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー
- てのひらの あなから イシツブテを はっしゃ。 ぜんしんの プロテクターは かざんの ふんかにも たえられる。
- ポケットモンスターソード
- ての あなに ダンゴロを つめて はっしゃ。 そうてんできる かずは かたうでに つき 3つ。
- ポケットモンスターシールド
- プロテクターで こうげきを はじき あいてが ひるんだ ところを じまんの ドリルで つらぬく。
概要
さすが先生だ、偏りすぎだがなんともないぜ!!
進化前のサイドンは赤・緑からすべてのポケモンシリーズで出現するが、ルビー・サファイア・エメラルドバージョンまではサイドンまでしか進化できなかった。が、ダイヤモンド・パールになって突然このドサイドンに進化出来るようになった。
サイドン時代から、攻撃や防御といった物理面での性能は高く、特殊面や素早さは目も当てられない、という具合に得意不得意がわかりやすい能力だったが、ドサイドンに進化すると素早さ以外の種族値が10ずつ上昇し、物理・特殊両面が強化され、多少バランスが良くなった。
第8世代では、最初のポケモンにメッソンを選んだ際にチャンピオンのダンデの手持ちとなるが、メッソンの最終進化形態インテレオンはみずタイプの特殊高速アタッカーなのでカミッペラの特防に対しタイプ一致の特殊4倍弱点攻撃を撃たれて一瞬でカモにされる。というかカモにしないと圧倒的な攻撃力でこっちが破壊される。
先生の強さ・弱点
長所
- 圧倒的攻撃性能。種族値上の攻撃力はもちろん、攻めに秀でたじめん、いわタイプの組み合わせ(「じしん」や「ストーンエッジ」といった威力、攻撃範囲に優れたわざがタイプ一致)、高威力で豊富なサブウェポン(メガホーンやゆきなだれ、三色パンチ)、さらには一撃必殺の「つのドリル」まで習得できる。つるぎのまいやロックカットで突破力をさらに高めることも可能。
- 物理耐久も異常に高い。どれくらいかというと、650匹近いポケモンのなかで5番目に高い。
また、ドサイドンに進化した際、弱点攻撃のダメージに0.75倍の補正をかける新特性「ハードロック」を獲得。
これにより、物理ならば4倍弱点であっても、場合によってはタイプ一致でも耐えてしまう。
短所
- 弱点が悲惨。上述の通り、「じめんタイプ+いわタイプ」は攻めに秀でているが、守りの面ではピーキーなタイプでもある。
抵抗タイプは、ノーマル・ほのお・どく・ひこう・いわ(半減以下)、でんき(無効)の6つで多めだが、
弱点タイプも、こおり・かくとう・じめん・はがね(2倍)、みず・くさ(4倍)の6つとワースト2位の多さ。
抵抗と弱点の数だけを比べた場合そこまで劣悪な印象は与えないが、実際には抵抗はマイナー気味なタイプが多いのに比べ弱点はメジャーなタイプばかりが並んでいる上にその内2つが4倍弱点。
そのため対戦相手の手持ち全員から弱点を突かれることがザラにある程に深刻な短所。 - 素早さが非常に低い。40という素早さは一般的な鈍足組と比べても遅い部類で殆どの相手を抜けない。先制できるのはヤドランやドータクンの様な素早さ底辺組しかいない。ここまで遅いとロックカットで補おうにも努力値を素早さに多く割かねばならず耐久や火力が犠牲になったり、積んでもスカーフであっさり先制されたりと問題が多い。これを補うには、トリックルーム中であれば逆に長所になる。味方で麻痺を撒いておくのもかなり有効。
- 特防も低い。しかしこれはHPが高いため実際の特殊耐久は並より少し低い程度で、特性「ハードロック」補正もあるため思わぬ一撃を耐えることもある。
余談だが、ドサイドンは特攻が非常に低いにも関わらず無駄に豊富な特殊わざを覚える。
そして、その低い特攻を生かそうと頑張る者たちが少数派ながら存在する。
特性
- 「ハードロック」は弱点攻撃のダメージを0.75倍にするものであり、物理技なら弱点を突かれても余裕で耐えることが多い。
特殊技に関しても中途半端な特攻のポケモンのなみのりくらいならば耐えることも。世界大会では晴れとあわせてエンペルトの一致ハイドロポンプを素耐えしたことさえある。
X・Yにて登場した新アイテム「とつげきチョッキ」との相性は非常に抜群、「ハードロック」と併せて特殊面でも堅甲さを見せる。砂嵐下では特殊で対処することは厳しくなるだろう。
とはいえ4倍弱点相手に強気に出れるというわけではないので過信は禁物、だがサブウエポンとして怖いめざめるパワーや熱湯といった低威力技であれば耐えることも可能になるので今までのドサイドンとは大きく異なった運用が出来るようになった。 - 「ひらいしん」はダブルバトルやトリプルバトルではほうでんとエレキネット以外のでんき技を全てドサイドンに向けるので、
ギャラドスやペリッパーをはじめとしたでんき技が苦手なポケモンを守れる。
BWではでんき技のダメージや効果を無効にして特攻も上がる仕様にパワーアップしたが、
特攻が上がる条件がひらいしんによってでんき技を無効にしたときであるため、
じめんタイプによってでんき技を無効にしてしまうドサイドンは特攻が上がらない。
ただし、新アイテムである「ねらいのまと」を持たせればじめんタイプによってでんき技が無効化されなくなるので特攻が上がる。
これを生かせば特殊攻撃型もできるかも…!?
先生!!先生じゃないか!!
その偏った種族値や圧倒的な対物理性能、
ハイリスクハイリターンな元専用技「がんせきほう」(威力は絶大だが次ターン行動不能)、
さらには漢のロマンであるドリルとハンマーを自力で習得できるという素晴らしい性能から熱狂的なファンが数多く存在する。
また、某ネゴシエーターのメガデウスにどことなく似ている。どう考えてもゲーフリがねらってます本当に(ry
ニコニコ動画でもそれなりに人気があるようでバトレボ動画に出てくると上記のようなコメントがつくことがある。
アニメでは他の怪獣ポケモンたちと言うかボスゴドラさんに比べて出番は比較的少なめだが、タワータイクーンの手持ちとしてサトシのハヤシガメと激戦を繰り広げたり、ニビシティの新ジムリーダー、ジロウの手持ちとしてラティアスと熱戦を繰り広げたりとなかなか美味しい役を貰えている。とは言え、主人公やロケット団に八つ当たり気味に襲い掛かってみたり、ワザなしガチンコのポケモン相撲で体格で遥かに劣るチャオブーに5秒弱の静止作画でやられてみたりもしているのだが…怪獣ポケモンだからね、仕方ないね。
ドサイドン「先生」の由来
諸説あるが、
ポケットモンスターエメラルドに「バトルタワー」という、ポケモンバトルを連続して行い、連勝数に応じてバトルポイント(BP)を稼ぐ廃人ホイホイクリア後のお楽しみ施設があった。
そこにせんせいのツメ持ちサイドンが出現するのだが、なんとそのサイドン、本来命中率30%であるはずの「つのドリル」を通常技の感覚でゴリゴリ当ててきたり、発動率20%の「せんせいのツメ」が毎ターン発動したりと、通常では考えられない事を起こす(このようにCPU有利な事がありえない頻度で発生することをタワークオリティという)
例を挙げると・・・
- スターミー「サイドン?なみのりでボコボコにしてやんよ」→(せんせいのツメ発動)いちげき ひっさつ!
- ハガネール「ここはがんじょう持ちの俺が・・・」→サイドンの じしん! きゅうしょにあたった!
- ゲンガー「じしんとつのドリル無効きた!!これでかつる!!」→(せんせいのツメ発動)サイドンの いわなだれ! きゅうしょにあたった!→ゲンガーはひるんだ!→(せんせいのツメ発動)サイドンの いわな(ry
と、一匹で三タテとかザラだったらしい。このサイドンが先生の敬称が付く由来になったのでは、という説が有力である。
ドサイドンとゴローニャについて
お互いの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ゴローニャ | 80 | 120 | 130 | 55 | 65 | 45 |
ドサイドン | 115 | 140 | 130 | 55 | 55 | 40 |
- ゴローニャに使えてドサイドンに使えない技
まるくなる どろあそび だいばくはつ ジャイロボール とおせんぼう じたばた ふいうち
じばく ハードローラー ヘビーボンバー - ドサイドンに使えてゴローニャに使えない技
つのドリル メガホーン がんせきほう れいとうビーム ふぶき あまごい アイアンテール
10まんボルト かみなり どろぼう りゅうのはどう シャドークロー しっぺがえし ゆきなだれ
つるぎのまい なみのり かみくだく きしかいせい のろい ブレイククロー ドラゴンダイブ
ほのおのキバ かみなりのキバ こおりのキバ こごえるかぜ てだすけ アクアテール
うらみ さわぐ がむしゃら げきりん うずしお ドラゴンテール なしくずし ドリルライナー
以上、ゴローニャの大百科から転載(太字は比較的重要だろうと思われる技)。
わざの多さではドサイドンが優秀だが、半分くらいは特殊技であり物理技でも使われない技も多い。
また、ゴローニャは先制技「ふいうち」や、一撃で倒されない特性「がんじょう」が非常に優秀である。
能力値の差はお察しください。
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関連項目
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