ドナルドとは、英語圏の男性名。語源はゲール語のDomhnallで、意味は「世界の支配者」。
著名な人物・キャラクター
- ドナルドダック - ディズニーに登場するキャラクター。
- ドナルド・マクドナルド - マクドナルドのマスコットキャラクター。
- ドナルドとダグラス(きかんしゃトーマス) - きかんしゃトーマスに登場するキャラクター。
- ドナルド・トランプ - 第45代アメリカ合衆国大統領。
この項目では、2.のマクドナルドのマスコットキャラクターについて記述する。
ドナルド・マクドナルドとは、大手ファーストフードチェーン「マクドナルド」のマスコットキャラクターであり、ニコニコ動画のほか、世界中で愛されている。
概要
日本ではドナルド・マクドナルド。
英語ではロナルド・マクドナルド。
呼称はドナルド。
一人称は、「僕」または「ドナルド」
髪は赤くアフロヘアーに近い髪型。
ドナルドがどこにいても周りから見つけられやすいように
この髪型にしているとのこと。
靴のサイズはハンバーガー4個分と公言しているが
実際、3.5個分くらいのサイズである。
性格は気さくで優しい。
その性格からか、
ドナルドの仲間(グリマス等)や子供たちに慕われている。
多芸多才であり、スポーツ全般を得意とし、大道芸や絵描きなどといった幅広い分野も得意としていて実に万能である。
たのしいマクドナルドでは、「僕の家で遊ぼうか」と発言していることから、家持ちであると思われる。
ただ、ドナルドの家は世界中のマクドナルドであるとも公言している。
過去にファンクラブも存在しており「ドナルドクラブ」という、ドナルドと遊べる子供向けのサービスも存在したが2006年で終了している。
また、マクドナルドの公式サイトでは2003年から2015年まで「ドナルドルーム」というドナルドをメインとしたページが設けられていた。
ドナルドの歴史は古く、ドナルド(ロナルド・マクドナルド)は1963年に誕生した。(後述)
日本のドナルドは1970年代に初登場した。
その後、数々のマクドナルドのCMに姿を現す。
彼が登場するCMではドナルドの仲間(グリマス等)や子供たちが困っている時に
ドナルドが放つ魔法で解決するという内容のCMがよく見られた。
彼の放つ魔法はドナルドマジックと呼ばれていた。それ以前ではドナルドパワーと呼ばれていた。
それまでよく喋っていたドナルドだったが、90年代後半ではドナルドがCMで喋らない場面が多かったのでドナルドは喋らないという印象を持つ人も多かった。
2000年ではドナルドと仲間達が繰り広げる、児童向け教育ビデオの「たのしいマクドナルド」に登場。
2004年ではドナルドのウワサというドナルドメインのCMにて登場した。
現在では、2010年に放送されたW杯 エスコートキッズ編のCM出演で最後としている。
最近のCMでは見られなくなったが、現在のドナルドは全国のマクドナルドに足を運んだり、デパートなどの施設でドナルドショーという催しを行っている。そこではドナルドが得意とするバルーンアートやシガーボックス等が見られたり、観客参加型のエクササイズなど様々である。
ドナルドが開くホームパーティ等も全国で行われている。
そしてたまにテレビ番組のゲストとしてテレビに登場していたりもする。
また、2000年代前半では児童向け情報番組「おはスタ」のレギュラーを務めていた。
またマクドナルドのマスコットキャラクターとしてCM出演や各店舗への降臨以外にも、ドナルド・マクドナルド・ハウスというボランティア施設のチーフハピネスオフィサーとして慈善活動を行っている。
ドナルド(ロナルド)の誕生まで
ドナルドがマクドナルドのマスコットキャラクターであるのは有名だが、彼が2代目のマスコットキャラクターという事はあまり知られていない。ドナルドがマスコットキャラクターを務める前までは「スピーディー」というキャラクターがマクドナルドのマスコットを務めていた。容姿はコック帽を被っていて、顔は丸く、常にウィンクをしている。今でもアメリカの一部の店舗で見かけられる。
その後マクドナルドのマスコットはスピーディーからドナルド・マクドナルド(ロナルド・マクドナルド)へとバトンを渡すことになる。初代のドナルドは、1963年に誕生した。ウィラード・スコットという俳優がドナルドに任命されて約2年間マスコットキャラクターを務めた。その後代々とドナルドは受け継がれていき、現在も変わらずマクドナルドのマスコットキャラクターとして活躍している。
ドナルドの衣装
ドナルドの衣装は紅白の縞と黄色の組み合わせが一般的である。また、一般的によく見る衣装以外は黄色いジャージと黄色いスーツなどのバリエーションがあり、状況によって使い分けている。
ドナルドの衣装は約50年間同じように見えるが、よく見ると少しずつ変化していることがわかる。例えば、ポケットの数が減っていたり背中に書いてあるマクドナルドのロゴが違ったりなど、よく見るとデザインの違いがわかる。
髪型も今のようなアフロではなく1970年代のドナルド(海外の)は所謂、ロン毛に近い髪型だった。
また初代ドナルドは一般的に知られているドナルドの容姿とは違い、頭にトレーのようなものを乗せその上にはマクドナルドのバリューセットらしきものが乗っている。鼻も紙コップで覆われている。また手からは車のクラクションのような音が鳴る仕組みになっている。また、ハンバーガーを何個も生み出せる特殊能力を持ち合わせている。
またドナルドはたまに傘を持ち歩いている。傘の配色は赤と黄色と決まっており、これは70年代のドナルドと今でも変わらない。このように公式はドナルドに対してマイナーではあるが細かな設定が存在している事がわかる。
そして2014年5月に、マクドナルドはドナルドの衣装をリニューアルし新たに2種類公開した。
海外のドナルド
マクドナルドは世界中で店舗を展開するため、世界中にドナルドは存在する。しかし、アメリカなど海外では「ロナルド・マクドナルド」と呼ばれ、こちらの方が本流である。日本のマクドナルドのマスコットキャラが「ドナルド」と呼ばれる背景には「ロナルド」が日本人には発音しにくいことから日本人向けに「ドナルド」としたことが理由として挙げられる。
なお、タイのドナルドは日本語がペラペラで、しかも眉毛が4つあるという。また、マレーシアのドナルドは目のまわりが真っ黒で、しかも変な形の唇をしているとのこと。
メディアミックス
- ドナルドランド(ゲーム/データイースト、1988年1月29日)
- ファミリーコンピューター用のアクションゲーム。マクドナルドランドの仲間達も多く登場。
- マクドナルド トレジャーランド アドベンチャー (ゲーム/SEGA・トレジャー、1993年)
- ドナルドのマジカルワールド(ゲーム/SEGA、1994年)
- バーガージャンプ(ゲーム/エポック、年数不明)
- たのしいマクドナルド(学習ビデオ/日本マクドナルド・TDKコア(現・クリエイティヴ・コア)、2000年5月24日)
- やっぱりドナルド!(漫画/鈴木悦夫・岡本まる、1987年4月~88年3月頃)
- ハンバーガーのひみつ(学習漫画/学研・もりもとなつき、2001年)
- ドナルドからのハッピーバースデー(正式名称不明) (ビデオ/日本マクドナルド 年数不明)
- ハローチャンネルDVD vol.3(DVD/2011年)
- ハロー!プロジェクトのメンバーが職業体験する内容。ドナルドはマクドナルド編の時に登場。
- Adventures of Ronald McDonald McTreasure Island(アニメビデオ/1990年)
- The Wacky Adventures of Ronald McDonald(アニメビデオ/1999年)
- Mckids Adventures Treasure Hunt With Ronald(教育DVD/2006年08月15日)
- Mckids Adventures Get Up & Go With Ronald(教育DVD/2006年08月15日)
- 同上。内容は上とは異なる。
ドナルドの娘? いまだけダブチ食べ美
いまだけダブチ食べ美とは、2024年10月に限定メニュー「いまだけダブチ」を売りだした日本マクドナルドが起用したCMキャラクター。マクドナルドの制服を基調とした衣装に身を包んだツインテールのかわいい女の子である。
…なのだが、公開された動画では「つい踊っちゃうんだ」と発言したり、ドナルドと同じ踊りを披露したりと、明らかにドナルドを意識したキャラクターとなっており、公式からのドナルドの供給が長い間途絶えていたインターネット上では「ドナルドが転生した」「ドナルドの娘だ」などと話題を呼ぶことになった。
詳細は個別記事「いまだけダブチ食べ美」を参照。
MUGENでのドナルド
ドナルドはMUGENにも出ている。
攻撃技として以下のパターンが見られる
・リンゴ爆弾(元ネタはドナルドランドの攻撃技)
・ハンバーガーを投げる攻撃(犯ヴァーガーなど)
・ポテトを投げる(ポテト喰ってろォ!)
・敵を捕らえて攻撃する超必殺技(アンハッピーセット)
など。
ドナルドの仲間達
ドナルドには、かつてCM等で一緒だった仲間がいる。また彼らはマクドナルドランドの住人でもある。
日本では、近年見かけられる事がほとんど無い。 (一部の国ではまだ見かけられている。)
ここでは簡単に仲間を紹介する。詳しくは該当記事を参照。
マクドナルドランド
ドナルドの故郷であり以下の仲間の故郷でもある。
その他の関連キャラクターは、「ドナルド関連項目一覧」の「関連キャラクター・人物」の欄を参照。
まさかの復活
マクドナルドの公式からはほとんど存在を無かったかのように扱われていた彼らだが、2014年1月7日の期間限定でマクドナルドがLINEとのキャンペーンにてドナルドを含む、ドナルドの仲間達のスタンプが貰えることができた。(※現在は終了している)スタンプという小さな復活だが、驚いた人も多いと思われる。
2017年11月には、ドナルド及びその仲間達のハッピーセットが登場した。
ニコニコ動画でのドナルド
彼が出演するCMは非常に魅力的で中毒性があり、ネットを中心に人気を博した。 そのカリスマぶりからニコニコ動画においてドナルド教という宗教が誕生し、信者らはドナルドのことを“教祖様”と呼んだ。ドナルド教はやがてニコニコ三大宗教の一つと言われるようになり、ニコニコ動画で"教祖様"といえば大抵の場合ドナルドのことをさす。その人気はニコニコ動画内に留まらず、海外にも多数の信者を増やした。
グリマスやバーディー、ハンバーグラーといった愉快な仲間たちもドナルドと共にマスコットとして活動しているが、ニコニコ動画では活躍機会が非常に少ない。
また、一時期ニコニコ動画では、新ドナルドと旧ドナルドに分けられているのも見かけられた。ドナルドのウワサでのドナルドの声を旧ドナルド、ドナルドルームのドナルドの声を新ドナルドと呼ぶ傾向があった。もちろんこれ以外のドナルドの声の種類はたくさんある。
ドナルド関連の動画によく付けられるタグとしては「狂気のドナルドシリーズ」や「特選犯バーガーリンク集」など、他にも東方Projectとのコラボには「東方乱々流」、京都アニメーションとのコラボには「教祖アニメーション」、クラシックとのコラボには「マックラシック」などといったタグが付けられる。
ドナルド人気の歴史
ニコニコ動画以前からニコニコ動画(RC)まで(第1次ドナルドブーム)
その強烈な印象からドナルドネタの歴史は古く、「お前ら 表へ出ろ」などニコニコ動画が誕生する以前からふたば☆ちゃんねるのコラ画像、FLASH、ネタ絵サイト、2ちゃんねるのAAなどで確認されている。2ちゃんねるのAAではヌケドナルド、通称ヌケドと呼ばれていた。ヌケドはAAで有名なクマーとはライバル関係にあたる。ドナルドはその知名度の高さからか、ニコニコ初期からドナルド関連の動画は多く投稿され、MADも制作されるようになった。(第1次ドナルドブーム)。
RC時代には「道化師は大変な洗脳を施していきました」や「[MAD] ドナルド ドナ☆すた もってけ!犯バーガー」など、現在も人気のある作品が投稿され、この2作は第1次ドナルドブームを代表する名作となった。
これをきっかけにニコニコオールスター入り。(ニコニコオールスターの一覧参照)
強烈な後続がなかったことなどにより第1次ドナルドブームは沈静化。とはいえ、完全に絶滅したわけではなく、その後のネタとなる動画は投稿され続けた。
ニコニコ動画(RC2)(第2次ドナルドブーム)
ドナルドブームは「ドナルドデイズ」や「ドナノート」の登場により、2007年11月から狂気キャラを加えて復活。(第2次ドナルドブーム)
「変なドナルド伝説」がドナルド動画としては初めてランキング1位を記録した事ように爆発的なブームを巻き起こし、投稿数・人気など第1次ブームのそれを遥かに凌ぐ勢いで連日多くのドナルド動画が投稿されることとなり、ランキングに食い込むことも多くなった。
ブームの決め手となったのは2008年元日に現れた動画「M.C.ドナルドはダンスに夢中なのか?最終鬼畜道化師ドナルド・M」である。そのなんとも言えない洗脳力から瞬く間に再生・コメント・マイリストの三冠を制覇し、多くの視聴者にドナルドの存在感と「U.N.オーエンは彼女なのか?+最終鬼畜妹フランドール・S」という曲を刻み込んだ。「教祖」さらに敬意と畏怖の念を込めた「教祖様」という呼び方が浸透し始めたのもこの時期。これが後に「最終鬼畜騒乱」と呼ばれることになるブームの起源となったがそれはまた別の話。
前述の動画は一度まさかの削除を食らいドナルド動画はどうなることかと一時心配されたがドナルドと関係ない削除であったため、有志による補給としてのアップの後、作者自ら再アップしている。
投稿数やランキング入りの頻度から考えるとドナルドブーム全盛期はRC2時代と考えられる。
ニコニコ動画(SP1)以後
2007年11月から続くドナルドブームの勢いは2008年4月ぐらいまで続いた。その後は安定化し、かつてほどドナルド動画の投稿数・ランキング入りの頻度は減少した。
しかし、その後も数は減るがぼちぼちとドナルド動画は投稿、ランキング入りを果たす。
全盛期が過ぎた現在でも、ニコニコ動画に欠かせないキャラクター・ジャンルとしてその強烈な存在感を遺憾なく発揮し続けているキャラクターである。
ニコニコ生放送に登場
2011年3月4日ではなんと公式生放送に登場。マンハッタンバーガー発売記念イベントにて出演した。
1時間で10万コメントを超えるという大きな盛り上がりを見せた。
同年6月3日にもイタリアンハーブ発売記念イベントにて登場した。
2017年3月16日、4月4日、19日にはマックフルーリー10周年記念の公式生放送に登場した。
名言集
- 「ランランルー」
- 「ドナルドは今ダンス(男子)に夢中なんだ」
- 「ドナルドです」
- 「ハンバーガーが4個分くらいかな」
- 「もちろんさぁ」
- 「嬉しくなるとついやっちゃうんだ」
- 「アラーッ!」
なお、「アーッロ!」は「アラーッ!」を逆再生することで知れ渡るようになった。 - 「ドナルドマジック!」
- 「ドナルドのことが大好きだなんて嬉しいなぁ」
- 「ドナルドは君のことも知ってるよ、驚いた?」
- 「おもちゃじゃないよ!」or「ホモ茶じゃないよ!(空耳)」
- 「それはいか~ん(空耳)」
- 「君んち行きだよ~」
- 「てりやきマックバーガーはポーク100パーセントです☆」
- 「朝ごはん食べて元気もーりもり!」
他多数
ドナルドの活動
CMではあまり見られなくなったドナルドだが、最近はマクドナルド各店舗に直接赴いて、お客さんや子供たちとふれあい、交流を深めている。その様子を撮影した動画もニコニコで確認されている。もしかしたらみんなの近所にもドナルドがやって来るかもしれない。
他にボランティア施設のマクドナルドハウスにて活動を行っている。
また元CMや「M.C.ドナルドは~」などのニコニコ動画に投稿された多くのドナルド動画がYouTubeに転載されることで、日本のドナルドは世界中でファンを増やしている。これらの動画は世界中の人々を震撼させたようで、You Tubeでは各国から驚きと感動のコメントが書き込まれている。
関連動画
元ネタ
ここに載せてない他の元ネタ動画はこちらを参照→ドナルドMAD素材リンク
ドナルドの公式テーマソング
第1次ドナルドブームを代表するRC時代の豪傑
第2次ドナルドブームを象徴するRC2時代の怪傑
SP1以後の代表的動画
海外のドナルド
ドナルドによる活動の様子と結果
昔のドナルド
関連静画
お絵カキコ
ピコカキコ
ドナルドの携帯の着信音


関連項目
関連リンク
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