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كأس دبي العالمي
DUBAI WORLD CUP
مضمار ميدان・عشبي, رملي
Meydan Racecourse・Dirt, Turf
ドバイワールドカップミーティング(Dubai World Cup Meeting)とは、アラブ首長国連邦のドバイにあるメイダン競馬場で開催される競馬のイベントである。ドバイワールドカップデーやドバイミーティング、ドバイワールドカップナイトとも。
概要
世界最高峰のレースの一つ、ドバイワールドカップ(GI)をメインレースに据えて3月下旬に行われる競馬イベント。当日には複数のGI、GII競争が開催される他、前日には「スーパーサタデー」と題して各種前哨戦が開催される。更にその前の数ヶ月間(概ね1月~3月)には「ドバイワールドカップカーニバル」として大々的にイベントが執り行われ、レースのみならず著名な歌手や有名人のパフォーマンスも催される。ドバイの春を代表する一大レジャーイベントである。
1996年にドバイワールドカップがナド・アルシバ競馬場のダート2000m競走として開催され、98年にドバイターフクラシック(現ドバイシーマクラシック)、2000年にアンダーカード競走として行われていたドバイデューティーフリー(現ドバイターフ)をダートから芝のレースに変更、その後GIへ昇格させるなど、次々とレースの数を増やしていった。
2010年のナド・アルシバ競馬場閉鎖以降は、その敷地を吸収する形で建築されたメイダン競馬場で開催されている。当初のメイダンではオールウェザーが導入されていたが、温暖なドバイの土地での馬場メンテナンスが難しかったことと、同時期にオールウェザーを導入していたアメリカ競馬界からも不評だったこともあり、2015年からはダートに張り替えられた。このときにドバイワールドカップを始めとしたダート競走は一度オールウェザーを経てダートに戻っている。
イスラム教の関係上、当地では全レースの馬券販売はないが、外国のブックメーカーによる賭けは制限されておらず、日本馬の出走競走はJRAでも馬券販売が行われている。2023年時点でこの1日における総賞金は3050万米ドルにも上り、世界有数のイベントとなっている。これでも1度賞金額が下がった(2021年、COVID-19の影響)というのだから驚きである。太っ腹。
2020年はCOVID-19の世界的流行に伴い中止となった。
日本馬にとっては費用負担の少なさや賞金の高額さから春の海外遠征の大目標の一つとして位置づけられており、毎年多数の強豪馬がドバイの大舞台に挑んでいる。サウジカップデーが2020年に新設されてからはサウジ→ドバイの転戦勢も見られるようになった。
開催される競走一覧
以下は2023年の開催データである。出走条件は特記がなければサラブレッド。
施行順 | 競走名 | G | 出走条件 | コース | 総賞金額 |
---|---|---|---|---|---|
1R | ドバイカハイラクラシック | G1 PA | アラブ5歳以上 | ダート2000m | 100万米ドル |
2R | ゴドルフィンマイル | G2 | 北半球産4歳以上 南半球産3歳以上 |
ダート1600m | 100万米ドル |
3R | ドバイゴールドカップ | G2 | 北半球産4歳以上 南半球産3歳以上 |
芝3200m | 100万米ドル |
4R | UAEダービー | G2 | 北半球産3歳 南半球産4歳 |
ダート1900m | 100万米ドル |
5R | アルクオーツスプリント | G1 | 3歳以上 | 芝1200m | 150万米ドル |
6R | ドバイゴールデンシャヒーン | G1 | 3歳以上 | ダート1200m | 200万米ドル |
7R | ドバイターフ | G1 | 4歳以上 | 芝1800m | 500万米ドル |
8R | ドバイシーマクラシック | G1 | 北半球産4歳以上 南半球産3歳以上 |
芝2410m | 600万米ドル |
9R | ドバイワールドカップ | G1 | 北半球産4歳以上 南半球産3歳以上 |
ダート2000m | 1200万米ドル |
日本馬の優勝歴
太字は初優勝。
短距離レースのアルクオーツスプリントとドバイゴールデンシャヒーンが未勝利。特に前者は高松宮記念と時期が被り有力馬はそっちに流れてしまうため参戦する日本馬は極めて少ない。
関連動画
2001年
2006年
2011年
東日本大震災の直後ということもあって多くの日本人を元気づけた。
2014年
2019年
2023年
ちょっとやりすぎな勝利と再び掴んだ栄冠。
関連項目
脚注
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