| 基礎データ | |
|---|---|
| 正式名称 | ドミニカ国 Commonwealth of Dominica |
| 国旗 | |
| 国歌 | Isle of Beauty, Isle of Splendour![]() |
| 公用語 | 英語 |
| 首都 | ロゾー |
| 面積 | 754 km2(世界第173位) |
| 人口(’18) | 7.1万人 |
| 通貨 | 東カリブ・ドル(EC$) |
ドミニカ国とは、カリブ海のウィンドワード諸島の小島・ドミニカ島にある共和制国家。元はイギリスの植民地で、現在はイギリス連邦の一員。ドミニカ連邦と呼ばれることもある。
非常に紛らわしいが、同じカリブ海にある、野球で有名なドミニカ共和国とは別の国である(なので、ドミニカ国も共和制国家なのに「ドミニカ国」と呼称される)。
日本で単に「ドミニカ」と言うときは、ドミニカ共和国の方を指すことが多いため、たまにドミニカ国がメディアで取り上げられると混同されがち。
概要
1493年にコロンブスが上陸、その日が日曜日(dominica)だったため、その島が「ドミニカ島」と名付けられた。17世紀にフランスが植民地化、その後イギリスと領有権が争われる一方、先住民のカリブ族の抵抗は18世紀まで続いた。19世紀初めにイギリスの植民地となり、1978年にイギリス連邦加盟国として独立した。
奄美大島とほぼ同じ面積の島に約7万人が暮らしているカリブ海のミニ国家。世界地図で見ると小さな点でしかなく、日本では存在自体知らない人の方が多いと思われる。住民は植民地時代に奴隷として連れて来られたアフリカ人の血を引くアフリカ系が多い。公用語は英語だが、もともとフランス領だったため日常会話ではフランス語系の方言が主流。一方で若い世代は英語がメインだとか。宗教はキリスト教徒が中心で、カトリックの方が多いらしい。
東カリブでは唯一、カリブ海の先住民であるカリブ族が現在も暮らしている島であり、島の北東の海岸部にあるカリブ族の自治区域に3000人ほどのカリブ族が住んでいる。カリブ族の自治政府も存在し、首長も選挙で決められているらしい。
独自の軍隊を持っていない国のひとつ。独立当初は軍があったが、1981年に元首相が軍を率いてクーデター未遂を起こしたため軍を廃止。ドミニカ国警察隊が治安維持にあたっており、また近隣のカリブ海諸国と安全保障協定を結んでいる。
国旗の中心には国鳥のミカドボウシインコが描かれており、赤い丸は社会主義、背景の緑は国土を示す。三色の十字はキリスト教の三位一体を示し、また黄色は先住民と大洋、黒はアフリカ系の黒人と大地、白はヨーロッパ系の白人と河川を示している。
主要産物はバナナ。他にライムジュースやラム酒などを生産している。「カリブのネイチャーアイランド」と呼ばれる非常に自然豊かな国で、モルヌ・トロワ・ピトン国立公園は世界遺産に登録されている。その自然を活かした観光業の成長が期待されている。
スポーツはクリケットが盛ん。クリケットワールドカップには他のカリブ海国家との合同チームである西インド諸島代表として参加している。夏季オリンピックには1996年のアトランタ五輪から参加、主に陸上競技に数名の選手が出場している。2014年のソチ五輪では冬季オリンピックに初出場。と言っても出場したのはドミニカ国の人ではなく、慈善活動でドミニカ国の市民権を得たアメリカ人夫婦である。
島がハリケーンの通り道にあるため、たびたびハリケーンに襲われる。2015年にハリケーン・エリカに襲われGDPの90%にあたる経済損失を被り、そこから復興の最中の2017年には観測史上最大のハリケーン・マリアに直撃されて国土の9割が被害を受け、被害総額はGDPの216%にも及んだ。地球温暖化でハリケーンが発生しやすくなっていることもあり、ハリケーン対策を強化して「ハリケーン耐久国家」を目指すという構想を掲げている(これは「ハリケーンの被害を受けても迅速に復旧できる国」という意味らしい)。また、自然環境保護への取り組みとして2019年に使い捨てプラスチック製品の使用を禁止している。
日本との関係は、若干の貿易や援助、たまに要人の行き来がある程度で非常に薄い(在留邦人は0人)。ドミニカ国内に日本大使館はなく、トリニダード・トバゴの日本大使館がドミニカ国の日本大使館を兼務している。また、日本国内にもドミニカ国大使館はない。
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