1982年 | 1983年 | 1984年 |
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のび太の大魔境 | のび太の海底鬼岩城 | のび太の魔界大冒険 |
『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』とは、映画ドラえもんシリーズ第4作目である。1983年3月12日公開。同時上映は『忍者ハットリくん ニンニンふるさと大作戦の巻』『パーマン バードマンがやってきた!!』。
概要
現実でも船や飛行機、または乗組員のみが失踪するという伝説のあるバミューダ三角海域と海底に沈んでしまったという伝説のムー大陸、アトランチスを絡めた物語が特徴。
一方でしずかちゃんに恋する水中バギーの勇姿が見所となっている。なお、バギーを演じた三ツ矢雄二氏はこの作品以降たびたび映画ドラえもんに出演する事になる。
あらすじ
夏休み、海底山脈へキャンプに出かけたいつもの5人。
ジャイアンとスネ夫が死にそうになったりしたものの、キャンプを楽しんでいた一行は海底人の存在や地球に迫る危機を知る事となる。地球を救うため、海底人エルと共にバミューダ・トライアングルにある鬼岩城へ乗り込むが……
ゲストキャラクター
- エル (CV:喜多道枝)
- 海底人の住む海洋都市・ムー連邦の少年兵。拘束した後逃亡したのび太たちを捕らえようと追跡するが、当初から割と友好的で危機を救われた事もあって、逃亡の罪から彼らを弁護していた。
後に鬼岩城が攻撃を開始することに途方に暮れていた首相に、ドラえもんらの力を借りてポセイドンを倒すべきだと進言して彼らを解放。ドラえもんらと共にアトランチスへ乗り込むメンバーに志願する。 - バギーちゃん (CV:三ツ矢雄二)
- ドラえもんの出した道具「水中バギー」にしずかちゃんが名付けた。
水陸両用の知能を持ったバギーカー。タイヤで海底を走るだけでなく遊泳することも可能で、海溝を飛び越すこともできる。またガイドも出来「海に関するデータは全て入っている」と自称するが、海底人の事に関しては知らない様子(22世紀でもなお地上人に海底人は知られていないという事が分かる)。
性格はやや捻くれ気味で、スネたり怖がりだったり頼りない面もあるが、自分に気を遣ってくれるしずかちゃんに対しては素直な一面を見せ、それが結果的に世界を救うことになった。 - なお、1995年の映画『2112年 ドラえもん誕生』では22世紀に地上人の作った海底都市のそばの海底で、同型の水中バギーが走っているシーンがある。
- ムー連邦首相 (CV:大宮悌二)
- ムー連邦の首相で睫毛が特徴的な人物。
ドラえもんらが無断で国境を越え国から脱出を図った際の法廷議会では議長も務める。しかし議会では地上人が海底へやってきた事に前例が無かったためか「地上人は海底資源を奪い尽くし、海に廃棄物を投棄する」「死刑にするべき」と、ここぞとばかりにドラえもんらと全く関係のない地上人への憎しみの言論で溢れかえるなど過激発言が飛び交っていたが、彼自身はそこそこ公平な人物のようで、結局法律上決められているとして死刑を宣告していたものの、ドラえもん達の処遇に頭を悩ませる場面も見られた。 - ポセイドン (CV:富田耕生)
- 7000年前に滅びたアトランチス連邦が作った自動報復装置で、同国の軍事拠点である「鬼岩城」を掌握する作中のラスボス。ヴァイキングのヘルメット風の巨大メカで、7000年間もの間国が滅びたとも知らずアトランチスの海域を鬼岩城の戦力を行使することで保っている。
海域内での海底火山の噴火を敵からの攻撃と勘違いするなどあまり優秀なコンピューターではない。鉄騎隊やバトルフィッシュといった手下のメカを多く従えている。
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関連項目
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