ドラえもんズとは、漫画・アニメ『ドラえもん』の派生シリーズ作品、および同作に登場する猫型ロボットのチーム名である。 正式には「ザ・ドラえもんズ」。
概要
ドラえもんのロボット養成学校時代の親友7名(ドラえもん含む)の呼び名。ドラドラ7(セブン)とも呼ばれる。
大長編ドラえもんとの同時上映で公開された短編映画作品は計8作品。他には後述するゲーム版と、漫画版として『月刊・別冊コロコロコミック』で連載されていた『ザ・ドラえもんズ』(作:田中道明)、『小学五年生・六年生』で連載されていた『ザ・ドラえもんズ スペシャル』(シナリオ:宮崎まさる、作画:三谷幸広)が存在する。
映画(ドラえもんズが登場しているもの)
- 1995年『2112年 ドラえもん誕生』(後述するゲームとの連動企画としてのチョイ役)
- 1996年『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?』
- 1997年『ザ・ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!』
- 1998年『ザ・ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!』
- 1999年『ザ・ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?』
- 2000年『ザ・ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!』
- 2001年『ドラミ&ドラえもんズ 宇宙ランド危機イッパツ!』
- 2002年『ザ・ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!』
これら以外にもドラえもんズが出演したテレビスペシャルが4本存在するが、いずれもソフト化されていないため視聴は困難である。
ゲーム版
もともとは、漫画『ドラえもん』のアニメ版からさらに派生した3DOのゲームソフト『ドラえもん 友情伝説 ザ・ドラえもんズ』用に制作されたオリジナルキャラクター達であるとのこと。
ゲームの担当編集者は最初ドラえもん以外は違う形のロボットを考えていたところ、藤子・F・不二雄から「同じ形でいいのでは?」という提案があり、藤本弘のアシスタントだった漫画家の田中道明が世界の民族衣装の本を参考にしてデザインしたとのことである。
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連動企画として映画『2112年 ドラえもん誕生』でも登場しているが、ここではチョイ役であった。
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ゲームソフト『ドラえもん 友情伝説 ザ・ドラえもんズ』の発売日は1995年4月7日、映画『2112年 ドラえもん誕生』の公開日は1995年3月4日であり、後者の方が先になっているが、おそらくゲーム版の開発がアニメ制作より時間がかかったことによるものだと思われる。
ザ・ドラえもんズ メンバー
- ドラえもん
- CV:大山のぶ代
- ザ・ドラえもんズの親友テレカにおいてセンターをはるリーダー的存在。
映画ではあまり活躍しないが、ドラえもんズを結成したのはドラえもん。
ドラミが心配なのか、キッドにはちょっと厳しい。
本記事の初回記述において、すっかり忘れ去られていた。
- ドラ・ザ・キッド
- CV:塩屋翼(ゲーム版)→横山智佐(『2112年ドラえもん誕生』)→難波圭一
- アメリカ出身 / ドラミちゃんの恋人。でもちょっとあまのじゃく。
左手の空気砲とウエスタンスタイルが特徴。
馬型ロボットの「エド」を愛馬にしている。
弱点は高所恐怖症であること。
射撃の腕はのび太と互角なんだとか(wikiより)。
アメリカを愛しており、歴史上からアメリカが抹消された時ですら
国の記憶を維持していた。とても仲間想い。
- ワンドラ(王ドラ)
- CV:西原久美子(ゲーム版・『2112年ドラえもん誕生』)→林原めぐみ
- 中国出身 / ロボット学校首席。チャイナ服が特徴。
特技はカンフー。メンバーの中でもっとも礼儀正しく生真面目。
ヌンチャクを使い、バッタバッタと敵を倒す。
が、ほめられるのと女の子に弱い照れ屋さん。
拳法着の袖の中は四次元らしい。
何でもこなせる天才だが、何故かクラスでは落ちこぼれ扱いにされている。
- ドラニコフ
- CV:鈴木みえ(現・一龍斎貞友)(ゲーム版・『2112年ドラえもん誕生』)→桜井敏治
- ロシア出身 / 顔に大きなマフラーを巻いていて、ほとんどしゃべらない。
根は優しい性格なのだが、丸いものを見るとマフラーの下からオオカミの口を出して凶暴化(変身)する。
どら焼きも例外ではない。ドラえもんの後ろ頭も例外ではない。
ちなみにマフラーはドラえもんの「四次元ポケット」のマフラーバージョンなのだとか。
特技はコサックダンス。また辛い物を食べると火炎放射ができる。
- エル・マタドーラ
- CV:伊倉一寿(ゲーム版・『2112年ドラえもん誕生』)→津久井教生(『ロボット学校七不思議!?』)→中尾隆聖
- スペイン出身 / 薔薇を持つフェミニストな闘牛士。
耳の代わりに頭には牛の角がついており、マントはズバリ「ヒラリマント」。
スペインらしく、昼寝をしないとイライラしたりパワーが出ないらしい。
マイペースな性格で、対照的な性格の王ドラとはライバル同士。
地元の町では、謎のヒーロー「怪傑ドラ」とも呼ばれている。
怪力の持ち主で、暴れ牛を投げ飛ばした事がある。
- ドラメッドIII世
- CV:佐藤正治
- サウジアラビア出身 / のんびり屋さんで自分のことを「我輩」と呼ぶ。
空飛ぶ魔法の絨毯や四次元ターバン、四次元ランプを持つ魔法使い(主に使用するのは四次元ランプ)。宝物はタロットカード。語尾に「であ~る」を付けるのが特徴。
特技(というか怒りが爆発したとき)は巨大化する。ひげがクルンってなってるのが特徴。
水が苦手。どうやら巨大化の最中でも水に触れると元に戻ってしまうよう。
でも、友達のために苦手な水に自ら飛び込んだりするシーンもあり。
- ドラリーニョ
- CV:鈴木みえ(2000年以降「一龍斎貞友」名義)
- ブラジル出身 / 純粋無垢で、人の言うことを全部信じてしまうお人好し。
超ポジティブで考える前に行動してしまうタイプ。
常にサッカーボールで遊んでいるが、その運動神経はメンバーの中でもNo.1。俊足の持ち主。
11人のミニドラサッカーチームを連れており、映画では共に行動しているシーンも多い。
いわゆるアホの子だが、彼が取った突拍子も無い行動が物語の鍵を握ったことも。
ちなみに他にも
- ドラパン
- CV:神谷明
- 「怪盗ドラパン」として映画『怪盗ドラパン 謎の挑戦状!』に登場。
怪盗として指名手配中だが、あくまでひもじい子供を助けたり騙し盗られたお金を取り戻したりと、貧しい人の味方である義賊。
最初は敵役で登場しドラえもんズの親友テレカを奪うなどしていたが、後に友人を人質にされ止む無く敵として戦っていたことが発覚。
最終的にはドラえもんズと和解。敵の電磁波攻撃を防ぐため「合体ドラえもんズ」となって協力し合いながら敵を倒した。若干おじさんくさい。
- ジェドーラ
- CV:山寺宏一
- イタリア出身 / 眼鏡をかけた、おとぼけ顔をしているパティシエ。普段は温厚で優しいがあまり落ち着きがなく、困難な状況に陥ると頭から蒸気を出して走り回るのが玉に瑕。
映画『おかしなお菓子なオカシナナ?』で登場。
雑誌の公募企画で生まれた、読者によるオリジナルキャラクター。そのため、誕生日が設定済み。(5月17日)
親友テレカ
幻の古代神殿で発見した伝説の「ひみつ道具」の名前。
7人の友情の証として、ドラえもんを先頭にメンバーが描かれ、金色に輝くカード。
映画では、最後にみんなが集まって、このカードを天に掲げることで敵を倒す。
ちなみにテレカとは「テレパシーカード」の略なので電話はかけられない。
…通信手段として使えることは使えるのだが。
友情満載関連動画
関連静画
関連項目
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