ドラグナーとは…
この項では2.の人型機動兵器について解説する。『機甲戦記ドラグナー』、『星刻の竜騎士』については、上記項目を参照してください。
概要
ドラグナーは、ギガノス帝国から地球連合軍側に亡命したプラート博士によって設計・開発された3機のメタルアーマー(この作品における人型兵器)。まとめてD兵器とも呼ばれる。諸事情により、主人公のケーン達3人の手により起動され、以降パイロットとして登録されたため降りられなくなった彼らと共に、地球連合軍の兵器として運用され、ギガノス帝国との戦いに身を投じることとなる。
ストーリー後半あたりに量産型のドラグーンが配備され、試作機のドラグナーはいらない子になるかと思われたが、カスタムアップされてその後も活躍する。
オープニングのドラグナーと本編のドラグナーのデザインが違うことが話題になったが、これはOPを担当した大張正己がドラグナーをカッコよく見せようと独自のアレンジを施した結果である。ファンからは元の大河原邦男デザインはガワラグナー、大張正己によるアレンジ版はバリグナーと呼ばれる。
D兵器タイプ別分類
- ドラグナー1型:略称D-1。格闘戦に特化されており、3機中唯一レーザーソード(いわゆるビームサーベル)を装備。胸の逆さベンツマークがポイント。パイロットはケーン・ワカバ。搭載AIの愛称はクララ。レイズナーのレイに較べると寡黙だが、泥だらけのケーンが乗り込んだときは「精密機器に泥が入ると……(困ります)」と文句を言ったりと、割とお茶目である。
- キャバリアー0:D-1専用の追加装備。D-2の長距離砲撃機能とD-3の電子戦機能を併せ持つが、D-1が頭からすっぽり被るように装備するが、その姿はどう見ても黒いてるてる坊主である。また、白兵戦では外さないと、まともに動けなかったりする。実は、D-1は最初、これを付けた状態で登場した。後日、キャバリアーは諸事情で爆弾を詰め込んで自爆させられてしまった。カワイソス。
- ドラグナー2型:略称D-2。背中に大砲を2門背負っているのを見ても判る通り、中~遠距離支援に特化した機体。密かに空中給油ができる。パイロットはタップ・オセアノ。搭載AIの愛称はソニア。
- ドラグナー3型:略称D-3。索敵・電子戦用で、頭部がレドームになっており、ECMも装備している。パイロットはライト・ニューマン。搭載AIの愛称はマギー。
- リフター1~3:それぞれ、D-1~D-3が地球に降りた際、用意された後付け飛行用ブースター。空母で運用されていたせいか、全て翼を折りたたむ機能が付いている。特にD-1リフターの四枚翼は印象的。ちなみにOPでD-1が空母から発艦するシーンはリフターを付けているが、実際の話で装備したものとは微妙にディテールが違ったりする。
- ドラグーン:上記の3機の能力を統合した(もっと正確に言えば、D-1とD-2の美味しいどこ取りをして、D-3を振りかけた)量産型。ロボットアニメでは珍しい、試作型より強い量産型である。
- ドラグナー1型カスタム:略称D-1カスタム。ドラグーンが量産開始され、お払い箱になりかけたドラグナー1型を、プラート博士がケーンに合わせてカスタマイズ(魔改造)したもの。総合力ではドラグーンに一歩劣るが、得意分野の中距離~白兵戦に特化した機体。当初からリフター装備で、肩が左右非対称だったりする。
- ドラグナー2型カスタム:略称D-2カスタム。D-1と同じく、プラート博士がタップに合わせてカスタマイズ(魔改造)し、背中の大砲の口径を大きくしたり、内蔵型ミサイルランチャーを付けたりと、中~遠距離戦での火力支援能力に特化している。こちらも最初からリフター装備である。
- ドラグナー3型カスタム:略称D-3カスタム。外見からして魔改造されたD-1、D-2に対して、D-3はソフトウェアのアップデートだけで済まされてしまい、見た目はまったく変わりないが、近年のスパロボ等ではこれをD-3カスタムとして区別していることが多い。
関連商品
関連項目
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