『ドラゴンボールZ HYPER DIMENSION』とは、スーパーファミコン用対戦格闘ゲームである。
概要
スーファミにおける『ドラゴンボール』のゲームとしては最終作品に当たる。スーファミ晩年の作品で、発売時には子どもたちの主要ゲーム機はPSやSSへの移行がすすんでおり、超武闘伝シリーズと比べて知名度はいまいち。
登場キャラ
悟空、ベジータ、悟飯、ピッコロ、ゴテンクス、ベジット、フリーザ、セル、ブウ(デブ)、ブウ(チビ)の10人。すべて本編の登場キャラであり、劇場版やアニメオリジナルのキャラはない。また超武闘伝でおなじみの隠しキャラもない。
VSモードでは、戦闘終了後に勝者が短いセリフを言う。基本的にテンプレ台詞だが、原作にて因縁ある相手の場合は内容が変わる。
なおキャラ選択画面の真ん中では細身のブウが砂時計を見ており、この砂が落ちきると時間切れとなって、その時点でのカーソルのキャラで強制的に戦闘開始となる。
戦闘システム
一画面式
超武闘伝シリーズでは、キャラの距離が一定以上になると画面が分割されていたが、本作はそのようにはならない。ストⅡなどの格ゲーと同様に、一つの画面に収まる範囲でのみ動ける。
地上戦、空中戦
戦闘のステージが、おおまかに地上と空中の2種類あり、ステージによって行動や技が微妙にかわる。ステージは戦闘開始前に選べる他、戦闘中にも後述の「ふっとばし技」によって移動することができる。
体力
敵の攻撃をうけたり、気功系の技を使うと消費する。これがゼロになると敗北。超武闘伝シリーズとは異なり、技用のエネルギーとは別れていない。
デフォルトでは400だが、設定によって変更可能。また、YB溜めによって回復できる。
体力が一定以下になるとゲージが点滅し、メテオ技が使用可能になる。
技、基本攻撃
全てのキャラに共通の技として、以下のものがある。コマンドは1P側(右向き)。
- パンチ: Yボタン。→や↓との組み合わせで変化。また相手と密着しているとモーションがコンパクトになる。
- キック: Bボタン。→や↓との組み合わせで変化。また相手と密着しているとモーションがコンパクトになる。
- 気功波: Aボタン。一定の距離で消える。ガード時のけずりはない。
- 溜め: YB同時押し。体力が回復する。
- はじく: Xボタン。気功波系の技のうち、弱めのものをはじき飛ばす。
- ふっ飛ばし: →←→Xで横に、↓\→Xで上に、↓/←Xで下に、敵をふっ飛ばす。条件が合えば、これによって戦闘ステージを変えられる。ガード時のけずりはない。
- かち上げ: 攻撃ヒット時にYB同時押し。敵を空中に叩き上げて無防備状態にできる。そこから空中コンボを3回までおこなえる。空中ステージでも可能だが、コンボにはつながらないので意味は無い。
- 投げ: →X。
- 3D攻撃: LRYまたはLRB同時押し。画面の奥へ身をかわしたあと、戻りながら一撃を加える。大技を避けるのに便利。空中ではつかえない。
- 気功技(対空): ←/↓\→A。かめはめ波などの気功技をナナメ上に向かって撃つ。消費体力は10。
- 気功技(大技): →↓\→A。かめはめ波などの大技。Aボタンを押し続けることで3段階まで溜めて威力をあげられる。溜めレベル1だとXボタンではじくことができる。フリーザのみ溜めはなく、威力固定。消費体力は溜めレベルにかかわらず10。
必殺技
他の格ゲーとおなじく、十字キーとY、B、Aボタンの組み合わせで必殺技を出せる。これらの多くははガードしても削りダメージが発生する。また気功系の技は体力を5または10消費する。
説明書に載っていない隠し技も数多くある。悟空の瞬間移動やゴテンクスの連続死ね死ねミサイルなど。
メテオ技も説明書には載っていない。キャラによっては複数のメテオ技を持つ。
カウンター
ガード時に、ヒットを表す白ポツが出ているうちに必殺技コマンドを入力すると、硬直をキャンセルして技を出せる。成功すると一瞬画面が止まり、薄暗くなる演出が入る。入力するのは必殺技ならなんでもいいし、ふっ飛ばし攻撃でもいい。
ラッシュバトル
両者の攻撃が同時にヒット判定されると、ラッシュバトルに突入する。ラッシュバトルの形式は、地上と空中でことなる。
地上ではキャラがいきなり勝手に殴りあいをはじめ、しばらくすると両者飛び退いて距離をとる。ここで着地したあと、先にAボタンを押した方がラッシュバトルの勝者となる。ようは刹那の見切り。勝った方は気功技を一発撃つことができ、負けた方は行動不能となるので黙って食らうしかない。
空中では、攻撃側と防御側に分かれてターンバトルをおこなう。攻撃側は連続気功弾(Aボタン)か大気功技(Bボタン)のどちらかを選択し、防御側は弾く(Xボタン)か避ける(Yボタン)を選択する。
連続気功弾は、弾くことはできるが避けることはできない。大気功技は、弾くことはできないが避けることはできる。お互い、相手がどちらをおこなうのか予測して攻撃を当てる・かわすのである。大気功技がヒットしたらラッシュバトル終了となる。
なお空中ラッシュバトルでは遠近法による3Dっぽい配置になり、攻撃側は手前に大きく、防御側は奥の方に小さく映る。そしてこのラッシュバトルでの攻撃で体力が尽きると、小さくなったキャラがハエのように落ちていくので、なんとも微妙な気分になる。
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関連項目
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