『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』とは、1991年にバンダイから発売されたファミリーコンピュータ用ソフトである。
ジャンルはカードバトルRPG。前作『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』に続くドラゴンボールZのゲーム化第2弾作品で、続編は『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』。
概要
アニメ『ドラゴンボールZ』のナメック星編を題材にしたゲームである。
発売当時は原作のフリーザ戦の途中であったため、孫悟空は超サイヤ人になることはない。
また、アニメではヤムチャ、天津飯、餃子の3人はナッパ戦で死亡するためナメック星へ行くことがないのだが、本作ではゲームの難易度やシステムの都合か「死亡したZ戦士はピッコロのみ」という設定になっており、3人もクリリンや悟飯と共にナメック星へ向かうことになる。
システムは前作からほぼ引き継いでいるが、作品のインフレに合わせ、BP(戦闘力)の桁が5ケタから6ケタに上がっている。
新たな要素として、フィールドにはフリーザ軍のコマが配置され、原作のドラゴンボール争奪戦が再現されることになる。
また、ナメック星の移動には「あるく」と「とぶ」の2種類があり、後者は移動歩数は上がるが敵との戦闘に入りやすくなる。
特徴・仕様等
- 自らの流派とカードに書かれている流派が一致すると、敵一体に多くのダメージを与える「ふくごうこうげき」か、敵全員を攻撃する「ふくすうこうげき」を選べる。
が、雑魚は複数で出てくることが多いので大体は複数攻撃を選ぶことになる。 - クリリンの「拡散エネルギー波」のように、複数攻撃ができる必殺技を持つのは彼のみ(後述のベジータも持っているが、操作はできない)。原作再現で単独行動シーンがある為か。
- 悟空が乗ってきた宇宙船では、悟空以外のキャラも超重力の修行を受けることができ、最大限に活用するとレベルが労せずに最大まで上がる。ヤムチャやチャオズですらBP700,000以上になったりする。
- ベジータがNPCながらも味方として参戦する初のゲーム。
爆発波やギャリック砲は強いのだがなかなか使ってくれない。以降ベジータはFC最終作の『サイヤ人絶滅計画』までこちらの指示を無視するキャラとして君臨することになる。 - 敵がBP表示以上に強いのは前作より引き継いでいる。(いわゆるボス補正)
例えば、表示上きたない花火のBPは19,000だが、対してこちらがBP30,000であってもなかなか苦戦する相手となっている。 - 容量の都合か、戦闘の演出パターンやBGM数は前作より少なくなっている。
戦闘BGMは前作でも4つあったが今作では1曲のみとなっている。ラスボスであるフリーザ戦でも雑魚と曲が同じなのはちょっと淋しい。曲自体の出来はいいのだが……。 - 必殺技の演出が完全にサイドビュー固定になり、前作のように奥から手前に迫ってくるような構図や、残りHPが少ないときの表情変化なども廃止された点は残念に感じる人もいる。ただ、本作から全キャラクター対応(雑魚含む)の目線カットインが導入された。メッセージウインドウを消去してそのスペースで演出してしまう大胆な構図や、限られた色数で原作のアニメ絵を完全再現しているクオリティは必見。
- 背景パターンも非常に少なく、ほぼナメック星のフィールドしかないが、よく見ると緻密に多重スクロールしている。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
ほっほっほ、私のゲームのコミュニティが存在しないとは…。下等生物どもめっ!
関連項目
- 3
- 0pt