『ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ』とは、『ドラゴンボール』の劇場版アニメ第5作である。
公開時期は1990年3月10日。
ちなみにこのとき、アニメ本編ではベジータ戦後、ナメック星に出発するあたりである。
概要
ドラゴンボール劇場版アニメ第5作。現在発売中の劇場版DVDでは#2になっている。
前作が比較的原作設定と矛盾していないのに対し、本作はかなりの勢いで矛盾している(悟空たちの設定がベジータ戦時のそれなため)。
劇場版がテレビアニメ版に対し、どういうスタンスなのかが如実に感じ取れる。
『ドラゴンボールZ 神と神』公開を記念して、2013年3月15日より公式配信中。また、生放送による上映会も実施。
あらすじ
ある日亀仙人のもとに珍客が訪れる。
Dr.コーチンと名乗ったその老人は、居合わせたブルマを人質に取り、亀仙人に同行を求めた。
Dr.コーチンは、かつて天才と言われながらも、禁忌の研究を認め表の世界を追放された科学者Dr.ウィローの助手だった。
Dr.ウィローは肉体を失い、脳だけの状態で生きており、復活のために昔世界一強いと言われた亀仙人の肉体を求めたのだ。
そして亀仙人たちを助けるために、現在の世界一である孫悟空が立ち上がる。
見どころ
原作でもテレビアニメでもそうだが、亀仙人はとっくに現役を退いており、悟空達と並んで戦闘を行うことは基本的にない。
また、戦闘を行うにしてもそれは少年時代の話であって、青年時では戦闘を行っている場面すらほとんどない。
しかし、本作ではそんな亀仙人の、かなり貴重な武闘家としての活躍を観ることができる。
本作以降、亀仙人はコメディリリーフの立場になるため、次の活躍は最後の劇場版アニメ『ドラゴンボール 最強への道』を待つことになる。なお、声優もオリジナル版の宮内公平逝去により、愛川欣也に変更されている。
また、劇場版において初めて孫悟空が界王拳、元気玉を使うシーンが描かれる。
本作以降、悟空が上半身半裸となって、終盤に苦戦しつつ元気玉で親玉を倒す展開は一種のお約束となる。
この他、悟飯やピッコロが活躍した後にクリリンだけがやられ役になって「何で俺だけ・・・」と呟くお馴染みのギャグシーンも本作が初登場。
何気にドラゴンボール史上初の宇宙でのバトルシーンが描かれた作品でもある。(正確には宇宙空間に限りなく近い成層圏ぐらいと思われる)
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