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この項目は、エンディングのネタバレを含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
概要
2005年にスクウェア・エニックスから発売された、ドラッグオンドラグーン(2003年発売)の続編にあたるプレイステーション2用ソフトである。
前作、ドラッグオンドラグーンの18年後を舞台とした続編である。
他、詳細な情報はWikipediaを参照されたし。
以後、それぞれDOD2・DODと表記する。
前作との関連・比較
前作、DODのAエンドから繋がっているストーリーではあるが、劇中にBエンドが関係する部分があるため、A+Bと言われることも多い。なおこの点については、スクウェア・エニックスから発売された公式コンプリートガイドの巻末に収録されたインタビューで若干ではあるが触れられており、プロデューサーである柴氏が『(ストーリー的には)Aエンドから続いている話であること』『Bエンドもちょっと絡んでいること』をコメントしている。
DODは絶望がテーマだったが、今作ではそれを超えた希望がテーマになっている。
システム面では基本的な部分は同じだが、修正・変更・追加も目立つ。
特に以下の3つが挙げられる。
何かと前作と比較され、黒歴史扱いされがちである。
(鬱ゲーが望まれているのか、声優に不満が残るのか…)
登場キャラクター
※( )は声優
- 竜の子:ノウェ(勝地涼)
- 人間嫌いの保護者:レグナ(原田芳雄)
- 贖罪の聖女:マナ(小雪)
- 純潔の女騎士:エリス(相武紗季)
- 不死身の漢:ユーリック(小山力也)
- 団長閣下:ジスモア(立木文彦)
- 隻眼の男:カイム(池畑慎之介)
- 封印の紅き竜:アンヘル(ピーター)
- 永遠の少年:セエレ(村上想太)
- 空腹の暴君:ザンポ(我修院達也)
- 卑屈な水濡れ女:ハンチ(小鳥幸子)
- 老若男女の慰み者:ヤハ(ROLLY)
- 今は亡き親父:オロー(土師孝也)
武器物語
DODに続いてDOD2でも武器物語が存在する。
武器の育成などの基本的なシステムはDODと同じだが、今作ではミッション中に武器の種類を変える事で、操作するキャラクターを変える事が出来る。
逆に言えば、キャラクターごとに使用できる武器に制限がある。
詳細は武器物語の記事を参照のこと。
ひとり
主題歌。
エンディング以外にも、ゲーム起動時のムービーや挿入歌としても使われている。
歌い手は「中島美嘉」
ゲーム発売に先駆け、彼女のアルバム「Music」に収録。ゲーム発売と時期を同じくしてシングルもリリースされた。
歌詞にDOD2のタイトルでもある「紅」と「黒」が使われていたり、歌詞そのものがカイムとアンヘル(ノウェとマナやエリスでない)を連想できるなど、作品にマッチした仕上がりになっている。
バラードに定評のある中島美嘉の本領発揮とも呼べる曲であり、とにかく切ない。
DOD2終盤のあのシーンとこの曲の組み合わせは、PS2ゲーム屈指の名シーンと呼んでも過言では無いだろう。
もう良いのか、カイム。
ああ、行こう。 共に…
エンディング
前作との最大の違いは、最後の最後に希望があるというところだろう。
エンディングが常に一番沈むDODと違い、今作ではあの兄貴の死とか、あのシーンとかの方が遥かに泣けてくる。
DOD2ではDODと違い、分岐によってエンディングが変わるのではなく、プレイの周回で変わるため、エンディング1とエンディング2を何度も見るには、その為のセーブデータを残しておく必要がある。
また、エンディング3は、DOD・DOD2合わせて、唯一のハッピーエンドと言える。
便宜上Wikipediaに倣って1~3で表記。
エンディング1:歴史は繰り返す
神を貶め世界の覇権を取り戻そうとする神竜族。その計画の存在と、レグナがその為に行動していた事を知ったノウェは袂を分かつ決意をする。死闘の末にレグナを倒す事に成功する。
「さよなら、レグナ。今まで育ててくれて、ありがとう」
「この期に及んで礼か? ふ……間抜けな奴め。"父"に似た……な……」
だが、神の存在はそのまま残る事になり、封印の女神(アンヘル)を失った世界は崩壊の一途を辿り続ける。新たな女神として覚醒しつつあったエリスが封印の女神となることで崩壊は止まるが、それは悲しき連鎖が続く事を意味していた。
エリスが普通の女性として戻ってこられる日を、私は待っています
エンディング2:全ては血の記憶のために
神竜族の計画に賛同できずにいるノウェ。だが、エリスが世界の崩壊を止める為に、封印の女神になろうとしている事を知り心が揺らぐ。神が居なくなれば封印は不要になる。試す価値はあると、神の玩具である骨の棺(DODの再生の卵)を破壊する事にする。だが、骨の棺はマナと同化し、ノウェ達の前に立ちはだかる。ノウェと骨の棺の戦いの最後、取り込まれていたマナが命を賭して骨の棺を破壊する…。
「さようなら、ノウェ。君に逢えて、よかった」
神は世界への干渉手段を失い、封印の女神の必要性は無くなったものの、神はまだ存在し続ける。神竜族と神の戦いは始まったばかり。ノウェは騎士団に戻り、エリスと共に神竜族の武器として、神の待つ空の果てへと進軍するのだった。
私たちに残されているのは戦。その、戦いの荒野だけ。
エンディング3:新しい時代の幕開け
封印の女神という呪縛を解く為に、骨の棺を破壊するノウェ。誰の犠牲もなく破壊に成功したが、神竜族の計画には疑念を拭えない。そんなノウェの態度に、敵意を向けてくるレグナ。そして決別。激しい死闘を演じ、最後に子は父という存在を超えた。
神の支配も、神竜族の介入も退けた未来を手に入れた。
全く新しい時代の幕開け。
楽園を築くか、業火に見舞われるかは人間次第…
憂うことはありません。まっさらな世界を共に始めましょう
すべての未来はここから始まるんだから。
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関連項目
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