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ドリンクバー

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ドリンクバーとは、飲み放題の機械およびサービスシステムである。

好きなドリンクを選んで飲み放題という夢のようなお得感が魅力＆ロマン。

概要

お客さんがコップを持って自分で好きなドリンクを取りに行く方式。（→セルフサービス）
機械のボタンを押す、またはノブを操作するだけで、ドリンクを抽出する簡易性。
人数分、一定額の支払いによって飲み放題。
- 水だけを取り扱うウォーターサーバーや、アルコール（酒類）を抽出するものは除かれる。
ドリンクを抽出する際に、お金を入れる必要がない　…といった定義のものが多い。

「種類」「簡易性」も重要な要素なため、いくら飲み放題でも蛇口・井戸・湧き水はドリンクバーではないし、自動販売機、多種多様なジュースの２Lボトルを並べてもドリンクバーではない。水だけで元を取ろうという物好きもいないだろうけど。

機械はディスペンサー、ドリンクサーバー、ドリンクディスペンサーとも呼ばれる。
（Dispense：分け合う・分配する）
（Di spenser：食品・飲料・シャンプー・物品など、抽出・射出する装置）

※「うちにも設置してみようかな」という方は関連リンクをご利用ください。

利点

好きなものが飲み放題！はもちろんであるが…

冷たい定番ドリンクからホットドリンクまで、料理・季節を問わない汎用性がある。
- 脂っこい料理だったのでお茶、ヘルシーに野菜ジュースなど好みに合わせやすい。
通常の喫茶店やファーストフード店とは異なり「大量の氷でドリンク消費量を減らす」といったセコい戦術は使えず「ちょっと飲んだらもう空っぽ」という事態もないため、効率的に飲み放題を実施することが可能。
元を取るのが無理だとしても、液体なので一応の量は飲みやすい。
店員を呼んでドリンクが届くまで待つ手間がなく、好きなタイミングで取りに行ける。
店員側としても、いちいち大人数からの注文を受けドリンクを注いで出す手間が省ける。（人件費）
機械なので故障や液切れがなければ24時間ずっと働いてくれる。その点は自動販売機と共通。

混合も自由

ボタンを押すだけで容易に好きな組み合わせが楽しめる。
店舗によって２つ以上のドリンクを順次抽出し、オリジナルドリンクを自動生成してくれるものも。
悪ふざけでとんでもない組み合わせの黒魔術の実験をする輩がいる。（罰ゲームなど）

他・オプション

コーヒー等は抽出手順が必要なため、別の機械装置になっている場合が多い。（20秒程度かかる）
細かい氷が出てくるサーバーも併設され、アイスコーヒー等を作る際の必需品となっていることも。
ストロー・砂糖・ミルク・ガムシロップ・おしぼりなどはお好みで。
返却口や流し台が併設されている場合も多い。
厳密にはドリンクではないが、ソフトクリームを抽出できる機械が並んでいる場合もあり、楽しい。

取り扱い店舗

日本においてはファミリーレストランのガストが発祥。

漫画喫茶、インターネットカフェ、カラオケ、食べ放題などに置いてあることも多々。

料金

ドリンクバー単体でも200円～300円の価格帯で利用できる場合が多い。
他の料理とのセット料金のほうが安くなる場合も多い。

漫画喫茶・インターネットカフェなどは最初から料金プランに含まれる場合も多い。

悪用厳禁

ドリンクバーだけ頼んで朝から晩まで長居したろ！…としようとしても、常識的な範囲を超えた利用について店舗側は警告・退店命令・出禁にする権限があるため、何かしらポツポツ頼みながら長居するようにしよう。「お客様は神様です」ではない。

【弁護士監修】客を選ぶ権利は法律に存在する？入店拒否・出禁が違法になる場合とは。｜弁護士保険の教科書Biz｜企業向けお役立ち法務メディア (bengoshihoken.jp)

一人分のドリンクバー料金で大勢で回し飲みする輩もいるが、会計時にはちゃっかり人数分請求されたりするが文句は言えない。変にゴネたり暴れて悪質クレーマーと化せば警察を呼ばれ、逃走しようにも店内や出入り口・駐車場は監視カメラが見張っている場合も多く「ドリンクバーでケチって捕まった小物」なんて噂が流れてもカッコ悪いだけである。

欠点

食べ放題と同じく、元を取るのが非常に困難。（一杯数円～高くても数十円程度）
- 濃縮還元液を水で戻しているため、相当量を飲まなくてはいけなくなる。
- ガチで元を取ろうとしたところで「飲む以外」の行為ができず苦しいなど、本末転倒。
- 胃酸が薄まるなど、消化不良で腹を壊すリスクもある。
- ソフトクリーム・アイスクリームなどは腹を冷やすため、食べ放題には向かない。
  - 暖かい飲料などで腹の冷えを緩和するという手はある。ご参考までに。
むしろ食べ放題と併設したものはお得ではなく満腹感を煽るトラップである。（→食べ放題）
基本的にお酒は取り扱っていないため、そういうお店か別料金で頼む必要がある。

必ずしも飲み放題で費用対効果抜群…とはいえないため、楽しむ程度に思ったほうが気楽。

液体だから尿として排出されやすいだろうと無理に飲みまくって飲むと割と苦しい、インターネットカフェなどではトイレが近くなり余計な手間が増える。

設置者のデメリット

店側としてはメンテナンス・補充・洗浄といった手間がある。
- 何十台も同じ種類を置くものではないため、万一ひとつが故障すると多くの種類が飲めなくなる。
- 早急な異常発見や修理ができなければ、サービスの不履行で返金もしなくてはいけない。
多種類を扱うものはスペースを取りがちで、給水・排水設備が必要といった欠点もある。
抽出口がむき出しになっているため、屋外設置には向かない。
個人用・家族用・来客が少ないオフシーズンの時期・施設などには向かないオーバースペック。
- 少人数の利用にはオーバースペック過ぎ、普通に２リットルボトルで揃えたほうが経済的。
必要・状況・顧客によっては、通常の販売形式や自動販売機を設置したほうが良いかもしれない。

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