ドリーム号(東京 - 京阪神)単語

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ドリーム号とは東京駅新宿駅を拠点に京都駅大阪駅神戸駅を結ぶ夜行高速バスである。JRバス関東西日本JRバスの共同運行路線で、ドリーム号シリーズの始祖である。

かつては関西側の発着地別に称が分けられていたが、現在は一括りに「ドリーム号」と呼ばれている。この記事では廉価版の青春エコドリーム号、デラックス版のプレミアムドリーム号・プレミアムエコドリーム号・グランドリーム号も記載する。

概要

1969年6月東名ハイウェイバスが運行を開始。その時に東京名古屋京都大阪を結ぶ夜行便として運行を開始した。当初は京都行の便の一部が名古屋を経由する形を取っていたが、東名間の利用者が多かったことから運行開始から半年で名古屋行を新設。これが後にドリームなごや号と呼ばれるようになる。神戸行は1971年12月に運行を開始。神戸行は利用者の減少から6年程度で運行を取りやめてしまったが、路線免許そのものは国鉄が持ち続け、神戸での大規模イベント開催時の臨時便運行時に活用していた。

国鉄時代は寝台列車も多数設定があったためか各系統とも1往復が設定されるに留まっていたが、国鉄分割民営化後は高速バスの増強ブームに乗っかる形で増便が行われ、京都発着便を奈良まで延長した「ドリーム奈良号」、かつて運行されていた神戸行の運行を再開した「ドリーム神戸号」が運行を開始した。これらの系統が運行を始めた段階で行先別に称を付与するようになり、大阪行も「ドリーム大阪号」に名称がめられた。

国鉄時代は東名高速を経由する便が多かったが、分割民営化後は中央自動車道を経由して東京大阪神戸を結ぶ便が設定された。

2000年代に入ると高速バスの競争化により、格安便の青春ドリーム号シリーズが運行を開始。2006年には版のプレミアムドリーム号が運行を開始するなど需要の積極的な取り込みを行っていた。

2010年京都をターミナルとする便が大阪神戸発着便に統合され同時に称が整理されて「ドリーム号」となった。行先の区別は号数で行う。

2016年堺市を経由していたドリームなんば・堺号ドリーム和歌山号に統合され、堺市を発着するドリーム号がなくなった。

運行担当

東名高速経由便は三ヶ日インターチェンジに隣接するJRバス関東三ヶ日営業所で、中央自動車道経由便は小黒川パーキングエリアで西日本関東の乗務員が交代する。ちなみに東名経由の三ヶ日での交代は国鉄時代からの伝統で、行の東海道昼特急でも行われている。

バリエーション

いずれの便もWi-Fiが装備されている。しかしコンセントは一部の便・座席には設置されていないのでバッテリーの残量には要注意。

ドリーム号

最もスタンダードな便。3列シートダブルデッカーを使用する。2往復のみ運行。

プレミアムドリーム・グランドリーム号

3列シートでも更に快適性を高めた座席で統一された便。プレミアムドリームダブルデッカーグランドリームはハイデッカーを使用する。座席コンセントはプレミアムシートグランシートスーパーシートのみ装備。プレミアムドリーム号のみ中央道を経由する便が存在。
プレミアムドリーム号はダブルデッカーの老朽代替に伴い、後述のドリームルリエ号に順次置き換えられている。グランドリーム号はスタンダード版をアップグレードした新世代スタンダード版ともいう位置づけで、座席数と座席幅、リクライニング度などはスタンダード版と変わらないがシートピッチが僅かに拡大されており、カーテンや空気清浄機、コンセントなどの設備を充実させたものとなっている。

真っ白体が特徴。

ドリームルリエ号

2017年3月31日運行開始のグランドリーム号よりも更にな便。プレシャスクラスアドバンスクラスの2席が用意され、プレシャスクラスはプレミアムドリーム号に設置されているプレミアムシートを採用し、前後と通路を仕切るパーティションを設置。アドバンスクラスではグランドリーム号に設置されているグランシートを更に良し、座席幅・リクライニング度・シートピッチを拡大したものを採用。こちらは隣り合う座席・通路とをパーティションで仕切っている他、前後の座席をプライベートカーテンで仕切ることが出来る。

座席のグレードも去ることながら全席にタブレット端末を設置、スリッパ毛布サービス提供される。

プレミアムエコドリーム号

プレミアムスーパーシートと4列楽座シートの合造で運行される便。ダブルデッカーのみの存在で、眺めのいい2階に席、トイレに近い1階に廉価席を設定。中央道を経由する便も存在。

青春エコドリーム号

4列楽座シートで統一された車両で運行される便。座席コンセントはない。中央道経由便も存在。

停車バス停

矢印の記載された停留所はその矢印の向いている方向へ向かう便のみ停する。東京駅での乗扱いは八重南口、降扱いは日本橋口でそれぞれ実施。なおクローズドドアシステムを採用しているので、降区間内の最終的地より手前で乗客が全員した場合、その停留所で運行は打ち切られる。バス停飛ばしにはならない。

豪華版

通常版

廉価版

プレミアムエコドリーム号(臨時便)

過去に運行されていた派生種別

青春メガドリーム号

2006年6月に運行を開始。2階建てバスネオプランメガライナーを使用し、東京駅大阪駅の間を運行。メガライナーは後に2度も炎上事故を起こして運用が中止され、西日本JRバスエアロキングを使用して隔日運行に切り替えられた。

2009年9月運行終了。

超特割青春号

2009年7月運行開始。青春メガドリーム号の後継で、貸切・近距離高速線用のトイレし4列シートを使用する格安便。トイレ内にいのでトイレ休憩のためにトイレ付き車両を使用するドリーム号よりも多くサービスエリアパーキングエリアに停するのが特徴だった。

2011年7月運行終了。

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