ドンキーコング(GB)とは、1994年に任天堂から発売されたゲームボーイ用ソフトである。
概要
アーケード及びファミリーコンピュータの『ドンキーコング』の続編。
ストーリーは概ねAC・FC版と変わらず、ドンキーコング(初代)に連れ去られたポリーンという女性を助け出そうとするというもの。最初の4面はAC版の再現ステージになっている。しかし、その4面が終わってからが本番であり、そこから先はなんと全97面もあるというボリュームである。
基本的に4面ごとの構成になっており、3つの面は鍵を扉まで持って行くのが目的のパズルアクション要素が強い面、もう1つの面はポリーンのところまで辿り着くのが目的のAC・FC版のような面、もしくはドンキーコングにタルや敵をぶつける面になっている。アクションや操作方法は、スーパーマリオUSAに近いと言えばわかりやすいだろうか。
当作品のマリオはバック宙返りや逆立ちなど、AC・FC版に比べてアクションが大幅に増えた。しかし、アクションが増えたとはいえ、マリオは高いところから落ちたら死ぬという特徴は変わらないため、『スーパーマリオブラザーズ』などで慣れ親しんだプレイヤーは、当作品のマリオが非常に弱々しく感じてしまう。
初代ドンキーは本作を最後に一線を退いてクランキーコングとなり、本作の半年ほど後に発売された『スーパードンキーコング』以降は、孫が2代目ドンキーコングを襲名している。なお、本作のパズルアクション要素を受け継いだ『マリオVS.ドンキーコング』シリーズに登場するドンキーは、現在の2代目ドンキーである。(ただし、初代ドンキーコングはその後もゲームボーイギャラリー2などで登場している)
スーパーファミコンでゲームボーイのソフトが遊べる周辺機器『スーパーゲームボーイ』が初めて対応したゲームの一つ(もう一つは『テトリスフラッシュ』)で、当時のテレビCMなどの広告では『スーパーゲームボーイ』と一緒にPRされていた。現在はバーチャルコンソールでも配信されているが、残念ながらこの『スーパーゲームボーイ』の画面で遊ぶことはできない。
関連動画
BGM(特に終盤)は密かに評価が高く、ニコニコ動画ではアレンジも僅かながら投稿されている。
関連商品
関連項目
- マリオ
- ドンキーコング
- スーパーゲームボーイ
- マリオvs.ドンキーコングシリーズ
- スーパードンキーコング - 本作の5ヶ月後に発売
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