ドンキーコング64とは、NINTENDO64にて1999年12月10日に発売された3Dアクションゲームソフト。
『スーパードンキーコング』シリーズ初の3Dアクションゲームである。
2015年4月2日よりWii Uのバーチャルコンソールで配信中。
概要
スーパードンキーコングシリーズ | |
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ドンキーコング64 DONKEY KONG 64 |
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基本情報 | |
ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | NINTENDO64 |
開発元 | レア |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 1999年12月10日 |
人数 | 1人 2-4人(対戦) |
バーチャルコンソール | |
対応機種 | Wii U |
発売日 | 2014年11月26日 |
価格 | 1,028円 |
ゲームソフトテンプレート |
『スーパードンキーコング』の続編で、引き続きレア社が開発を担当している。
元々は『ウルトラドンキーコング』というタイトルで64DD向けに発売予定だった。
ハイレゾパック(メモリー拡張パック)を必要とする作品の1つ。
同社が開発した『バンジョーとカズーイの大冒険』のシステムを多く受け継いでいる。
3Dアクションだが、『スーパーマリオ64』のようなアクション中心の作品というよりは、プレイヤーキャラの特徴を活かして複雑なフィールドのギミックに挑戦する、謎解き中心の作品である。ただし、ディディーコングのジェットパックなど操作に癖のあるものが多く、アクションが簡単かといわれるとそうでもなく、全体として難易度は高い。
また、『バンジョーとカズーイの大冒険』同様、ちょっと不気味な描写も多いが、そちらほどトラウマ要素を抱えているわけではない。しかし、セーブオーバーは健在。
ドンキーコングをはじめとして5人(?)のキャラクターを使用でき、既にクリアしたステージにも別のキャラクターで挑戦するなどして謎解きを行える。
あらすじ
『スーパードンキーコング』でDKアイランドを襲撃しドンキー達にボコボコにされたキングクルールが、新型高性能兵器「ブラストマティック」を移動要塞島クレムリンアイランドに抱えて帰ってきた。
ところが直前で、要塞が岩に激突してブラストマティックが故障、要塞自体も座礁してしまう。
修理のための時間稼ぎに、キングクルールはディディーを初めとしたサル達を攫い、さらに島の秘宝である「ゴールデンバナナ」を盗んで、いたるところに隠してしまった。
しかし詰めの甘いクルールは、ドンキーコングを攫っていなかった。
ドンキーは、仲間とバナナを取り戻すために奮闘する。そしてやがて5匹のコングが揃うと、彼らはキングクルールの野望を打ち砕くために協力して立ち向かう。
システム
キングクルールが襲来したDKアイランドには計8つのステージがあり、5匹のコングを使い分けながらそれらのステージに挑戦していく。
コング達はそれぞれ、移動速度や攻撃力が違うほか、急な斜面を登ることができたり、空を飛べたり、滑空できたり、巨大な岩も壊す強力なパンチを放てたりという固有の特殊能力を持つ。またそれぞれが、専用の「銃」と「楽器」を持っている。これらを利用して、ステージ内の仕掛けを解いていく。例えば、ドンキーコングの楽器・ボンゴブラスターを演奏しないと開かないドアがあったり、ランキーコングしか昇れない坂道があったりする。
様々なアクションを駆使し、「ゴールデンバナナ」を集めるのが今回の主な目的。ゴールデンバナナは、(一部を除き)各ステージごとに25本隠されている。それぞれ、各キャラクターごとに5本入手可能である。つまり1つのステージの中に、それぞれのコングが固有の能力を利用して解ける仕掛けが5個存在することになる…と単純に考えがちだが、実際はせっけいず絡みや各々ミニゲームの存在、仕掛けアンロックに必要な能力の限定で入手経路はかなり入り組んでいる。
ゴールデンバナナは普通に進めると合計200個取ることができる。なお、各ステージの入り口を開ける為に必要なゴールデンバナナの本数は後に行くほど増えるため、挑戦の順番及び探索の必要性は定まっている。そして数多くの収集アイテムが行く手を阻む(!?)ので、集めるだけ集めるのがよい。
収集アイテム
収集アイテムとしては他に、バナナ、バナナメダル、バナナコイン、バナナフェアリー(の写真)、せっけいず、クラウンなどがある。これらは全て、ファイル画面の達成率に強く影響する。
バナナは各ステージごとに落ちており、そのステージのボスに挑戦するためには、5匹合計で一定数以上集めなければならない。ステージに落ちている5色のバナナは、5匹のコングそれぞれのイメージカラーに対応している。そのため、その色に対応しているコング以外は、せっかくバナナを見つけたとしても拾うことは出来ない。1つのステージにつき、各コングごとに100本落ちている。各ステージでは、1つのキャラクターで75本バナナを集めるごとに、バナナメダルが手に入る。このメダルをある程度集めることで、クランキーラボにてミニゲームが遊べる。
バナナコインはその名の通りバナナの描かれたコインで、バナナと同様5色に分かれてステージ内に落ちている。コングファミリーとの買い物などで必要となる通貨であり、クランキーの薬やファンキーの銃、キャンディーの楽器の購入や強化に必要になる。新しいステージに入った時点でいずれかの店に新商品が入荷するため、新しいステージに入ったら彼らを訪ねてみよう。
バナナフェアリーは、DKアイランドに散らばった妖精。『スーパードンキーコング3』のバナナバードにあたるものとみていい。DKアイランド近くの「バナナフェアリーアイランド」のバナナフェアリー・クイーンから全部で20匹のカメラ撮影、もとい回収を頼まれる。撮影した数に応じて、隠し要素が開放される。これらは違うファイルにも影響するのでチートでニューゲーム状態の実現も可能。なお、カメラのフィルムは有限で、落ちているものを拾って補給する必要がある。飛び方がトリッキーなため、簡単にはレンズに収められない。しかも1か所だけ2匹飛んでいる場所があり、そこは2匹まとめて撮影しないと成功とみなされない。全てのフェアリーを回収してバナナフェアリー・クイーンに会いに行くととあるアイテムが貰える。
せっけいずは、その名の通り、ブラストマティックの「設計図」である。
カスプラットを倒すごとに手に入る。これもコングごとに対応した色になっているため、各キャラクターでカスプラットを倒す必要がある。どのコングに対応したせっけいずを持っているかは、カスプラットの頭の色を見れば一目瞭然。
後述の通り、ゴールデンバナナと交換出来る。また、集めた数に応じて、ラストステージの難易度が低下する。
クラウンは、バトルアリーナをクリアするごとにもらえる。あまり数は多くないが、対戦モードやラストステージのエリア開放のために必要となる。
ちなみに「N64コイン」と「レアコイン」というものもあるが、まあそのうち手に入るよ。
コングクルー
ドンキーコング
おなじみ、過去に二度も攫われた我らがヒーロー。
タル大砲に入ったり、無敵になったり、レバーを引いたりとオーソドックスな力を使って謎を解く。
専用銃は「ココナッツ・ガン」。楽器は、「ボンゴ・ブラスター」というボンゴ。
イメージカラーは黄色で、黄色いバナナやバナナコイン、せっけいずを拾える。
ディディーコング
専用銃は「ピーナッツ・ポップガン」。楽器は「エレキ・ショッカー」というエレキギター。
クリスタルココナッツを消費することで、「バレルジェット」を装備して空を飛べる。
ピーナッツポップガンとバレルジェットは、後に『大乱闘スマッシュブラザーズX』でも披露された。
その他、尻尾をばねにして高くジャンプしたり、強力なタックルを披露したりする。
ランキーコング
臆病でのんびりした性格。顔が間抜けで手が長く、クルー随一のギャグキャラクター。なぜか関西弁。
カズーイダッシュ逆立ちして坂を駆け上ったり、ターボシューズ自分のバレルの力ですばやく走れたり、風船みたいに膨らんで浮かんでみたりする。
専用銃は「グレープ・シューター」という吹き矢。楽器は「トロンボーン・クラッシュ」。
タイニーコング
クルーでも随一小柄で、クリスタルココナッツを消費することでさらに小さくなる。ラスボス戦では、小柄になって相手の靴に入り込み指を攻撃するという、非常にスケールの小さい激闘を繰り広げる。
ツインテールを回すことで、ディクシーを髣髴とさせる回転ホバリングが可能。また、彼女だけが使えるワープパッドなどがある。
専用銃は、カズーイの羽赤い羽根を飛ばして攻撃する「フェザー・ボウガン」。楽器は「サックス・ハリケーン」というサキソフォン。
チャンキーコング
最後のコングクルー。海外のみ、ディンキーの兄という設定がある。
力自慢で鈍重な巨体の持ち主だが、その外見に反して優しく臆病な性格を持つ。
タイニーと対照的に、巨大になったり、強烈なパンチをかましたりといったパワフルな能力が多く、反面鈍い。また、体だけ透明になれたりする。
専用銃は、クルーのなかでも最も巨大な「パイナップル・ランチャー」。しかし楽器は、クルーの中でも一際おとなしい「トライアングル・ウェーブ」というトライアングル。ディディーやタイニーが小柄な体でパワフルな演奏をする一方、巨大でトライアングルをかわいらしく鳴らすチャンキーの姿はかなり目立つ。
オープニングでは一人だけ大ボケをやらかしているが、最終決戦では一人だけ真っ当な戦い方をし、クルールにトドメを刺すという大役をつとめる。
愉快な協力者達
クランキーコング
今回は、DKアイランドのそこかしこにラボを構えており、コング達に、パワーアップと称して怪しいクスリを売りつけてくる。覚えるパワーアップは「ヒップドロップコングスラム系」「体格活用系」「バレル系」「パッド系」の4種。要は、上述したコングごとの特殊能力である。
1つ残らずパワーアップしておかないとステージのギミックが解けないため、コンプリートどころか最終決戦に行くのも難しい。ちなみに、彼の作る薬はクソ不味いらしく、飲んだコングは皆むせこむ。
また終盤では、ライトユーザー泣かせの難関となる。
レア社の往年の名作『JETPAC』を遊ぶ環境を何故か整えており、これで5000点以上のスコアを出さないと、ボスステージ開放に必要な「レアメダル」をプレイヤーにくれないのだ。
そのため、プレイヤーは、彼のラボで『JETPAC』に挑戦しまくることになる。
なお、若き日の彼とマリオの激闘(?)を描いた初代『ドンキーコング』も劇中でプレイ可能で、しかもこちらも、ボスステージ解放のために必要なもう1つのメダル「64メダル」の開放のために必要だったりする。
リンクリーコング
クランキーの妻。
『スーパードンキーコング3』の一件の後お亡くなりになってしまった。
今作では幽霊になりながらもなお現世に留まっており、各ステージの入り口で、コングごとにステージの仕掛けのヒントを与えてくれる。出現するときのコーラスというか音が怖い。ヒントがなくても十分攻略は可能なので彼女のヒントを一切聞かないままコンプリートしてしまう猛者もいる。
ファンキーコング
これまでは飛行機を利用した運輸業を営んでいたが、今作では、クランキーと同様いたるところに銃器店を構え、コング達をサポートする。
コング達の銃は彼から買う。また、ゲームを進めると、弾薬の数や威力などをパワーアップしてくれる。
キャンディーコング
『スーパードンキーコング2』以来久々、メインキャラクターとしては『スーパードンキーコング』以来の登場。
コングとの恋愛模様は今作では一切描かれない。
そこかしこに楽器店を構えており、コング達に楽器を売っている。また、たまにスイカ(体力ゲージ)を増やしてもらえる。
彼女の作る楽器は強烈で、画面内の敵を全滅させるほか、パッドの上で演奏することでギミックを解けたりする。
クランジー
コング達の何倍もの巨体の持ち主で、兄に逆らったため、檻に閉じ込められて要塞に牽引されている。あまりにも大きいため、要塞本体には収容できないようだ。
各ステージのボスを倒すと彼の檻の鍵が手に入る。
性格は、兄とは正反対に心優しく臆病。ただし巨体ゆえやることは凶暴で、コング達が自分の檻の鍵を持ってきてくれた際には、次のステージの入り口が開いてしまうほどの、島中にゆれが響き渡る大暴れをする。また、兄の乗った飛行機を叩き落したりする。
スナイド
ブラストマティックの設計者兼ゴールデンバナナを40本持つ男。
せっけいずを1枚持っていけばゴールデンバナナを1本くれる。何枚であろうと、持っていった数だけくれる。全てのせっけいずを彼にあげると作中に登場するミニゲームを自由に遊べるようになる(トロッコでのコイン集めやレースなどステージ固有のものは除く)。
ボス
アーミィ・ジロー
サイボーグアルマジロ。『スーパードンキーコング』に登場していたアーミィ共の親分のようだ。
背中の左右に、間抜けな音を立てて巨大化する砲塔その他兵器を装備しており、転がり攻撃とあわせてコング達を殲滅しようとする。
ドンキーコングと、1面と6面で、2度対決する。
- ジャングルガーデン
雷鳴とどろく中で、ドンキーコングと対決。転がり攻撃と、砲撃で攻撃するが、TNTバレルを喰らって敗北し逃げ帰る。その後、クルールに報告した際に大目玉を喰らい、ひきつけを起こしたかのようにひっくり返っていた。 - クリスタルどうくつ
薄暗い洞窟でドンキーと再び対決。左右の砲塔に加え、浮遊が可能なジェット、上空からの落下による衝撃波、高射砲砲撃、追尾ミサイルを発射可能な超巨大砲塔を追加してコングに挑んだが、同じ方法で敗北。小さくなって消えた。
高射砲砲撃や追尾型ミサイル攻撃は回避が非常に困難で厄介な攻撃なのだがやられる寸前までこれらを隠し持っていたというのが大きな敗因の一つ。結果的に難易度の低いボスと化してしまった。
ドガドン
トンボのような竜。火を吐く能力を持ち、溶岩のたぎるボスステージでコング達を迎え撃った。溶岩にある程度沈んでも平気などころか、短時間ではあるが泳ぎ回る耐久性を持つ。
アーミィ・ジローと同じく、コング達とは2面と5面で2度対決した。
- アステカンウインド
火山の火口の様に溶岩がたぎる中に、石柱のステージが立っている所でディディーと対決。
ディディーがじゃれている内にドガドンの子どもを潰してしまったことで、怒り狂って出現した。
TNTバレルをぶつけられ、溶岩に沈んだ。 - ひるよるウッド
アステカンウインドのボスステージと同じ形だが、同一の場所かはわからない場所で、チャンキーと対決。おびえるチャンキーを前に溶岩の中から這い上がり、問答無用で襲い掛かった。
前回の数倍強くなっており非常に厄介。
且つ最後の最後まで文字通り死闘を繰り広げる強力なボスとなっている。
前回と違い、TNTバレルを3度ぶつけても倒れないどころかさらに怒り、ステージそのものを破壊し、一定時間後には床そのものが火口に沈んで問答無用でゲームオーバーという極限状態にチャンキーを追い込む。また、ステージの端にぶら下がらないと避けられない巨大な炎の波を吐くようになる。
チャンキーは、わずかな隙を見つけてTNTバレルをぶつけ、さらに巨大化して直接殴るという戦法をとらされる。もし1度でも攻撃のチャンスを見逃したら、ドガドンを倒す前に床が沈みきってしまう。
急がなければ火口に沈むという緊張感、スピード感と緊迫感あふれるBGM、そして直接殴りかかるという熱い展開から、今作中でも特に人気の高いボスバトルとなっている。
上手く戦った場合、最後はチャンキーのラッシュの前にノックアウトされる。ブッ飛ばされて溶岩に落ち、激しい抵抗をしながらも、断末魔を上げつつ沈んでいった。
最後には、クルールの下に逃げ帰った。期待を膨らましていたクルールの前で、失敗の報告をつらつらと述べていた。
マッドジャック
巨大なダイスの中から、びっくり箱のように飛び出してくるピエロのような巨大人形。お世辞にも可愛いとは言いがたく、耳障りな笑い声を上げる。地声はどう聞いてもドナルド・ダックです。
1面と2面のボスが情けなかった反動か、3面という序盤ボスの割には強敵。何より手が疲れる。
青と白のタイルが上についた柱が乱立したステージで、タイニーと対決する。
巨大な柱の上を、ダイスの状態で飛びまわってタイニーを潰そうとする他、飛び出して口から火炎弾を飛ばしてきたり、ダメージを受けると指から強力なレーザーを放ってきたりする。挙句の果てには透明化する。
ステージの性質上、常にホバリングを繰り返して逃げ続ける必要がある上、それまでのボスと違って攻撃方法が多彩なため、非常に手ごわい。
直接攻撃ではダメージを与えられず、しばらく逃げ回っていると特定のタイミングで柱の上に現れるスイッチを押すことで、柱からジャックに攻撃が加えられるという仕組み。ただし、焦ってスイッチを間違えると自分にダメージがくる上、再びダイスの回避からやり直しとなる、というダブルパンチ。
最後は、足場が引っ込み地面に落ちて粉砕、敗北する。
パフトス
嵐の吹く入り江のようなステージで、小船に乗ったランキーコングと対決する。
小さいハリセンボンを放ったり、火の玉を吐いたり、大波を起こして攻撃してくる。巨大な入り江の中心に鎮座して動かない。
ランキーがステージ中に出現するリングを制限時間内に連続してくぐることで、パフトスの周囲に柱がせり上がり、5本せり上がった時点で電撃攻撃が加えられる。
しかしこのランキーのボートが非常に操作性が悪い。おまけに、攻撃回数を重ねるごとにリングがどんどん小さくなり、制限時間もどんどん短くなり、ボスの攻撃はどんどん激しくなり、天井から火の玉が落ちてきたりと、戦いが進むにつれて難易度が飛躍的に上昇する。
結果として、マッドジャックに引き続き、中盤のボスでありながら屈指の強敵となっている。
5回電撃を喰らったところで、穴の開いた風船のようにしぼみながら飛び回り、最期はぺらぺらの小さな紙のようになって沈んでいった。
キング・カットアウト
王様の張りぼて。キング・クルールの描かれた巨大な張りぼてのはずなのだが、何故かレーザーを放ったりしてくる7面のボス。
クルール達が地道に作った。
四方を城壁に囲まれたステージで、城壁の後ろを高速で移動しつつ「ハワーッ!」と奇声を上げて脅かしてくる。
ステージ中央の大砲からコング自身を砲弾にして発射して攻撃する。
攻撃を外して城外に落ちたら即死となるがコングは5匹総出で挑むことになるので、実際には4回までミスが許される。仮に単体で挑むボスだったなら難易度は跳ね上がっていただろう。
あたるごとにボロボロになり、動きもすばやくなっていったが、9回当たったところで崩落した。
キング・クルール
従来は間抜けなボスとして描かれてきたが、今作では声が怖いほか、裏切り者を容赦なく処刑したりと恐ろしい描写が目立ち、反面ギャグ描写が殆どなく、まさにボスらしいボスの雰囲気を纏っている。
終盤までコング達とは殆ど絡まない。
ラストステージをコング達がクリアすると、ブラストマティックを破壊されて手立てがなくなり、小型飛行機で脱出しようとする。しかし、コング達の手で脱獄に成功したクランジーによって小型飛行機は叩き落とされ、砂浜に墜落。追撃してきたコング達と船内で最後の戦いを繰り広げることになる。…はずなのだが、そこまで進行した状態でゲームを終了しても変わらずセーブオーバー映像が流れる。
飛行機の中には何故か観客が多数押し寄せるアリーナが広がっており、3分12ラウンド制で、ボクシングスタイルでコング達全員に戦いを挑む。
ただし、リングにレフェリーがいないため何でもアリである。また、タイムキーパーはズルしませんと言っているが実際はクルールがダウンすると10カウントになる前に時間切れのゴングを鳴らすというズルを行う。
透明化する能力、足の指を1本ずつ伸ばす器用な能力など、多彩な能力と問答無用の巨体を駆使する。
しかし、ドンキーには大砲で体当たりを喰らい、ディディーには照明器具を脳天に落とされ、ランキーにはバナナの皮で滑らされ、タイニーには靴の中の足の指を攻撃され…と散々な目に遭ったがゴングに助けられ(先述の通り)尚も戦っていたが、結局チャンキーの巨大化からのパンチパンチによって気絶KOとなった。
試合に敗北した後目を覚ましチャンキーを後から襲おうとしたが、キャンディーコングの色仕掛けにはまってしまい、その隙にファンキーコングの特製兵器で場外へ蹴り出された。
そのまま、クランジーの檻に突っ込んでしまい、ボッコボコにされたようだ。
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関連項目
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- 大場奈々
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