ドーベルマンとは、
歴史
別名、ドーベルマン・ピンシャー、ドーベルマン・ピンシェル。
ドーベルマンを生み出したのは、カール・フリードリヒ・ルイス・ドーベルマンと言う一人のブリーダーである。ドイツ・アポルダ(Apolda)の収税人を務め、また野犬保護員としても働いていた彼は、徴税の際に持ち運ぶ現金を守るために優秀な警備犬を、ジャーマン・シェパード・ドッグ、ロットワイラー、ジャーマン・ピンシャーなどを掛け合わせた上で産出した。
1894年のドーベルマンの死後、この犬種には作出者の苗字から「ドーベルマン・ピンシャー」と名付けられた。そして第二次世界大戦後の1948年、警察犬や軍用犬として活躍したため猟犬を意味する「ピンシャー」の名は相応しくないという理由で、正式に「ドーベルマン」に改名され現在に至る。
現在では、専ら警察犬・軍用犬・麻薬探知犬などの厳しい訓練が求められる分野で活躍している他、ペットとして一般家庭で飼われる事もある。
特徴
ドーベルマンは強靭な筋肉と、引き締まった細身の体、それを強調するような極短な体毛を持つ。毛色は、一般に想像されるようなブラック&タン(茶)の他、ブラック部分に様々なバリエーションがある。
平均的なオスの体高は68~72cm、体重は40~45kg。メスの体高は63~68cm、体重は32~35kg。
性格は、使役に用いられる犬種のため非常に忠誠心が強く、強い忍耐力と警戒心を持つ。その分、飼い主や家族以外には攻撃的になりやすいため、初心者の飼育は非常に難しい。
一般的にドーベルマンのイメージとされる「鋭く尖った耳、短い尻尾」は、人為的に切断する事で得られる見た目であり、近年は動物愛護の観点からこれを行わない事も多い。その時の顔立ちは同じドイツ原産のダックスフントに似ており、断耳・断尾するよりも大分温和に見える…と思われる。
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