ドーン・オブ・ザ・デッド(Dawn of the Dead)とは、
- ジョージ・A・ロメロ監督による1978年公開の映画。原題は『Dawn of the Dead』、邦題は『ゾンビ』。 →「ゾンビ(Dawn of the Dead/1978)」の記事を参照。
- ザック・スナイダー監督による2004年公開の映画。原題は『Dawn of the Dead』、邦題は『ドーン・オブ・ザ・デッド』。上記1.のリメイク作品。本項で記述する。
導入
アメリカ合衆国のワシントン州エベレット。看護師であるアナは夫と共に平穏な日常を過ごしていた。しかし近所に住む怪我をした女の子に夫が頸動脈を食い破られ殺されてしまう。悲しむのも束の間、なんとルイスは息を吹き返す。しかし様子がおかしい。直後、ルイスはアナめがけて襲い掛かってきた。バスルームの窓から外に出たアナは自分の家で起こった怪奇現象がそこら中で起きていることを理解しトヨタ・カローラに乗り込みラジオで聞いた避難地目指し逃げ惑うも、途中略奪者に襲われ車を木にぶつけて気を失ってしまう。目を覚ましたアナは黒人警官やロシア人妊婦などと合流し、避難地はすでに崩壊したことを知り近くのショッピングモールへと足を踏み入れる。
概要
原題は同じなためファンからは「新丼」と呼ばれる。
『ゾンビ』が「本当に怖いのは人間」と言った作風だったのに対しゾンビが全速力で走るようになったため「人間より圧倒的にゾンビが怖い」という作風にチェンジしている。
登場人物たちの戦闘力も高め。
この変更は従来のファンからは「『ゾンビ』のリメイクである必要が無い」や「走るゾンビなど認めない」などの批判も受けたが本作は大ヒット。
今作品は「走るゾンビ」の元祖ではないが記念碑的な作品と位置付けられている。
登場人物
アナ
主人公の金髪白人女性。モールの人達がゾンビを殺すゲームに興じるのを冷めた目線で見るなどゾンビに対しても一定の憐れみを持っている模様。
ケネス
屈強な黒人警官。気絶後、アナが初めてであった生存者。武骨だが自殺願望を口にするなど繊細な面も(しかし死んでもゾンビになるなら安らげないとすぐ考えを改めた)。軍勤務の弟がいる。アンディとは一回も会話をせずとも兄弟のような深い絆を結ぶ。演者が撮影用のショットガンをいたく気に入り四六時中離さなかったらしい。
マイケル
モール手前で遭遇した40歳のTVセールスマン。見た目は頼りないが冷静で行動力も意外とある。台詞から察するに妻子ともに死んでしまったらしい。趣味はコメディ映画鑑賞。
アンドレ
モール手前で出会った若い黒人男性。犯罪歴がいくつかあり「自分は間違いなく地獄行き」だとか。血の気が多いが生まれてくる子供には自分とは違った生き方をしてほしいと願う。
ルーダ
モール手前で出会うロシア人女性。アンドレの子供を身ごもっている。小説版によると子供の名前は「ダーシャン」に決めているようだ。
CJ
モールを支配していた警備員。口調は高圧的だが彼の提案は大抵主人公たち側の意見よりも正しいと感じることも多い。戦闘能力は非常に高く本作の真の主人公とも言える。
テリー
パシリにされている警備員。CJに不信感を抱き主人公側へ寝返る。ニコールと恋仲になり彼女を積極的に守る。
フランク
背の高いニコールの父。逃げ込んできた時点で既に噛まれている。
スティーブ
基地から逃げてきた口の減らない30代男性。ミシガン湖にクルーザーを持っている。
モニカ
基地から逃げてきたセクシーブロンド。スティーブとセックスに興じるほかノーマとも仲がいい。
グレン
基地から逃げてきた白髪のおじいちゃん。騒動が起こる前は教会でピアノ弾きをやっていたが無神論者であり尚且つゲイ。モールに立てこもった後は女装を楽しむ。
タッカー
帽子が特徴的な基地からの生存者。中年の白人男性。冴えない見た目だが重火器の扱いにたけている。
ノーマ
おばあちゃん。基地からの避難者は全員このおばあちゃんが運転するトラックに乗ってやってきた。モニカに対して母親のように接する、肝っ玉母ちゃん。
名無しのデブ
基地から逃げてきた名前の明かされない太った女性。モール到着時点で既に致命傷を負っている。実は演じているのは男。
アンディ
モール近くで営業していた銃砲店の店主。空腹の状態ながらチェスでケネスを打ち負かしたりゾンビ群衆の中の有名人に似た(実際はあまり似てない)ゾンビを撃ち殺すというお題のゲームを速攻でやり遂げるなど兎に角有能そうな男。アリエルという金魚を飼っている。本作を名作たらしめる要因の一つ。本編ではあまり声を聴けないがDVD特典ではアナたちがモールにつく前のサバイバル生活を垣間見れる。
デヴィッド・バロウズ
DVD特典の緊急番組で登場するニュースキャスター。ゾンビ騒動が瞬く間に広がっていくさまを伝えていく。
関連動画
関連静画
関連項目
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